最新更新日:2024/10/04 | |
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2年生学年集会&修学旅行行き先について
1年生に続いて、2年生も学年集会を行いました。
まず最初に京都市書き初め展と京都新聞書写展のそれぞれ表彰を行いました。 続いて、各先生方のお話。その中で名言紹介がありました。 「学年の誰一人、悲しい思いやひとりぼっちにならないようにしよう 一人になるのは痛いよりつらいからね」 生徒会長の言葉でした。とても良い言葉です。みんなの顔が引き締まりました。 お一人お一人の先生方からの今年一年を振り返ってのメッセージはすべて心に残るものでした。生徒への愛にあふれた言葉でした。 最後から2番目の山岡先生の時にサプライズがありました。 昨日お誕生日を迎えられた先生にみんなで祝福です。山岡先生は本当に嬉しそうでした。 こうした温かい演出もこの学年の素晴らしいところです。 見ていて私もジーンときました。2年生は昨年からだいぶ大人になり成長の跡が見えます。来年度も楽しみです。 最後は学年主任の堀内先生から修学旅行についての話をされました。 新型コロナの影響もあり、当初予定していた沖縄から信州方面への変更となります。 一瞬、生徒は静まりかえりましたが、長野県の日本で一番星が綺麗に見える宿舎に泊まると聞いて、生徒は大喜びでした。また詳しくは新年度になってから報告します。 1年生学年集会
本日、1年生の学年集会を行いました。
評議委員会が企画し、様々な内容になっていました。ピアノ伴奏、抽選で当たる質問コーナー、そして漫才ありと盛りだくさんな内容でした。 ピアノ伴奏は独奏で米津玄師さんの「馬と鹿」を女子生徒がしてくれました。この曲は、素人の私が聴いていても難易度の高い曲と分かります。緊張しながらも上手に弾ききってくれました。その後のインタビューでは、「みんなの気持ちが温かいから思い切ってできた」と話してくれました。質問コーナーもかなり面白かったです。生徒と先生が交互にくじを引いていくのですが、質問内容も凝っていました。大変盛り上がりました。 そして圧巻は、漫才です。これは笑いました。うまいです。こんな才能がいっぱいの学年はなかなかないです。最後には評議委員の人達が一人ずつ、それぞれが自分の言葉で話をしてくれました。それを聞く学年集団の姿勢も温かく、とても良い雰囲気の中での学年集会ができました。来年度に弾みがつきました。 京都新聞書写展のメダル表彰と学校長賞(先日、小学生を送り届けた件)を授与しました。 1年生球技大会
本日1年生は球技大会。「ドッジビー」というフリスビーをボールの代わりに使用する競技です。この競技はフリスビー自体が柔らかく、当たっても痛くないのとスピードもそこそこに抑えられるので、どんな人にも参加しやすい競技です。さらに面白いのは「エンジェル」というゼッケンをつけた選手が各チームに一人いて、その選手が外野から当てた場合、その時点で外野にいる人が2人を残して全員内野に戻れるので、終盤の逆転劇があり、非常に盛り上がっていました。元気な学年のパワーを見せてくれました。
2年生球技大会
2年生は本日球技大会を行いました。
男子はソフトボール、女子はラケットベースをトーナメント方式で行い、親睦を深めました。みんなで協力し、仲良くプレーできていました。 第46回卒業証書授与式 答辞
答辞より
淀の河津桜は私達の卒業に花を添えるかのように、綺麗な花を咲かせています。 麗らかな春の光とそよ風に暖かな春を感じながら、私達102名は卒業します。瞬く間に過ぎ去った三年間。その中で紡がれた 数々の思い出が、つい最近のことのように思い出されます。 入学式。そこから私達の中学校生活の幕が上がりました。一年生の頃は新しい環境にすぐに慣れることはできず、仲間とすれ違うことも多くありました。友達同士で笑い合うことも今と比べれば少なかったことを覚えています。 互いの距離を測りかねていた私達を大きく変えてくれたのが学校行事の数々です。学年での初めての行事だった友愛の丘での校外学習。クラス対抗で行った大縄跳び大会では、どのクラスもあまり飛ぶことができず、学年全体の一体感はまだありませんでした。ですが、様々な行事を重ねていくうちに、学年が団結していく兆しの見える一年でもありました。 二年生。クラスも変わり、最初こそぎこちない雰囲気ではありましたが、一度生まれた絆が消えることはなく、すぐにまた打ち解け合うことができました。しかし、仲良くなる一方で、他愛のない触れ合いから喧嘩やトラブルを招いてしまうことが増え、お互いを傷つけ合ってしまいました.そんな私達を成長させてくれたのが「職業体験」です。大人として扱われ、大人と共に働くという経験は進級した私達に足りなかったものを気付かせてくれました。それはこれからの大淀中学校は自分達が背負っていくんだという自覚です。後輩を持つということの責任感は委員会活動など様々な場面で役立ちました。 