京都市立学校・幼稚園
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【北海道コース】5日目(10月14日)

 本日は,アイヌの人々との共生について学ぶ日です。
 朝,バスに乗る前に,本日1日お世話になるアイヌ舞踊家の原田公久枝様と合流してウポポイ(民族共生象徴空間)へ行きました。この施設ではレクチャーを受けたり,展示物を見たり,舞踊や歌を観賞したりして,アイヌの歴史・文化などを学びました。
 午後からは,原田様と北海道博物館の小川正人副館長にお越しいただいて「共生」をめざしてアイヌの歴史や文化を展示したり,紹介したり,継承したりするときの難しさや大切にすることなどを講演していただき,その後,「未来の共生空間を考えてみよう」をテーマにワークショップを行いました。
 どのグループも講師としてきていただいた方にたくさんの質問をして,講師の方からは各質問に対し,非常に丁寧で,さらに考えを深められるご回答をいただきました。時間がきてしまったので,どの班もまだまだ質問したい,お二人とお話したいと感じながら,時間を終えることとなったのがとても残念でした。しかし,最終日にふさわしい対話や思考ができたことに大変充実した取組になりました。

〔写真〕上:ウポポイで原田様に質問する様子
    中:小川様のご講演の様子
    下:質疑応答の内容に引き込まれ,自然と集まり輪になる様子
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【沖縄コース】5日目(10月14日)

 5日目は沖縄らしい快晴でした。朝からホテル近くの海岸を散歩し,南国を感じました。最初はグループに分かれてフィールドワークを行いました。平和学習グループはひめゆりの塔記念館などに行き,全体で学んだ平和の学びをさらに各々で深めていたように思います。自然学習グループは大度海岸にて,イノー(干潮の時に現れるサンゴ帯)観察です。沖縄には特有の色鮮やかな魚や,特有の動物が生息し,また沖縄は東シナ海に面しているので,海の色が全く違います。琉球大学で海洋生物を研究する学生に案内していただきました。サンゴは沖縄の海洋環境だけでなく,波を防ぐ防波堤の役目や沖縄への経済効果,またこの沖縄の島自体を形成することにも貢献しているそうです。沖縄にとってサンゴがいかに大切かに気づきました。また,プラスチックゴミの影響により有害物質やウイルスを運び,環境やサンゴにも大きな被害を受けていることも学びました。
 午後からは,平和祈念公園にて,おきなわ世界塾の講義と平和祈念資料館見学です。まず,祈念資料館を見学し,ワークシートに沖縄地上戦について学びました。この5日間で,自分の目で見て,歩いて感じたことを思い出しながら,真剣にメモを取っていました。講義では,最初に故元沖縄県知事大田昌秀氏の軌跡についての映像を見ました。大田氏は沖縄地上戦の体験者であり,人生をかけて,沖縄県の基地問題に取り組み,心から戦争のない世界を望み歩まれたその軌跡を学習しました。生徒たちは政界を引退された後も未来を担う若い学生のために,平和について語られていたその姿に胸を打たれていました。
 その後,平和祈念公園を見て周りました。なかでも,「平和の礎」には,国籍や軍人,民間人の区別なく,沖縄戦などの戦没者の氏名が刻銘され,「鉄の暴風の波濤が平和の波となってわだつみ(海神)に折り返して行く」というコンセプトで,海に面した平和の広場を中心とし放射線状に配置されていました。偶然今日は平和祈念の象徴であるトーチに平和の炎が灯されており,まるで私達の思いを投影していかのように感じました。(このトーチは毎年6月23日の慰霊の日など特別な日にしか火が灯されないそうです。)
 明日はいよいよ最終日6日目,各々の足でこの南部エリアを歩きます。

〔写真〕上:平和の礎 中央の祈りのトーチ
    中:平和の礎 戦没者石碑
    下:おきなわ世界塾にて
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【瀬戸内コース】5日目(10月14日)

 午前中に高松を出発して,午後からしまなみ街道でのアクティビティーを体験しました。さわやかな秋晴れのもと,みんなで昼食の海鮮BBQを頂いたのち,サイクリングコースと観潮船コースと村上海賊ミュージアム・耕三寺コースの3つに分かれて活動しました。穏やかな瀬戸内の気候のなかで自然・芸術・歴史をテーマにのびのびとFW活動を行いました。
 また,夕食後は一般社団法人せとうち観光推進機構の木本様から「地域経済活性化に向けた観光産業の重要性について」というテーマで講演をして頂きました。地方創生の取り組みを多面的に学ぶことで,このFWが単なる観光ではなく,魅力ある人づくりや街づくりのあり方を深く考えるよい機会となっています。

