始業式において、生徒の皆さんに校長から以下のあいさつをしました。
おはようございます。
いよいよ令和6年度(2024年度)がスタートしました。今年度も樫原中学校に通う全てのみなさんが大きく成長できる一年になることを、祈っています。
さて、新年度を迎えるにあたり、みなさんと一緒に樫原中学校の教育目標を確認しておきたいと思っています。
教育目標は、昨年度に引き続き「夢や希望を実現するために、仲間とともに自らを磨き続けられる人間の育成」としました。未来を見据え、樫原中学校卒業後も、学び続ける姿勢を持ち、人間として大きく成長し続けて欲しいという私たち教職員のみなさんへの“願い”を込め、この「学校教育目標」を設定しました。
また、今年度新たに、9年間の義務教育の終わりである15才の3月、みなさんにこんな人間であって欲しいという人間像として「挑戦する15才」を示しました。
どういう意味でしょうか?
1:「挑戦しよう」という気持ちは、一人ではなかなか頑張れないけど、仲間がいると頑張れる、即ち「挑戦を支える仲間がいること」
2:色々な知識や技能、考えを深める方法、考えたことをきちんと人に伝えられる、また学び方がきちんと身についていること、即ち「挑戦を支える学力があること」
3:私は仲間の役になっている、自分自身が有用であるという気持ち、即ち「挑戦を支える自己有用感が育っていること」
こんな力をみなさんにはつけて欲しいと願っています。そのために樫原中学校の教職員全員で頑張ります。
ただ、先生たちが頑張るだけでは目標は達成できません。みなさんに今、お話ししたことが達成できるよう、たった2つだけれど、1年間ずっと心がけて欲しいことをお伝えします。
1つめは、一時間一時間の授業を大切にして、全力で仲間とともに学んでほしいということです。
2つめは、仲間のことを大切にし、自分がされて嫌なことは、絶対、仲間にしないということです。つい「かっ」となって、つまらないことを人に言ってしまった。SNSで仲間を排除することをしてしまった。これらは仲間を傷つけるだけでなく、みなさんの価値を大きく下げてしまうことになるのだということを忘れないでください。
仲間がいて、仲間の評価や励みが人間を成長させる1つの、そして決して小さくない要素です。
このことを一年間絶対に忘れないでください。
一緒に頑張りましょう。