京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/14
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学校教育目標 すすんでかかわり その手で未来を創りあげる 桂坂の子〜あらゆる“であい”を自分ごとに〜

FOUNTAIN(校長室だより) No.20

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京都市立桂坂小学校  山本 泉

 今年度から新学習指導要領が完全実施となり,授業時間数に関しても前の学習指導要領に準拠したものと比較するとかなり増えているのも事実です。また,世間の風評では今までの「ゆとり教育」が学力の低下を生んだともいわれています。確かに歴史を振り返った時に,その時代に行われていたことが必ずしも正しかったとはいえないことがあるのも事実です。しかし,だからといって「ゆとり教育」の全てが間違っていたというわけではないと思います。教育に関しても「不易と流行」というものがあり,いつもその時代を反映しながら修正が加えられてきているものです。私たち教育に携わる者は,どの時代を通じても脈々と受け継がれてきている「不易」の部分を大切にしながら,その時代を踏まえた学習指導要領に則って学校教育を進めていかなければならないと思っています。
さて,今回から少し,その「不易」の部分につながる「学齢に応じた家庭学習」についてお話したいと思います。学齢に応じたといっても個人差があるのは言うまでもありません。一人ひとりが全く違った環境で,それまで何年間か育ってきたわけですから違って当然です。
 しかし,それでも一般的に見て,大体この学齢はこのような時期だということは言えますし,また,そのことを把握することが子育てにとって大切であると思います。前置きが長くなりましたが,今回は小学校低学年(1・2年生)の家庭学習について私の考えを書かせていただきます。
 さて,低学年の「育ち」や「学び」の特徴ですが,まず,まだまだ一人で何でもできるわけではありません。学習をするにしても,その内容や方法は学級担任や親が決めなくてはなりません。また,たとえやることが分かっていても,自分一人では最後までやり切ることができないことも多々あるので,横で一緒に見てあげたり,それが無理でも時々のぞいて声かけ(内容をしっかり見て)をしてあげたりすることが大切です。そして,最後までできたら「やったね!」「よくできたね。」などの褒め言葉をかけることで,すばらしい意欲を生み出します。
 また,いろいろなことに興味・関心をもち,何でも知りたがるのもこの時期の特徴です。質問攻めに合いうんざりしてしまいがちですが,いい加減な対応をしないで,一つひとつ真剣に,そして丁寧に答えてあげることが必要です。時には一緒に調べたり,考えたりしながら答えを見つけることも大切です。このことを,忙しいからとか,仕事で疲れているからなどという大人の都合でおろそかにすると,子どもは自分が相手にされていないと感じ,やがて質問もしなくなり,最後には物事に対して興味・関心を示さなくなるといわれます。こうなったときには,もう人の話も最後まで集中して聞けなくなったりします。
 人間は自分が周りから大切にされていないと心の歯車が狂ってきます。そして,他人も大切にしなくなります。そんなことにならないために,子どもの質問は正しい育ちのバロメーターと考えて,決しておろそかにしないよう心がけたいものです。 
また,この時期は「基本的な生活習慣を身につける」ということに重点を置くことが大切です。「早寝早起き」「しっかり朝食をとる」「朝の排便」「正しい姿勢で座る」などの習慣が身につくと,自然と学習の習慣も身につきます。
 つまり,「勉強しなさい。」とか「宿題はやったの。」とかいいながら,半ば無理矢理机の前に座らせなくても自分で学習に向かうようになるということです。
 また,低学年の家庭学習の時間のめやすは一般的な基準としては15〜30分までであるといわれます。ということは,学校から出ている宿題だけで十分だということです。(ただし,学校が適切な内容の宿題を出すことが前提ですが…)つまり,家庭学習といっても,低学年の場合は学校の宿題ができるよう,条件を整えることだということです。例えば,

1.学習前に,一緒に勉強する場所の整理整頓をする。
2.ランドセルをあけて学校からのプリント類や連絡帳を一緒に確かめる。
3.今日の宿題を一緒に確かめる。(よく,プリントなどを学校に忘れて帰る子がいるので,
早い時間に確かめる方がよい)
4.学習中,任せっきり(放ったらかし)にしない。
5.最後までやり終えたことを確かめる。

