京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/10/01
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京都市立大淀中学校 校是『自立』 学校教育目標『自主・自律の態度と共生の心を育てる』 生徒会目標『全員が友達』 達成するための四か条「自分の意思を持てる人」「すべてを認められる人」「みんなから愛される人」「みんなや自分を想える人」

大淀中だより「生」13〜15を本日発行します

大淀中だより「生」を本日13〜15を発行します

大淀中だより「生」13
大淀中だより「生」14
大淀中だより「生」15

第47回卒業証書授与式 校長式辞

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    式 辞

ただいま「令和3年度 第47回卒業証書授与式」において、伝統と歴史ある大淀中学校を巣立ち行く101名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。
卒業生のみなさん『卒業おめでとう』
いま、皆さんの胸中は過ぎ去った中学校生活3年間の数々の思い出と未来への希望とで、さぞ一杯のことだと思います。
今日のこの喜びと感激を迎えることができたのは、皆さん自身のたゆみない努力もさることながら、お家の方、保護者の方々の限りない愛情と小中学校の教職員の熱心な温かい指導、そして地域の方々が、皆さんの成長を影になり、日向になり、見守りご指導いただいた賜です。
このことを深く心に刻み、これからも感謝の気持ちで応えてほしいと思います。

さて皆さん、3年間を振り返ってみてどうでしたか?
この大淀中学校で過ごしたかけがえのない日々は、皆さんにとって、一生の宝物になると私は確信しています。
そんな皆さんが、3年間、大淀中学校で来る日も来る日も「自分磨きの旅」をして、いろいろな努力を続けてくれました。
中でも皆さんと一緒に行った修学旅行のことは忘れないでしょう。
特に初日、男子の皆さんと湯けむりたっぷりの露天風呂に一緒に入ったことは、とても楽しいひとときとなりました。また、天竜川でのラフティングをはじめとする数々の自然体験は、皆さんを童心に返らせ、そして命の洗濯をしてくれたのではなかったでしょうか。
コロナ禍によって数々の行事を変更、中止をせざるを得なかった中、辛抱に辛抱を重ねてきた皆さんが、いきいきとして楽しんでくれている姿を見て、私は胸が熱くなりました。
そして皆さんは、様々な思いを持ちながらも、決して後ろ向きにならず、大淀中学校を誇りの持てる学校へと前進させてくれました。3年間の授業はもちろん、体育大会や合唱コンクール、そして熱い日々を送った部活動など、皆さんにとって、これらの日々は振り返ると本当にかけがけのない青春の1ページになったことでしょう。
しかし、思春期真っ只中のみなさんは、時には、悩み、苦しみ、自分のことで精一杯の時もあったのではないでしょうか。
仲間とぶつかったことも、今となっては良い思い出になっているかもしれません。
特に1年生の時には、先生方の手を焼かせることが多々ありましたね。
先生方は夜遅くまで、どうしたらみんなに思いが伝わるのか、一生懸命考えて考えて日々を迎えていました。今でこそ、強い信頼関係で結ばれている皆さんとの関係ではありますが、その時の先生方の苦労は相当なものでした。私はその当時、学年主任の堀内先生にこう話をしました。「先生方の子ども達への関わりは、間違いなく正しい方向に進んでいますよ。その思いは絶対に伝わるときが来るからね。今進んでいる道を決して諦めないで、真っ直ぐ進んでいってね。あの子らは絶対に分かってくれるから」と。
皆さんは何回も失敗したかもしれません。でも、皆さんはこの温かい先生方の思いをしっかりと受け止めてくれたと思います。そんな皆さんは幸せ者です。こんな素晴らしい教職員に出逢えたのだから。
でも、もっと幸せなのは、皆さんと出会えた私達の方です。こんなに思いを汲んでくれる子ども達はどこにもいません。大淀中学校の教職員を代表して、私は今、皆さんに心から「ありがとう」と感謝したいと思います。

