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最新更新日:2025/08/06 |
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【校長室】始業式・対面式
4月8日の入学式の午後、始業式と対面式を行いました。
始業式では中学2年生から高校3年生までがアリーナに集まり、岩佐校長からのお話を聞いた後、生活指導部の先生からの注意があり、中高生徒会長がそれぞれ今年度の抱負を語りました。また新転任の先生方の紹介もありました。続いての対面式は生徒自治会の司会進行で、新入生による「クラス1分間PR」が元気に行われました。 オリエンテーションや検診が始まり、続いて授業も開始されます。新しい学年を良い形でスタートできるよう、しっかり準備していきましょう。 【新転任の教職員】 管理職 (教頭) 大川内 まゆみ 教諭・常勤講師 国語 尾関 武尊 国語 川越 来留美 国語 田代 風樹 国語 松田 美由貴 数学 布村 恭子 理科 倉橋 佑弥 理科 佐橋 遼平 理科 山崎 宗彦 保体 羽田 玲奈 保体 萬 玲奈 英語 折笠 阿香音 英語 川部 佳菜子 英語 佐藤 法生 英語 諏訪 郁子 情報 加口 健至 非常勤講師 国語 岸川 佳恵 数学 富永 哲司 英語 河崎 正人 英語 古田 旭 スクールカウンセラー 細川 亜希 事務室 大竹 結奈 事務室 四方 眞由美 事務室 又川 ふみ 管理用務員 藤井 真二 〔写真〕 上:始業式の様子 中:新転任紹介 下:新入生「クラス1分間PR」 ![]() ![]() ![]() 【校長室】令和7年度入学式
4月8日、本校アリーナにて令和7年度入学式を挙行いたしました。入学生たちは「エンタープライジング科第23期生」として、これからの高校生活を歩み始めます。
以下に校長式辞を掲載します。 令和7年度 入学式 式 辞 花冷えの時を過ぎ、ようやく風光る春の訪れを感じる季節となりました。 本日、京都市教育委員会指導部学校指導課 指導主事 松井 享司様、西京同窓会 会長 二之湯 智様、一般社団法人 京一商西京倶楽部 副理事長 片山 千恵子様、PTA会長 三宅 真知子様をはじめPTA役員の皆様、保護者の皆さまのご臨席を賜り、令和7年度 京都市立西京高等学校 入学式を挙行できますことに、感謝の言葉を申し上げます。 さて、280名の新入生の皆さん、また本日ご列席いただきました保護者の皆さま、御入学、おめでとうございます。教職員一同を代表いたしまして、心よりのお祝いを申し上げます。 本校は、明治十九年に我が国、第三番目の商業学校として誕生し、後に「京一商」の愛称のもとに文武両道を極める名門校として名をはせ、戦後は一貫して「西京」の校名の下に、普通科・商業科を設置し我が国のあらゆる分野に有為な人材を輩出して参りました。 平成十五年、本校の伝統のさらなる充実と発展を図るために、『進取・敢為・独創』の校是の下、未来社会を創造するエンタープライズシップにあふれた、世界をリードする人材を育成するとの教育理念を掲げたエンタープライジング科を開設いたしました。 エンタープライズシップとは、変化の激しい現代社会において、自ら進んで物事に取り組もうとする「進取の気性」、あえて困難な事にでも立ち向かおうとする「敢為の気概」、新しい価値を生み出し創造していこうとする「独創心」、この三つを総称するものであります。 我々は、このエンタープライズシップをエンプラ魂と呼び換え、常識にとらわれることなく、常に挑戦し続けることを心がけています。 本校は、社会課題に対する幅広い関心と深い教養に加え、コミュニケーション能力、問題解決力等の素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成に積極的に取り組む高等学校です。「SGHスーパーグローバルハイスクール」の研究指定を受けた経験から、質の高いカリキュラムの開発・実践を進めることができ、引き続き今年度以降もその成果を還元してまいります。 また、内閣府の提唱する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP):ビッグデーター・AIを活用したサイバー空間基盤技術」をはじめとする事業に参画している京都大学と研究連携しております。ツールとしてICTを活用する今までの「教育の情報化」とは全く次元が異なり、「教えこむ授業」から「自ら学ぶ授業」への転換を、ICTを積極的に活用し進めてまいりたいと考えています。 パソコンの父といわれているアラン・ケイは次のように述べています。 「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだすことである。」 