最新更新日:2024/04/30 | |
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7月29日 努力と工夫で、唯一無二のノートづくりを!
みなさん、懇談4日目です。
ようやくセミの声が聞こえるようになった昼間です。やっと夏めいてきました。 蒸し暑さの代わりに、猛暑がまもなくやって来るのですね。 熱中症対策、コロナ対策、万全にしておきましょう! さて今日は、1年生の廊下に掲示してある社会のノートについてです。 掲示してあったのは、合計12人分のノートのコピーです。よくできているノートが掲示されています。 この掲示物作成者のK先生にお話を伺いました。 推奨されているノートの形は、左が授業ノート、右が家庭学習ノート。授業で学んだことを、自分なりに咀嚼して自分の言葉でまとめ直していく、この作業が大切だとおっしゃっていました。これは社会科だけでなく、全ての教科で求められている力です。例えば、英語では授業ノートとは別に、自主学習ノートを作り、そのノートで家庭学習を進めていくようにしておられます。また、今はほとんどの生徒が高校へ進学していきますから、中学校卒業後の高校での学習でも、こうしたノートづくりができる力が必要とされています。大学でももちろんそうです。 ですから、中学校に入学した今のうちに、ノートづくりの基礎を培っておくことができれば、今後の学習に大いに役立つと考えています。 「なるほど〜」と思って、どんなノートが掲示してあるのか、のぞいてみました。 すると、あるノートでは、「地球の表面をながめてみよう」がテーマの授業で、海:陸=○:△で、海には3大洋、陸には6大陸があり、地域区分として6州、南極大陸はどの州にも含まれない等を授業で学び、それを元に、家庭学習で6州のさらに小さい区分を調べ、その中の主な国を一覧にしてまとめていました。 また、あるノートでは、「地球儀と世界地図の違いを探そう」がテーマの授業で、メルカトル図法や正距方位図法、モルワイデ図法の長所と短所を学び、それを元に、家庭学習で地図が生まれたわけを調べ、地図と地球儀の違いをまとめていました。 12のノートにはそれぞれ工夫があり、見事な「学び直し」が行われていました。きっと時間をかけて、頭をひねりながら、もしかしたら保護者の方の知恵も借りながら作り上げたものなのでしょう。一緒に考えてくださっている保護者のみなさま、ありがとうございます。 K先生は、このノートづくりの大切さとともに、難しさもわかっておられるので、見本となるノートを掲示されたのだと思います。『すぐに「これだ!」という形にたどり着けなくてもいいから一歩ずつ進んで欲しいと思うので、まずは、学んだことを写すところから始めてくれれば』とおっしゃっていました。2学期には、新たなノートの見本を掲示される予定です。新たな「努力と工夫」を楽しみにしています。 |
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