さて、今日の卒業に当たり、私は、2つの話を皆さんに贈りたいと思います。
1つ目は「人生に無駄なことはない」ということです。
これからの人生の中で、皆さんは大きな痛手を受けることもあるでしょう。
時には信じていた人に裏切られたり、思わぬ事故やハプニングで、
心の傷が癒えない苦しみを味わうこともあるかもしれません。
時には自信を失い、孤独を感じてしまうこともあるでしょう。
そんなピンチの時に最も大切なことは、何だと思いますか?
それは自分自身の考え方です。
その苦しみの中からどう立ち上がるか?
これこそがその人の人生の価値を作っていくのだと私は思います。
この苦しみをどうとらえ、どう乗り越えていくのか?
答えは誰も教えてくれません。
自分で探すしかないのです。
心のコップを上向きにして、
人生をゆっくりで良いから一歩ずつ一歩ずつ進んで欲しいと願っています。
すると必ず、苦しかったこともいつかきっと、皆さんの人生にとっての肥やしになるのです。
そういう私にも本当に苦しいときがありました。そんな中、奈良県にある東大寺の大仏さんを観に行ったときのことです。大仏さんの表情をみていると、自分の苦しみすべてを受け止めてくれるような気持ちになりました。と同時に、ここに答えはなく、その答えはいつも自分の中にあるんだなと思いました。だから自分の考え方次第で、苦しみも決して無駄にはならないのだと。いつかそれは必ず人生の引き出しの中で生きてくることがあるんだと。

2つ目は「仏様の指」という話をしたいと思います。
「仏様があるとき、道ばたに立っていらっしゃると、一人の男が荷物をいっぱい積んだ車を引いて通りかかった。そこは大変なぬかるみであった。車は、そのぬかるみにはまってしまって、男は懸命に引くけれど、車は動こうともしない。その時、仏様は、しばらく男の様子を見ていらっしゃいましたが、ちょっと指でその車にお触れになった。その瞬間、車はするっとぬかるみから抜けて、からからと男は引いていってしまった。」

困っている君、頑張ろうとしている君を「仏様の指」になり、皆さんの背中にそっと触れてくれたのは、誰だったのでしょうか。
つい先日完成し、上映された学年製作映画「今、君を」
これは学年主任の堀内先生が脚本され、震災や戦争の恐ろしさ、残酷さ、そして平和の大切さを知るために皆さんが3年間で学んだすべてをこの映画のひとつひとつの台詞に込めてできあがりました。学年全員で取り組んだ、まさに「伝説」に残る作品となりました。私達はこれからの人生において、命を大切に、そして日々の中で、他人の気持ちも大切にしていくことを学んだと思います。
この温かい関係にあるように、まさに生徒と先生の距離が近く、そして、いっぱいの「仏様の指」があった学年だったのではないでしょうか。
校長として、その「仏様の指」になった全ての教職員に言葉に言い表せないほど、感謝をしています。


保護者の皆様に、高いところからではありますが、ひとこと、お祝いを申し上げます。
本日は、お子さまのご卒業、誠に、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
ここまで育ててこられた十五年間は、一言では言い尽くせないご苦労があったと思います。
今日のこのご卒業の感激は、感慨無量のことと思います。
しかし、そんなご苦労があって、こんなにも素晴らしく心温かい子どもに成長してくれたのだと思います。
本校では昨年度から「明朗・公正で卑屈でなく、やり出したら最後までやり抜く」という
大淀スピリットを掲げ、学校教育目標を「自主・自律の態度と共生の心を育てる」として、教職員ひとつになって取り組んできましたが、生徒達にどれだけ力がつけられただろうか自問自答しております。
時には、我々の力不足により、そのお気持ちを汲むことができないこともあったかもしれません。
本日、義務教育を終了したとはいえ、これからが本当の勉強であると思います。
どうか、一層の愛情を持って、心豊かに成長されますようご指導をお願いいたします。

また、ご来賓の皆様方におかれましては、公私ともご多用のところ、ご臨席賜り、花を添えてくださいましたこと、高いところからではございますが、厚くお礼申し上げます。
今巣立つ卒業生、そして在校生ともに末永くご指導いただきますようお願い申し上げます。


卒業生の皆さん、私は大淀中学校の校長として、皆さんを本当に誇りに思います。
この3年間大淀中学校で一緒に生活ができたことをとても幸せに思っています。
本当にありがとう!