〔写真〕上:しまなみ街道サイクリング
    中:観潮船クルージング
    下:耕三寺未来心の丘
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【隠岐・広島コース】4日目(10月13日)

 本日,隠岐での3日間のフィールドワークを終えて,広島へと出発しました。
 午前はフェリーで菱浦港から境港へ,午後はバスで広島の宮島口まで移動しました。フェリーで宮島に渡って夕食を食べ,その後バスでホテルまで移動しました。明日から広島でのフィールドワークが始まります。

〔写真〕上:菱裏港出港の様子
    中:境港にて記念撮影
    下:大鳥居(修復中のため見られず)
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【北海道コース】4日目(10月13日)

 北海道コースは,本日は移動日です。
 まずバスに揺れること3時間半,釧路駅に到着。釧路ではお昼ご飯に北海道名物,鳥の唐揚げザンギをいただき,SLの特急おおぞらに乗車。4時間半かけて札幌に向かいました。
 長旅でしたが,車窓からは釧路湿原やタンチョウなど,北海道らしさをたくさん満喫することができた道のりでした。
 残る北海道での時間は札幌で楽しみ,学びたいと思います。

〔写真〕上:札幌駅到着
    下:昼食でザンギを食べる様子

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【愛知コース】4日目(10月13日)

 4日目も,全員が企業訪問に向かいました。愛知コースでは,この研修旅行で得た「10年後の私たちに必要となる力」や「皆が持っておくべき姿勢・気概」を,動画やスライドにして共有しあう,プチ発表会を最終日に予定しています。
 各自が訪問先の大人たちから教えて頂いたことを,自分たちなりの解釈をしたり発展させたりして,メッセージ性のある成果物として,アウトプットします。学校ではなかなか行えない「0から1を作り出すクリエイティブな作業」と向き合い,産みの苦しみや喜び,表現の難しさや言葉の持つ力を実感しながら,それぞれの班がよくコミュニケーションをとり,試行錯誤して作業してくれています。
 明日は企業訪問最終日です。知的好奇心と探究心を全面に押し出して,たくさんのことを学んできたいと思います。

〔写真〕上 :朝日新聞様 講義の様子
    中上:イベント21様 企画作りのワークショップ
    中下:松枝衣裳店様 着物のたたみ方講座
    下 :ディー•ディー•エス 集合写真   

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【九州コース】4日目(10月13日)

 本日より北九州市での活動になります。北九州市はSDGs未来都市に認定された都市であり,SDGsの達成に向けて活動する企業や団体,人に触れる学習を通じて,どのようにして未来の世界をつくっていくのかを考えるプログラムとなっています。生徒はSDGs達成に向けて新たな製品を生み出す「モノづくり」,教育や啓蒙活動など,人々に伝える「ヒトづくり」,ゼロカーボン地区の運営など組織やシステムを作り出す「マチづくり」の3グループに分かれて学習を進めていきます。
 本日は午前に環境ミュージアムに訪問し,北九州市が直面して克服してきた公害について学んだり,北九州市上下水道局の方からご講演いただき,水の衛生がいかに人々の生活水準と直結しているか,SDGsの達成に向けて市をあげて取り組むための工夫などについて学んだりしました。
 午後からは「モノづくり」グループは北九州市立大学に訪問し,大学生とSDGsについて意見交換を行いました。また,大学生が自主的に参加するSDGs活動の紹介もあり,高校での活動と大学での活動の幅の違いを実感していました。年齢の近い大学生と活発に意見を出し合う中で,SDGsに対する考え方も深まりました。「ヒトづくり」グループはJICA九州様に訪問し,SDGsへの取り組みについて学ぶことに加え,カンボジアで国際協力をされた方にご講演いただき,地球規模で自身のくらしや価値観について考える機会となりました。「マチづくり」グループは多くの事前学習を重ねてきた生徒たちですが,エコタウンセンターでの活動を通じて,やはり実際に見聞きするとより理解が深まったと感動していました。「百聞は一見に如かず」を実感できたとても有意義な活動でした。
 その後,コース全員で夕焼けの門司港レトロを観光し,その景色を味わいました。4日目を終え,たくさんの刺激を受けている様子が伺えます。明日も盛りだくさんのプログラムが準備されていますので,更なる成長を期待します。九州コース,全員元気です。

