最新更新日:2024/04/30 | |
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七夕に願いを
それぞれの学年のフロアに、七夕の飾りがしてあります。地域の方のご厚意でいただいた竹が、みんなの願い事で飾られています。今日はこの七夕についてです。
年に一度だけ会える織姫と彦星。日本には季節の行事がいろいろありますが、七夕はいちばんロマンチックだと言われています。 この七夕、一体いつから始まったのでしょう? 七夕はもともと中国の行事。今では日本・韓国・台湾・ベトナムなどに広がっています。日本に伝わったのは奈良時代だとか。 さて、七夕の由来として有名な伝説、「織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)」ストーリー。あなたは知っていますか? 天の神様には「織姫」という娘がいました。織姫は、毎日毎日、機織り機の前に座って、美しい布を織って暮らしていました。神様は毎日熱心に仕事をする娘が自慢でしたが、お化粧をしたり、着飾ったりしない娘のことが少し心配になり、娘にピッタリの結婚相手を探すことにしました。 神様が地上の若者を探していると、一生懸命牛の世話をする一人の若者がいました。「彦星」です。二人は結婚すると、とても仲良く暮らしました。 ところが、しばらくすると二人は仕事をしないで遊んで暮らすようになりました。織姫が機織りをしないため、天の服は足りなくなり、彦星が牛の世話をしないため、牛たちはやせてしまいました。神様が注意しても、二人は言うことを聞きません。怒った神様は、とうとう織姫を天の川の西側に、彦星を東側に引き離してしまいました。 離れ離れになった二人は悲しむばかり。これには神様も困ってしまい、二人に「毎日、一生懸命仕事をするなら、年に一度、7月7日だけ会わせてあげる」と約束しました。こうして二人はまた一生懸命仕事をするようになり、毎年7月7日の夜だけ、会うことができるようになりました。 めでたし、めでたし! 短冊には5つの色があり、それぞれの色にはこんな意味があります。 古来、中国では世の中は「木・火・土・金・水」の5つの要素からできているという考え方があります。この5つの要素にそれぞれ「青・赤・黄・白・黒」の色が定められています。短冊としては、黒は後に紫に代わり、青は緑が使われることもあるそうです。また5色は人間の5徳を表しており、それぞれの次のような意味があります。 ★青 仁(徳を積むこと) ★赤 礼(父母や祖先を敬うこと) ★黄 信(友達を大切にすること) ★白 義(約束を守ること) ★紫 智(学問に励むこと) 願い事を書く短冊の色にも、ふか〜い意味があるのです。 いかがでしたか?実は、七夕の由来には「織姫と彦星」以外に諸説あります。一体どんなストーリーなのでしょう? 世界の、そして歴史の中にある、まだまだ私たちの知らない夢とロマン。それを知り、学んでいく・・・。とっても素敵なことですね。 |
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