結びに、私がどうしようもなく辛いときによく聴き、元気をもらう
長渕剛さんの
HOLD YOUR LAST CHANCEという歌の詩を読み、
皆さんが自分らしく生きていってくれることを願い、万感の思いを込めた私の式辞とします。

傷つき打ちのめされても 這い上がる力が欲しい
人は皆 弱虫を背負って生きている
苦い涙をかじっても 微笑む優しさが欲しい
君が愛にしがみつくより まずは君が強くなれ
HOLD YOUR LAST CHANCE
小手先ではがれ落ちる美しさより
HOLD YOUR LAST CHANCE
一粒の汗の方が良い
二度と走れぬ坂道を登ったら
HOLD YOUR LAST CHANCE

誰かが道でつまづいたら さしのべる思いやりが欲しい
人は皆 寂しさを背負って生きている
頬を突き刺す怖さがあっても 立ち向かう勇気が欲しい
曲がりくねった迷路で 本当の自分を探すんだ
HOLD YOUR LAST CHANCE
テーブルに飾られた薔薇より
HOLD YOUR LAST CHANCE
野に咲く蓮華草の方が良い
二度と走れぬ坂道を登ったら
HOLD YOUR LAST CHANCE
HOLD YOUR LAST CHANCE




                     令和4年3月15日
                   京都市立大淀中学校
                    校 長 油谷 昇

第47回卒業証書授与式 前生徒会長 答辞

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答辞

淀の河津桜は満開になりましたが、校門の桜は空気を読んでくれず、この大事な日に咲きませんでした。これは多分、僕たちにまだ卒業して欲しくないのかもしれませんね。
でも今日、3月15日に僕たち101名は、この大淀中学校を卒業します。
あっという間の3年間でした。
3年前の春、みんなでこの大淀中学校に入学しました。
みんな体も小さくて、声も高くてかわいらしかったです。
入学してすぐに先生方の紹介がありました。その時に堀内先生がギターをもって歌い出しました。あの時はみんな驚きましたね。それを見て、中学校はこんなところなんだと思ってました。
でも少しずつ気付いてきました。中学校は至って普通だったということに。ただ、堀内先生がおかしかっただけです。
おかしいという言い方は悪いですが、どこの中学校に行っても数学の時間にギターを持って歌うような先生は堀内先生しかいないと思います。
こんなに面白い先生は本当にいないと思います。
橋元先生はとても物知りで、とても面白くて、礼儀正しくて、人としての見本になる様な先生です。
福田先生は一見クールに見えて、鋭い突っ込みをしてくださる面白い先生でした。
今は違う学校にいますが、安井先生はよく笑っていて、よく怒っていて、強がりな所もありました。でも誕生日を祝った時は、喋れないくらい泣いていました。
瀧澤先生は、国語の先生なのに数学の方ができて、写真を撮るのが好きな先生です。
藤田先生はたまにチクチクしてるけど、天然なところもあって、みんなのお母さんみたいな存在の人です。
奥田先生はめちゃくちゃ僕たちのことが好きで、みんなのことを全力でかわいがってくれる先生です。
山岡先生はとてもしっかりしていますが、どこか抜けてるところがあって、かわいらしい先生でした。
香山先生はすごく真面目で自分に厳しくて面白い先生です。中嶌先生はいつも誰にでも優しくて、勉強で困っている人がいたら、すぐに見つけて助けてくれる先生でした。
美濃先生は体育の授業でしか一緒じゃなかったけど、みんなと仲良くてとても親しみやすい先生でした。
他にも校長先生を始めとし、こんな僕たちを見守り、応援してくださった教職員の皆様と過ごせた3年間は本当に幸せでした。

このコロナ禍で、出来ないこともいっぱいありましたが、僕はこのメンバーで卒業できて悔いはないです。
この学年には本当にたくさんの人がいます。
3年間ずっと勉強頑張ってきた人。部活動で高い目標に向かって本気で頑張ってきた人。
毎日のように怒られてきた人。好きな人のためなら何でもしていた人。
すごく身長が伸びた人。先生に反抗していた人。転校した人。
あんまり学校に来れなかった人。勢いで生徒会長になってしまった人。
今ここで卒業式を迎えることが出来たみんな。全員大切な仲間です。そんなみんなと創った思い出をひとつひとつ振り返りたいところですが、泣いてしまう人もいると思うので、これ以上語るのはやめておきます。
卒業アルバムにはみんなの顔が載っているので、顔を忘れることはないと思いますが、写真には映らない思い出も忘れないでいて欲しいです。

ここからは少し、これからの話をしたいと思います。
これから新しいステージで部活動を頑張ろうと思っている人。勉強を頑張ろうと思っている人。まだ何をするか決まってない人。いろんな人がいると思います。
ただ、何もしないと思っている人はいてほしくないです。何か小さいことでも良いので、目標を決めてそれに向かっていって下さい。
もしその目標が達成されなくても、その目標に向かって頑張る姿は、誰よりも強く、格好良いです。