〔写真〕上:「モノづくり」グループ
    中:「ヒトづくり」グループ
    下:「マチづくり」グループ
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【東北コース】4日目(10月13日)

 午前中は東北大学災害科学国際研究所の先生方からZOOMで講義をしていただきました。この講義は生徒が東北大学の先生と何度もやり取りをして準備を進めてきたものです。講義内容は,災害時のロボットについて・災害精神医学・災害伝承学・研究所についての各専門の先生方から説明していただきました。時間が足りなくなるほど質疑応答では質問がたくさん出て,時間内にできなかったディスカッションは夜の振り返りの会で行いました。ここでも活発な議論となりました。各班で内容をまとめ,後日東北大学にメールでお伝えする予定です。
 これまで被災地訪問や語り部の方からのお話を伺うことで感じることがありましたが,災害に関する専門家の方のお話はまた新たな視野を広げることができました。阪神淡路大震災との違いや災害時に活躍する蛇型ロボットに関する内容をはじめ,様々な研究について知ることができ,最後には自分たちがこれからすべきことについて考えることができました。東北大学との活動は大変充実した取組になりました。
午後からはこけしの絵付け体験のために秋保へ行きました。筆を使いこなすのは難しかったのですが,楽しみながら思い思いにこけしに絵付けをしました。
 その後,秋保大滝を見に行きました。落差55mの迫力ある滝を見て全員が大興奮です。秋保の山々や自然を肌で感じることができた時間となりました。

〔写真〕上:東北大学とのZOOM講義
    中:こけしの絵付け体験
    下:秋保大滝にて
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【瀬戸内コース】4日目(10月13日)

 今日からは,昨日までの発表班とはメンバーを入れ替えた新しい班で活動します。香川県を拠点としたフィールドワークは本日が最終日です。この2日間の経験をもとに,さらに深い学びを求め多くの班が朝早くから出発していきました。
 主な行先としては,昨日に続き,美術館などの芸術関係,豊島などの瀬戸内の島々,加えて歴史探求の班もあり,石垣の名城の丸亀城や坂本龍馬生誕の地を目指して高知まで足をのばす班まで様々です。
夕食後に,各班の交流発表を行い,今日という日がいかに充実したものであったかをお互いに確認できました。

〔写真〕上:猪熊弦一郎現代美術館
    中: 父母ヶ浜
    下: 高知(龍馬像・桂浜)

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【沖縄コース】4日目(10月13日)

 いよいよフィールドワークも折り返しです。
 今日は朝にチビチリガマ,シムクガマ,座喜味城跡地の3箇所を,風の会という沖縄地上戦の悲惨さを語ってくださる方から講話していただきました。本当に生きたくても生きることができなかった命があったこと,人が人でなくなる戦争があった事実を,新しい世代にしっかりと伝え,二度とこのような悲劇を人類は繰り返すことのないことを熱く語っていただきました。
 午後からはおきなわ世界塾の平和学習1回目です。昨日の会場でもある嘉数公民館の周辺,嘉手納町エリアフィールドワークに向かい,基地問題に関して考えました。嘉数高台から見下ろすと,目と鼻の先に普天間基地があり,その上空を飛ぶオスプレイの音が驚くほど大きいこと,そしてその近辺には小中高,大学まであり,過去にヘリが墜落する事故や,その大きな部品が小学校に落下していることなど,様々な複雑な思いを抱えながら住民の方々は米軍基地と共存していることを知りました。また,沖縄戦では京都を含め,三重や滋賀などの人たちも戦争に参加し,この地で,故郷を思いながら,亡くなったことも知りました。
 明日の午前中は,平和学習と沖縄の自然学習に分かれて研究したい分野の活動を行います。今日学んだ,今得た知識を自分達の未来にどう活かすのかを考え,また一つ新しい発見につなげてくれれば,と温かく見守って行きたいと思います。

〔写真〕上:ガマの見学後にガイドの方からの説明を受けている様子
    中:座喜味城後にて
    下:嘉数高台からの普天間基地のオスプレイ
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