などが家庭でお願いしたいことです。ところでこれも一例ですが,忘れ物をして登校する子どもが大変多いです。そのことを保護者に伝えると,「いつも『時間割は合わせたか。』と言っているんですけどねえ。なかなか自分でちゃんとできないんです。」などという答えが返ってくることがありますが,これはちょっと間違っています。時間割合わせを初めから自分一人でできる子どもの方がまれで,普通はかなり長い期間一緒にやってあげて,それを習慣づけていく必要があるものです。いろいろな場面で,「子どもと一緒に〜する」ということの大切さが見えてきます。毎日となると結構大変ですが,ぜひご協力いただきたいと思っています。

第27回京都府小学生陸上選手権大会

 10月23日(日)西京極陸上競技場にて開催された,京都府小学生陸上選手権大会に参加しました。雨が降り交る中,日頃の成果を十分に発揮することが出来ました。オールシーズンの陸上競技は,トラックシーズンと駅伝(ロード)シーズンに大きく分かれます。今大会で,今年のトラック種目は終わります。これからも応援お願いします。
 
結果は以下の通りです。
 6年女子 走高跳 3位

◎ たくさんの応援有難う御座いました。

平成23年度運動会

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去る10月15日(土),運動会が開催されました。
快晴というわけにはまいりませんでしたが,小雨の降る中無事に最後のプログラムまで,全種目実施することができました。
途中に中断を挟みつつも,子どもたちはとても元気に乗り切ってくれました。

FOUNTAIN No.19

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京都市立桂坂小学校  山本 泉

夏休みが終わって学校が始まっても暑い日が長く続きましたが,10月を迎えようやく秋らしい気候になりました。前期終了に向けてのまとめの学習と並行して,運動会の練習が行われている日々,疲れて帰宅する子もいるだろうと思います。子ども達の体調管理や心のケアについて,お家の方でもご協力いただきますようお願いいたします。
さて,前回で校長室だよりの「子育て・教育フォーラム」シリーズも終わり,今度は何をテーマにしようかと思案しているところですが,テーマが決まるまでまた少し「校長のひとりごと」にお付き合いいただければと思います。よろしくお願いいたします。

子どもには短期的な目標を持たせることが必要
親として,子どもに望むこと,それはもちろん立派な人間に育ってくれれば…,ということでしょうが,そんな漠然としたことではなく,やはり目の前の一番大きな関心事は「とにかくしっかり勉強してくれること。」ではないかと思います。
例えば,小学校入学当初はどの親も我が子の学力に期待し,ちょっとした活躍に「末は博士か大臣か。」などという喜びを感じたり,あるいは我が子はスポーツ選手になるんじゃないかとか,芸術家になるかも知れないとか思ったりと,親の欲目は限度を知らずといったところではなかったでしょうか。ところが,学年が進むにつれて現実を思い知らされ,少しずつ目標を下げて(いやいや失礼,下げたのではなくアバウトにして)いくのが一般的なようです。
 それで,結局はまた「とにかく勉強が大事」というところに戻ってくることになります。将来,安定した暮らしを得るために,一流の大学を出てちゃんとした会社に就職できれば万々歳…。いや,一流でなくても大学さえ出てくれれば就職は何とかなるだろう…。う〜ん,わが子の学力では大学はまず無理だけれど,せめて高校ぐらいはちゃんと出ていないと…。などなど最終目標は違っても親の我が子に対する願いには共通するものがあります。
 しかし,親の心子知らずとやら…,決まり文句の「勉強しなさい。」「宿題はやったか。」などといっても,頼りない返事が返ってくるばかり…,「うちの子全然やる気出さへんわ〜。」という声が耳に聞こえてきそうです。でも,それは当たり前。「親の心」は子どもには解かりようがないものです。
 親である私たちは,当然子ども達と比べるとはるかに長く生きています。そのために,人生というものを長いスパンで見ることができます(というよりも,自然に長いスパンで見てしまいます)。ですから,もしかしたら小学校中学年くらいの我が子にでも「しっかり勉強して,大学まで行こうね。」などと,普通に言ってしまうかもしれません。でも,考えてみてください,その子が大学に行くまでにはまだ,その子が生きてきた人生をもう一度辿るぐらい長い時間があるのです。子どもにとって,そんな先のことが考えられるはずがありません。それは,あたかも成人式を迎え,大人の仲間入りをしたばかりの人に,40歳になったときにどうしているかを考えなさい,というようなものです。
 「いや,うちの子はちゃんと大学まで行くと言っていますよ。」とおっしゃる方もあるかも知れませんが,それはきっと周りからそう言われてその気になっているだけだと,私は思っています。
 例えば30年生きている大人が,「自分は3年先の目標を目指せる。」というのであれば,10歳の子どもは単純計算で「1年先」が限度だろうし,年齢が低いほど長期的な目標を持たせることは困難だということになります。
 つまり,言い方を変えれば,子どもはあんまり先のことは考えることができないので,代わりに親がわが子のライフプランを設計し,子どもには短期的目標を持たせ,「がんばり」をつないでいくことが必要だということです。
 短期的目標というのは,短い期間の継続努力で達成できる目標です。子ども達は,こういった短期的目標による達成感・成就感をどれだけたくさん経験するかで,設定目標の大きさや期間が増大していきます。途中で頓挫してしまうような目標よりも,わずかな努力で達成できるような到達目標を子どもと一緒に設定し,いくつも乗り越えさせることが大切なのではないでしょうか。