夢や目標が叶う人と叶わない人の唯一の違いは気持ちです。
「一念岩をも通す」この言葉は、強い信念を持って物事に当たれば、どんなことでも成し遂げられる。という意味があります。
どんなことでも絶対出来るという気持ちを持って頑張って下さい。成功は積み重ねです。
ピラミッドは上から作ることが出来ません。簡単な、基礎的なことからコツコツと積み重ねていくことで成功に近づいていくんです。途中で挫折しても大丈夫です。時には失敗することもあります。自分はもうダメだと思う時もきっとくると思います。そんな時は1回休憩しましょう。やまない雨はありません。雨がやんだら虹が出ます。でも雨が降らないと虹は出ません。
何が言いたいかというと、何かを成し遂げるには、何かうまくいかない時があるということです。
これから先、高校、大学、就職、結婚、いろいろなことがあると思います。その中でみんなには人の心の痛みが分かる人になって欲しいです。どこかで聞いたことありますよね。
これは堀内先生が、みんなが入学してすぐに僕たちに向けて、言ってくれたことです。
人の痛みが分かる人っていうのは、本当は辛くて泣きたいけど、頑張って笑っている人に気が付ける人です。
そして、もうひとつおっしゃってましたね。それは一人ひとりが持っている個性を認められる人です。
茶色には茶色の良さがあるように、どんな物でも、どんな人にも良いところがあります。何も知ろうとせず、嫌な偏見を持つような人になるのではなくて、心の温かい人になって欲しいんだ思います。
この先生方の思いを胸に抱いて、また新しいステージで頑張っていきましょう。
人生100年あるとしたら、たったの3年かもしれないけど、僕はこの3年間を忘れることはありません。この3年間は思い返せば思い返すほど、幸せだったんだと実感します。
もうこのメンバーで過ごすことはないと考えると、とても悲しいです。
昨日まで聞いていた声。昨日まで一緒にいた友達。昨日まで見ていた景色。昨日まで過ごしてきた教室。当たり前だった日常が、明日からはもうありません。
これからはこの大淀中学校で育てていただいたことを誇りに思って、人生を楽しんでいきましょう。
教職員の皆様 3年間僕たちを褒めて伸ばし、ダメなことはダメだと叱ってくれて、今日まで育ててくださり、本当にありがとうござました。
そして在校生の皆さんへ みんなもいずれは、今のメンバーとお別れする時が来ます。本当に一日一日を大切にして下さい。明日が必ず来るとは限りません。一日一日を最初で最後の日だと思って過ごして欲しいです。
そして、お父さん、お母さん、家族の皆さん、3年間僕たちを大淀中学校に通わせてくれてありがとうございました。僕たちは見ての通り、間違いなく成長しました。
たくさん迷惑をかけたと思いますが、温かく見守ってくれて本当にありがとうございました。
これから先もたくさん迷惑をかけてしまうかもしれませんが、僕たちを信じて見守っていて下さい。まだまだ未熟な僕たちですが、、いつか必ず家族の中で一番すごい立派な大人になります。
最後になりましたが、京都市立大淀中学校の今後の発展をお祈りし、第47期卒業生代表の答辞とさせていただきます。
                   令和4年3月15日
                   卒業生代表 前生徒会長 
                   D.T


