京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/30
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学校教育目標:『自ら考え行動し、協働できる生徒の育成』〜つながりを意識した学校〜  目指す生徒像:「周りの意見に耳を傾け、自分の考えを適切に伝えられる生徒」

JSPOオンラインフェアプレイスクール(2)

 まず、星さんのエピソード動画を視聴します。
 次に、それぞれの学校から、『私の思うフェアプレーエピソード』を発表。
 太中を代表して発表してくれた3人の『私の思うフェアプレーエピソード』、紹介します。

●僕はソフトテニス部に所属しています。テニスは相手のコート内にボールを入れないと失点というルール。だから当然、インかアウトかを見極めることは、テニスにおいて非常に大切なことです。テニスの試合では、自分から見るとインかアウトかがわかるが、相手から見るとよくわからないことが良くあります。そんなとき、相手のボールが入っていて自分がミスしてしまったと正直に言うか、相手のボールがアウトだったというか、2つの選択肢があります。「勝つ」ことだけにこだわる人ならば、間違いなく後者を選ぶでしょう。しかし、テニスを「楽しむ」ためにプレーする人ならば、前者を選ぶのではないでしょうか。僕は、アンフェアなプレーは勝負の結果にこだわりすぎるから起こるのだと思います。確かに結果も大事だが、それと同じくらい過程も大事だと思うからです。フェアプレーで相手に勝ったときは、言葉にできないくらいうれしい。アンフェアなプレーで勝ったとしてもうれしいかもしれない。しかし、何か心に残るものがあるのではないでしょうか。そうなれば、そのうれしさは激減してしまいます。アンフェアなプレーは、自分にとっても相手にとっても良いことはない。そのことを頭の片隅において、スポーツを「楽しんで」プレーしていきたいです。

●僕は体調のこともあり、あまりスポーツに対して積極的に取り組むことがなかったので、「フェアプレー」についてよくわかっていません。ですが、体育の授業のときに良い試合だったと思えたことを話したいと思います。
 バレーボールをしていたとき、チームの一人が熱中症で体調が悪くなり、途中でリタイヤしてしまいました。人数的に不利になったとき、相手チームはリードしていたにもかかわらず、再試合にしてくれたのです。再試合は負けましたが、あのとき、試合をやり直してくれた相手チームに、勝負の結果に関係なく、感謝の気持ちが溢れてきました。あの相手チームこそ、本当の意味での勝者だったのだと思います。
 そもそも体育の授業では、「球技」のほかにも「陸上」や「器械体操」など、たくさんの競技があるので、得意不得意が出てきます。でも上手な人も下手な人も関係なく、みんなで楽しむことが大切だと思います。
 そして僕は「フェアプレー7ヵ条」の「感謝しよう」「思いやりを持とう」に共感します。フェアプレーを心がけるためには、対戦相手に感謝するだけでなく、その場にいる全ての人に感謝の気持ちをもち、思いやりの気持ちをもつことが大事だと思いました。

●これは私が小学校の頃の話です。
 私は一時期、妹に誘われてテニス部に入りました。ですが、テニスの経験がほとんどない私は全く上達しませんでした。それに比べ妹は、私よりはるかにうまくなっていきました。そうして部活にも慣れ始めた頃、私は妹と比較されているように感じ始めました。それもきっかけの一つになり、私は母に言いました、「部活をやりたくない」と。母は好きにしたら良いと言ってくれました。でも、妹は「もう少し続けてみたら?」と言いました。複雑な気持ちになりましたが、私はもう少し続けてみることにしました。
 その日から妹の私への態度が変わりました。テニスをするいろいろなコツを教えてくれました。そのおかげで、進級する頃には少しレベルアップしていました。大きな成果こそ残せませんでしたが、妹がいたおかげで、あきらめないこと、支え合うことの大切さがわかった気がしました。

 そして、星さんのエピソードを聞きます。
 星さんへの質問タイムで出た質問を1つ紹介します。

Q「星さんは、タイムが伸びなかったりしてスランプになったときはどうしているんですか?」
A「私は16歳の時、バセドウ病になってしまい、一時は泳げない時期がありました。泳ぎたいのに泳げないわけです。このとき、泳ぐことの楽しさを改めて感じました。うまくいかないときには、この『泳ぐ楽しさ・泳ぐ喜び』を思い出すようにしています。」
 大変な病を乗り越えられた星さんの言葉。説得力とともに重みがありますね。
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