この精神を忘れることなく、最適な学びの場を提供できるよう授業改善に挑戦していきたいと思います。 生前、本校学術顧問でノーベル物理学賞を受賞された赤崎勇先生のご紹介をさせていただきます。赤崎先生は平成21年に稲盛財団が運営する科学や技術、思想・芸術の分野に大きく貢献した方々に贈られる日本発の国際賞「京都賞」を受賞された際、特別授業を西京で実施していただきました。その折に準備や当日の進行に当たった生徒実行委員の働きぶりをお褒め下さり、生徒たちへの激励になればと、翌22年、本校西館の南側、校舎と御池通の間のメモリアルガーデンに青色発光ダイオードオブジェ「青色の滴」を設置していただきました。現在も毎晩“理知の光”“英知の輝き”を放っています。 LEDは、1960年代に赤色や黄緑色が開発されましたが、青色は実用化が困難で「20世紀中の実現は不可能」とさえ言われていた。そうした中、赤崎先生は1980年代から90年代にかけ、世界中の研究者が諦めていた窒化ガリウム(GaN)の高品質単結晶化などに取り組み、青色LEDの開発に成功されました。 ご講演の際に、先生から賜りましたメッセーを紹介します。 自然に学び、感謝の気持ちを忘れずに! 若い人たちには、夢を持ち、失敗を恐れず、一旦決めたことは最後まで諦めずに貫徹する行動力を期待します。 「疑問」を大切にしてください。 たとえ「我一人荒野を行く」の境遇の中でも、『吾道一以貫之』(わがどういつをもってこれをつらぬく)の強い信念が必要です。これは「目の前の一つ一つのこと全てを、誠心誠意、大切に、全力で生きる」という意味です。 そして 『諦めなければ道は開ける』 と力強く、我々の背中を押していただきました。西京は、エンタープライジング精神を育む学校です。様々な挑戦を果敢に行う「敢為」の気概を大切にしています。赤崎先生の研究に対する姿勢を忘れることなく、これからも努力していきましょう。 最後に 学校は、楽しいところでなければなりません。西京のモットーは「おもしろおかしく」です。これは、堀場製作所創業者である堀場雅夫先生が我々におっしゃったお言葉です。単なる進学校ではなくどうすればおもしろおかしく学校生活が送ることができるのかを考えていきましょう。新入生の皆さんは、この進化しつづける西京高校エンタープライジング科第二十三期の入学生となり、おもしろおかしい高校生活を過ごしてほしいと思います。皆さんの今できる挑戦に期待いたします。 私から具体的なアドバイスです。皆さん、本を読みなさい。いい本との出会いは皆さんの価値観を大きく広げることになります。皆さんがいい本と出会うことを願っています。そして、「疑うこと」すなわち批判的思考力、critical thinkingとも言いますが、これが重要になってきます。ここでいう批判的とは「本当か?」と疑うことを意味します。先生が言ったからと言って、また本に書いてあるからと言って鵜呑みにするのではなく本当か?と納得いくまで考えたり調べたりしてみて下さい。そういう態度が、心の底からやりたいことを探すうえで有効にはたらくようになると思います。 結びに、保護者の皆さまにひとことお祝いを申し上げます。お子様のご入学、誠におめでとうございます。学校・保護者が手を携え、生徒一人ひとりの成長と自立のため、時には優しく、時には厳しく、同じ方向を向いて、全ての生徒の成長を支えていきたいと考えております。 今後、さらに力強いご支援を本校教育に寄せられることをお願いいたしまして、本日の式辞といたします。 令和7年4月8日 京都市立西京高等学校 校長 岩佐 峰之 〔写真〕 上:入業式の様子 中:新入生代表「誓いの言葉」 下:担任紹介 ![]() ![]() ![]() 【生活指導部】防犯・交通安全教室を開催しました。
4月4日、京都府警および中京警察署の方を講師にお招きし、新入生を対象に防犯・交通安全教室を開催しました。SNSで勧誘される闇バイトの実態や安全に通学するための注意点など、約1時間に渡って分かりやすく丁寧に説明していただきました。
最近はInstagramやTwitterにおける闇バイトへの勧誘が問題となっており、手口の巧妙化によって高校生でも被害者になるケースが増えています。SNSで出会った相手を安易に信用しないなど、常に警戒を怠らずインターネットを利用するよう注意喚起していただきました。 また自転車については、非常に便利な乗り物であり、利用する生徒も多いのですが、ルールやマナーは大人も含めてなかなか守られていません。この日のお話を参考に、「自分の命は自分で守る!人の命も自分が守る!」という意識を持ち、事故を起こさないように、また事故に遭わないように過ごしてください。 ![]() 新年度 校長のご挨拶
新年度校長のご挨拶。西京は、さらに「おもしろおかしく」生活が送れる学校をめざします!