第47回卒業証書授与式 生徒会長 送辞

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送辞

三月も半ばとなり、徐々に春の温かさが感じられるようになって来ました。この良き日に、卒業される三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
三年前、この大淀中学校に入学された先輩方は、たくさんの希望を胸に抱いて門をくぐられたことと思います。それから、あっという間に三年間が経った今、先輩方は、それぞれの道へ進もうとされています。この三年間にはたくさんの忘れられない思い出ができたことでしょう。僕たち在校生も先輩方とともに過ごしてきた日々のことが蘇ってきます。
部活動では入学したばかりで何も分からず緊張していた私たちにとても優しく接していただき、いつでも支えてくださいました。いつも面白く優しい先輩方でしたが、練習になるとまるで別人のように真剣に活動に取り組まれていて、その姿には圧倒されるばかりでした。切り替えがとても早く、周りに元気を分け与えてくれる。そんな先輩方は、僕の憧れでした。
 三年生の皆さんは、登校時に声をかけてくださったり、学校内で会った時に手を振ってくれたりと、僕たち1,2年生に話しやすい空気を作ってくださいました。僕が今、この場で話すことができているのも先輩達のつくる温かい空気のおかげです。「いるだけで安心する存在」こんなにいい先輩に巡り合えた僕たちは幸せ者です。
 中学校生活の中、突然私たちの前に現れ、猛威を振るったコロナウイルス。様々な活動が制限され、辛い思いをしたこともあったと思います。しかしその中でも逆境に打ち勝ち、様々なことに果敢に挑んでいく先輩方に、僕たち在校生は大きな勇気をもらっていました。
特に、体育委員長はコロナ禍にも拘わらず、球技大会や様々な企画を考えてくださいました。体育大会では他学年である僕たちを熱い眼差しで見守っていただき、その姿からは、体育委員にかける熱い思いがひしひしと伝わってきました。
僕は先輩方に伝えたい言葉があります。それは「自分と仲間を大切に」というものです。先輩方は、この三年間様々な苦境を乗り越え、今日まで生きてきました。本当に頑張ってこられました。たくさんの努力を重ねてきたのです。自分に誇りを持ってください。決して自分にマイナス評価を付けず、常にプラス思考な明るい先輩でいてください。しかしそれは自分一人でできることでは無いと思います。仲間がいるからこそ明るくいることができるのだと思います。僕たち人間は今までずっと一人で生きてきましたか。いいえ、必ず支えてくれる仲間がいたはずです。それは家族、友達、あるいは先生かもしれません。人と人とのつながりはかけがえのない美しいものです。皆さんはどうか、仲間を大切にしてください。僕も「自分と仲間を大切に」この言葉を胸に秘め、生きていきます。壁にぶつかったら大淀に帰ってきてください。いつでもお待ちしております。
最後になりますが、皆さんのご健康と更なるご活躍をお祈りし、送辞とさせていただきます。