京都府小学生陸上選手権大会京都市予選大会

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 9月24日(土)西京極総合運動公園にて行われた。京都府小学生陸上競技選手権大会京都市予選に総勢40名で参加しました。スポーツ秋に相応しい天侯のもとで,精一杯力を発揮することができました。

結果は以下の通りです。

男子 走幅跳 4位
男子 走幅跳 8位
女子 走高跳 優勝
女子 走高跳 4位
女子 走幅跳 2位
女子 走幅跳 5位

◎ たくさんの応援有難う御座いました。



第19回 カザラッカコンサート

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 恒例のカザラッカコンサートが9月18日(土)行われました。PTA役員の方は昨日から周到な準備をされて今日を迎えました。午前中からリハを済ませ,いよいよ開演です。雨の予報が朝から好天気と思いきや,開場時刻頃から激しい雷雨。雨足が強くそれでも地域の方がたくさん来場されました。
 山の手倶楽部コーラス同好会の優しい歌声の後は,桂坂小学校PTAコーラス部。「ふるさとの四季」は情景が目に浮かぶようでうっとり聴きました。「世界に一つだけの花」では教職員も仲間に入れていただいての合唱。大勢でハーモニーを奏でるのはとても気持ちがいいものですね。
 いよいよ,京都市芸術大学音楽部の有志によるオーケストラ移動公演in京都です。クラシックに触れたり,一つ一つの楽器の音色を楽しんだり,歌劇の歌声に聴き惚れたり。流れるような曲が一転,力強い曲想に変化するオーケストラの魅力を生で味わいました。2名の児童が指揮の体験をしました。指揮棒一つで楽器を操ることができるのは,すてきですね。
 6年生は,「カントリーロード」をオーケストラをバックに合唱しました。なかなか経験できないことです。桂坂小学校の校歌を聴きながら,身近によき音楽に接することのできる子どもたちはとても幸せだなと感じました。
 