令和7年度の始まりに際しまして一言ご挨拶を申し上げます。 昨年度から引き続き、西京高等学校の校長を拝命いたしました岩佐峰之です。西京での教員生活18年目を迎えます。平成15年に創設された専門学科「エンタープライジング科」も23年目を迎えることになり、お陰様で今春20期生が無事に巣立っていくことができました。卒業した20期生は、コロナの制限も緩和され、ほぼ通常通りに学校生活を送ることができましたが、海外フィールドワークではなく国内での活動となった学年です。しかしながら「やめるではなく、どうすればできるのか」を常に考え粘り強く取り組んでくれました。最後まであきらめずに自分のしたいこと、自分がするべきこと、そして自分にできることを熟考し果敢に挑戦する気概を育んでくれたのではないかと確信しています。その結果、大学進学に関しても自分の行きたい大学へと果敢に挑戦してくれたのではないかと思います。この敢為の気概はすぐに身につくものではありません。入学時から高い志をもち、仲間たちと切磋琢磨できる環境の中で全員の卒業時の進路目標を国公立四年制大学とし、学校をあげて進路実現に取り組んできた成果だと思っています。西京高校での学びが、自分の行きたい大学へ接続していくことを期待しています。 一方、西京高校で進路実現のための勉強することは当り前で、プラスα本校で何をするのかがとても大切です。先の見えない予測不可能な未来社会を生き抜いていく皆さんには「進取・敢為・独創」の校是のもと、果敢な実行力を持ったチャレンジ精神をもって「人とつながるCommunication」「社会と関わるCollaboration」そして「果敢に知と向き合うChallenge」ことをこの西京高校の素晴らしい仲間たちと共に取り組んで社会で活躍・貢献できる「社会人力」を身に付けてほしいと思っています。20期生からは社会人力に加え、Creativity(新時代の価値を創造・探究する姿勢)Responsibility(自己と集団の未来に対する責任を果たす姿勢)Diversity(多様化する社会の調和を希求する姿勢)といった資質能力を求めています。いわゆるCReDiクレディです。特に20期生は、クリエイティブな活動に熱心に取り組んでくれました。今後もこのCReDiクレディを追い求めていき、すべての教育活動の中にCReDiがあるのか、また何のための活動なのかを生徒諸君とともに考え、日々の教育活動を実践していきたいと思います。 また、勢いのある学校は生徒の皆さんが「おもしろおかしく」活動をされています。「なぜ学び何を学ぶのか」という問いに対し真摯に考えることができる学校になるように、生徒が主役になる取組を展開していきたいと考えています。 最後に、私たちは「学校の存在意義」をしっかり受け止め、生徒一人一人が主体的な学びを展開できるよう、全力で皆さんの学びをサポートしたいと考えています。そして、生徒の皆さん一人ひとりを徹底的に大切にし、皆様から「選ばれ信頼される」学校づくりを教職員一丸となって進めていきたいと決意をあらたにしております。今後ともご理解、ご支援の程よろしくお願いいたします。 令和7年(2025年)4月1日 京都市立西京高等学校 校長 岩佐 峰之 ![]() 西京高等学校吹奏楽部第18回定期演奏会![]() |
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