                   令和四年 三月十五日
                   在校生代表 T.K


第47回卒業証書授与式 PTA会長来賓祝辞

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令和三年度の卒業式に際しまして、PTAを代表致しましてお祝いの言葉を申し上げます。
卒業生のみなさん、本日はご卒業誠におめでとうございます。また、本日の卒業式に至るまで、お子様を立派に育ててこられました保護者の皆様、重ねてお祝い申し上げます。
三年前の春、君たちがこの大淀中学校の門をくぐった日のことが、昨日のことのように思われます。月日は流れ、あの日とは比較できないくらいに成長した君たちを今目の前にし、充実した学校生活を送ったのだなと感じています。
卒業生のみなさん、大淀中学校で過ごした三年間はどうでしたか。
入学後すぐ、まだぎこちない中で臨んだ友愛の丘への校外学習、全校生徒で競い合った体育大会。また、上級生の迫力を目の当たりにした合唱コンクール。そんな楽しいイベントがずっと続くと思っていた1年生でしたね。しかし、年が明け、状況は一変しました。
それまで当たり前に通学して、当たり前に部活動を頑張ってきた君たちにとって、学校生活が根底から覆されたこの新型コロナによる活動自粛の波。我々大人すら対応しきれない程の生活環境の変化は、君たちにとっても非常に大きなストレスだったと思います。
しかしそのような状況下でも、やるべきことを見失わずにしっかりと学業や課外活動に力を注いだ君たちは、本当に立派でした。学年別開催になった体育大会や時間も内容も制限された部活動、リラックスできるはずの昼食の時間さえ黙食という制限がかけられましたが、この未曽有の国難の中、君たちは本当によく耐え、よく頑張ったと思います。
今日までの様々な出来事を胸に、君たちは九年間の義務教育課程を修了し、これまで経験したことの無い、広い世界へと一歩を踏み出そうとしています。世界情勢が目まぐるしく変化する現代社会において、君たちには更に自己の能力を高め、的確に状況を判断し、困難な場面を乗り切っていくスキルが求められています。どのような状況下に身を置くことになっても、この大淀中学校で得た知識と経験を基に、理想の実現に向けて邁進して欲しいと思います。
この先の十年間は、君たちの生涯の中でも最も変化の激しい時期となるでしょう。時には自分の力ではどうすることも出来ない、高い壁に遭遇することもあります。それを乗り越えるためにあらゆる努力を払っても、退かざるを得ない場面が必ず訪れます。もしこの先、どこかで行き詰り、進むべき道を迷うようなことがあれば、どうか思い出してください。君たちには、この大淀中学校で三年間を共にした仲間とお世話になった先生方、そして愛情にあふれる家族がいることを。そして、遠慮なく助けを求めてください。きっと誰もが喜んで君たちに力を貸してくれることでしょう。君たちは決して一人ではありません。失敗を恐れることなく、自分が正しいと思う道を歩んで欲しいと思います。
最後に私から君たちに、人生の先輩としてアドバイスです。
今日を最後に、君たちはこの大淀中学校を去ることになりますが、決して忘れ物を置いて帰らないでください。形あるものであれば、いつでも取りに戻ることは可能でしょう。しかしながら、君たちの心の中の忘れ物は、今日を限りに取りに戻ることは出来ません。
先生や友人に感謝の気持ちを伝え忘れていませんか。些細なことで喧嘩をして、気まずいままの友人と仲直りするのを忘れていませんか。自分の気持ちを誤魔化し、相手に本心を伝えるのを忘れたことにしていませんか。卒業証書を受け取り、最後に校門を出るまであと何分でしょうか。残された時間は本当にあと僅かです。
人間誰しもやったことに対する後悔はすぐに消えてしまいますが、やらなかったことに対する後悔は一生心の奥に残るものです。その後悔はどれだけ齢を重ねても、心の奥から消えることはありません。
「あの時こうしておけばよかった。」「なぜあの時こう言えなかったのだろう。」
今ならまだ間に合います。これから先、大人になっても後悔し続けることの無いよう、自分に正直に、まっすぐに自分の本心と向き合ってください。そうすることで、君たちはより大きく、より強い人間に成長することが出来るはずです。
そして今日以降は大淀中学校の卒業生としての誇りを胸に刻み、立派な大人になってくれることを、心から願っています。
さて、校長先生をはじめ教職員の皆様、今日までの長きにわたり、子供たちへ愛情あふれるご指導を賜りました事、保護者を代表致しまして厚く御礼申し上げます。コロナ禍での様々なイレギュラーな対応、感染予防対策に心身ともに疲弊しながらご対応頂きましたこと、本当に感謝の言葉もございません。生徒を想う先生方の姿はきっと子供たちの目に焼きついていると思います。そのような先生方の姿を見て大人になる子供たちは本当に幸せだと思います。これから先、この子たちは先生方の教えを胸に人生の荒波に挑んでいくことになります。もし、この子たちが心折れ、再び先生方を頼ってくることがあれば、どうかお力を貸してやって頂きたく心よりお願いを申し上げます。
本日ご臨席を賜りました地域諸団体の皆様、公私ともご多用のなか、子供たちの門出に花を添えて頂き誠にありがとうございました。子供たちがこの地域の更なる活力として成長していけますよう、これまで同様に卒業生ならびに在校生への温かいご指導と励ましを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

さあ、卒業生諸君、いよいよ旅立ちです。巣立ちの時です。顔を上げ、胸を張って、堂々と前へ進んでください。卒業おめでとう!

結びに、本日卒業する大淀中学校 第四十七期生の輝かしい未来と、本日ここに集われたすべての方々のご多幸を祈念致しまして、祝辞とさせて頂きます。

                  令和 四年 三月 十五日
                  京都市立大淀中学校PTA
                  会長 藤下 洋明


第47回卒業証書授与式

第47回卒業証書授与式が幕を閉じました。
PTA会長の来賓祝辞、新旧生徒会長の送辞・答辞も最高に素晴らしかったです。
101名はこれからの夢を胸に秘め、学舎を巣立っていきました。
この大淀中学校での3年間を忘れず、今後の人生を一歩一歩進んでいって欲しいと思います。
心が伝わる本当に素晴らしい卒業生達でした。
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卒業生が登校し始めました

卒業生が登校し始めました。
いよいよ式本番です。
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校内の河津桜

校内の河津桜も咲き始め、今日の日に花を添えてくれます。
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自分らしい色の花を

昨日、3年生の先生方が全員で書き上げた「自分らしい色の花を」を校門入ってすぐのところに掲示しました。
卒業生を迎えます。
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卒業式会場準備整いました

金屏風が設置され、式場準備完了しました。
あとは主役を待つばかりです。
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