京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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学校教育目標:『自ら考え行動し、協働できる生徒の育成』〜つながりを意識した学校〜  目指す生徒像:「周りの意見に耳を傾け、自分の考えを適切に伝えられる生徒」

7月23日 バレー部夏季大会(3)

 さあ、いよいよ大一番!
 ここを勝利すれば、府大会出場決定です!
 相手は春季大会準優勝の強豪校。試合前のアップを見ると、サーブもスパイクもなかなかの威力です。しかし、だからこそやりがいがあるというもの。『優勝』という目標を言葉にして、みんなで想いを一つに円陣を組みます。
 「てっぺん!」
 そうそう、もうおなじみの光景になりましたが、円陣はコートの中で6人が行うときに、ベンチのメンバーも同時にやっています。残念ながら、今日この会場に来れない部員たちも、それぞれの場所で一緒にやってくれていることでしょう。バレー部は、こうしていつもみんなで戦っています。
 いよいよ試合開始!
 「ガンバレ〜!」
 幸先良く3点をリードします!
 しかし、相手も強烈なサーブとスパイクで反撃してきます。
 「うわ〜強烈や!」
 「負けるな〜!」
 「お〜ナイスコース!」
 こちらも負けじと、フェイントもうまく混ぜながら点を重ねて行きます。
 ところが、相手の強烈なサーブで連続ポイントを許してしまいます!
 「やばい、追いつかれてきた!」
 「落ち着いて〜」
 「えらい、よく打ち切った!」
 「大丈夫、リードしてるよ〜!」
 相手の猛反撃、1点差まで詰め寄られた!
 そこをタイムアウトで立て直し、4連続ポイント!
 25−20で第1セット先取!
 「よっしゃ〜!」

 この勢いで第2セットへ!
 しかし、相手は春の準優勝校。
 “ここで負けるわけに行かない!”と怒濤の攻撃を仕掛けてきます。
 あっという間に6点のリードを許してしまいます。
 「やばい!」
 それをサービスエースやスパイクで押し返し、2点差に詰め寄ります!
 そして、1点差!
 「あと1点!」
 「いけるよ〜」
 しかし、最後は4連続ポイントで押し切られ、17−25で第2セットを落とします。

 追いつかれての第3セット。
 流れは相手にあります。そこをどう立て直すか!?
 「ガンバレ〜!」
 第3セットは15点先取。
 始まりました!
 「いけ〜!」
 しかし、先行され、相手のサービスエースもあり、3点のリードを許してしまいます。
 「大丈夫、1点ずつ!」
 ナント、声援に応えるように、その3点差を連続ポイントで追いつきます!
 そして、食らいつきます!
 ここから取って取られて、なかなかあと一歩、リードできません。
 「気持ちで負けるな!」
 「みんなならやれる!」
 祈るように見つめる応援団。
 その気持ちに応え、逆転します!
 「やった〜!」
 でも、
 「うわ〜追いつかれた!」
 「ガンバレ〜!」
 「デュース!」
 「行けるよ〜」
 相手の強烈な攻撃を、こちらは堅い守りでしのいでつないで、粘りきります!
 そんな中、相手のスパイクがアウト!
 「やった〜!」
 ベンチも応援団も総立ち!大逆転勝利です!
 最後の最後までみんなでつないで粘って、あきらめることなくやり抜きました!

 興奮冷めやらぬ中、顧問の先生にお話を聞きました。
 「今日のためにみんなで頑張って来ました。
『今日勝ち上がることができれば、3年生とこのチームで、またバレーボールができる、そして、府下のチームと勝負ができる。』
 みんなでそう言い聞かせて、取り組んできました。
 私たちは、“応援されるチーム”を目標に、この夏を迎えました。
 個々の力はなくともチームスポーツの強みがうちにはあります。チームワークと練習です。3年生も2年生も本当に1球に想いを込めて、必死でした。
 今日も相手校からの1点にかける想い、強烈なスパイクやサーブを受けながらも、仲間を信じて、やりきってくれました。私は選手達の心が強くなった姿を目の前で見させてもらい、本当に感謝です。京都府大会出場が決まったあの瞬間の興奮が、今でも冷めません。
 ただ、まだ勝負は続いています。うちに負けてきたチームの想いをしっかり受け止め、『勝ち上がったチームの責任を果たそう』と、最後は気を引き締めて解散しました。
 今日もたくさんの応援ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。」

 “応援されるチーム”
 ステキな目標です。
 そう言えば管理用務員さんも応援に来てくださいましたね。
 「うちの生徒たちは、生徒会の委員会中に、部活毎に率先して掃除してくれたりする、みんないい子たちや。そんな中でバレー部の子は、いつも中庭の掃除や校内の整備も一緒にやってくれる。中庭の桜は本当にキレイやけど、その分花びらも落ちるし、葉っぱも落ちる。それは誰かが掃除せなあかん。そんなことをわかって動いてくれるあの子たちは“応援したい”と思わせてくれる。うれしいことや。」
とおっしゃっていました。
 応援される人は、“応援したい!”と思わせる何かがあるのですね。

 バレー部のみんな、応援させるその力・磨き上げてきたチームの力で、明日の試合も輝いてください!楽しみにしています!
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