10代の子どもの心のコーチング

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 9月16日(金)桂坂小学校クローバーホールにて,大枝中学校区の第2回家庭・地域教育学級が開催されました。思春期の多感な時期の子どもを持つ保護者に向けた著作や講演でご活躍されているS氏をお迎えしての講演でした。
 「私の話を信じないでください。メモはとらないでください。」の言葉に初めは怪訝な保護者のみなさんも,講師の先生のお話に吸い込まれるように聴き入っていました。
 「人はどういう時に心を開くのか」「人はどういう時に心を閉ざすのか」それぞれが自分の家庭をかえりみたひとときでした。
 子どもの自立・成長を妨げているのは,親の「Help」であると。子どもは,6,7歳で自立するという話には一斉に「えっ!」の声が。親は「Support」に徹することが必要である。サポートする方法は,1愛すること 2責任 3人の役に立つ喜び
「子どもはほめて育てよ」と言われるがほめるのはいけない。「ほめことば」は「あなたメッセージ」にしかならない。「わたしメッセージ」にするためには親の体験から,感謝や共感を得ることが大切である。
 子どもが「ピアノを習いたい」と言い,親は習わせる決断をしたのに,突然「私ピアノやめる。もう行かない。」と言い出す。あなたならその時どのように声をかけますか?で2人組になって受け答えをしました。「あなたが習うと言ったのに。才能があると先生にも言われたのに・・・・」などなど。子どもに説教したり,拒否したりの言葉が続きます。こんな時は,子どもを理解するために,「そう,ピアノやめるの。もう行かないんだ。」と子どもの言葉を繰り返すことが大切であると言われました。親は,自分の感情でものを言わず,カウンセラーのようになることが大切なんですね。子どもが安心して心を開くために,親の一言でずいぶん状況は変わってくるのだと感じました。
 思春期の子どもが反抗すれば,それはホルモンのバランスが崩れている為だと理解し,親は「ホルモン,ホルモン・・・」と呪文を唱えればいいなど,ユーモアも交えた話で,講演を聴き終えた保護者のみなさんの表情も柔らかなものになっているのが不思議でした。

残暑の中にも秋が 〜ヌスビトハギ〜

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 正門の階段を下りた石垣にたくさんのヌスビトハギの群生を見つけました。マメ科 ヌスビトハギ属の植物です。「ヌスビトハギ」とは物騒な名ですが,名前からは想像できない小さな可憐な花を沢山付け,秋を感じさせてくれます。
 ハギに似た花を付け,ハギと同じマメ科の花ですが,葉がハギとは異なります。実の形が盗人の「忍び足」の形に似ている事でヌスビトハギと言われているそうです。 実の茶色の部分は毛が密生しており,マジックテープよろしく衣服に貼りつくので,「こっそり貼り付く」の意味でヌスビトハギになったとする説もあります。
 幼い頃,「くっつき虫」「ひっつき虫」を見つけに,野原を巡り,この「ヌスビトハギ」や「オナモミ」「メナモミ」「アメリカセンダングサ」など服につけては友だちと笑い合った日を懐かしく思い出しました。

心,触れ合って・・・・(西総合支援学校との交流)

 4年生が西総合支援学校に出向き,交流学習を行いました。1,2組は9日(金)3,4組は13日(火)でした。
 なかよしタイムでは,一緒に活動する友だちとあいさつをしたり自己紹介をしました。
次の「デカスカリレー」では走り方に気をつけながら,コーンを回り楽しみました。次はバルーン。「♪さんぽ」の軽快なリズムに合わせて歩きました。西総合の車椅子の児童はバルーンの中へ。遊び方でみんなが楽しめるように工夫しています。
 いよいよ桂坂小学校の発表です。リコーダーで「エーデルワイス」を演奏し,みさきの家でも踊った「マル・マル モリ・モリ!!」を披露しました。西総合のお友達も上手に踊るお友だちがいて,驚きました。
 最後の「さよならタイム」では,握手をかわしながらさようならをしました。短い交流でしたが,同じ校区にいながら普段は交流の少ない児童と一緒に活動できたことがとてもよかったです。

さわやかな秋晴れ 2年生の体育

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 2年生の体育は,「てつぼうあそび」先週は,暑くて持てなかった鉄棒が今日は大丈夫。逆に冬は冷たくてできないので,鉄棒は限られた季節に練習するのがいいですね。保育園や幼稚園の頃から経験のある子は,逆上がりや腕立て後転(連続逆上がり)を自分よりはるかに高い鉄棒でも,楽々こなしていました。身体が軽いうちに逆上がりを習得しておくといいですね。
 タオルを使った逆上がりも練習の一つです。思わずずり落ちてタオルでブランコになってしまった子もいて,微笑ましい光景でした。
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