二年間はあっという間にすぎ、気付けば最高学年の三年生。また、あの当たり前の日々を送れるものだと思っていました。私達に突如として降りかかった新型コロナウイルス。部活動の大会や学校行事の多くが中止、縮小をやむなくされ、始業も二ヶ月も遅れることになりました。最後の一年のスタートを華々しく切るはずだった四月・五月が失われることになり、そのやるせなさに歯がゆい思いをしました。三年生にとっての一大イベントである修学旅行も沖縄から行き先が変更となり、四国方面への旅となりました。 しかし、私達は逆境に挫けることなく、準備を委員と協力し、修学旅行への楽しみを募らせていました。皆の顔から笑顔が絶えたことは一度もありませんでした。 三日間の濃密なスケジュールで育まれた多くの思い出は学年全体の一体感をより確かなものにしました。 大淀中学校で過ごす時間も残り半年を切った頃、今までで培った絆を活かす機会がやってきました。 最後の体育大会、最後の合唱コンクール。どちらも三学年揃っての開催は叶いませんでしたが、全てのクラスが本気で頂点を目指していました。私はあれほど熱心に練習に取り組み、本番で全力を出し尽くした体育大会と合唱コンクールを経験したことがありません。あの二行事を通して、学年、クラスへの愛が深まりました。「いろんなことがあった」そんな言葉では語れぬほど濃密だった三年間。その幕が今日、降りようとしています。私達は今まで、数え切れないほど失敗し、つまづき続ける三年間を送ってきたと思います。ですが、何度でも立ち上がり、最後の最後には互いに笑い合える。そんな学年です。中学校生活の最後である今日も笑い合って旅立てると信じています。 在校生の皆さん、私達は先輩としての手本を見せられたでしょうか。学年間の交流が少なくなってしまったこと、大変口惜しく思います。ですが、在校生の皆さんなら不安を抱き入学してくる一年生も安心して受け入れることのできる大淀中学校を築けると信じています。私達以上に絆の深い学年を作り上げて下さい。最後に今まで親身になって厳しく、優しくご指導くださった教職員の方々。 そして、どんなときも深い愛で支えてくれた家族。また、いつも温かく見守ってくださった地域の方々。皆さんの助けがあったからこそ今の私達があります。本当にありがとうございました。 三年間の感謝と、これから歩む皆の未来への幸せを願って、私の最後の言葉とさせていただきます。 令和三年三月十五日 卒業生代表 I.N 第46回卒業証書授与式 送辞
送辞より
冬の寒さも過ぎ、春の暖かさを感じられるようになってきました。 この良き日に、大淀中学校を巣立っていく三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生一同心よりお祝い申し上げます.今、皆さんは喜びと寂しさで胸がいっぱいになられていることと思います。 三年前にこの大淀中学校の門をくぐり、数多くの思い出を作ってこられた三年生の皆さんは、未来に向かい新しい道を進もうとされています。私達もそんな先輩方と過ごしてきた日々が、今、思い出されます。 三年生は私達が入学したばかりで、右も左も分からず、困っている時に優しく寄り添って下さいました。 部活動では私達が辛く、心折れそうな時に、もう一度頑張れるように笑顔になれるようにと、温かい言葉をかけて下さいました。先輩方のあの言葉があったから、今の私達があると思います。 でも、いつもの温かい先輩とはまた違う、試合や本番の時の力強く、真剣に取り組む姿も、とても格好良く、私達のあこがれでした。そんな先輩方の姿は私達の目指すべき姿だと思いました。 また、皆さんの熱意は合唱コンクールからも伝わってきました。私達は三年生の合唱を動画で見ました。 しかし、画面越しでもひしひしと伝わってくる三年生の熱い絆や思いには圧倒されました。 生徒会活動や委員会活動では、先輩方が一人ひとりの個性を前面に出して大淀中学校の中心となり、学校を盛り上げて下さいました。新たなものを生み出そうとする先輩方が持っている力で、学校が動いているようにも感じました。その姿には私達を安心させ、前へ引っ張る力がありました。 球技大会では、三年生の仲間を応援する声が校舎にも響いてきました。その声からも、仲間を思いやる心が伝わり、本当に温かい気持ちになりました。私達もそんな学年を作り上げていきたいと思いました。 そして三年生を送る会での後輩へのムービーには胸が熱くなり、先輩との思い出が次々と蘇ってきました。先輩方のあの一言は私達の背中を押して下さいました。私達はそんな先輩のことが大好きです。 本当は離れたくないです。寂しいです。しかし先輩方が見せて下さった姿を心に留めて、私達も日々前進していこうと思います。先輩方は、この変化の多いコロナ禍に卒業され、新たな道に進むことになります。そんな時だからこそ、大淀中学校で培った自信と自分らしさを歩んでいって下さい。先輩方と共に、この大淀中学区で過ごせたことを私達は誇りに思います。 最後になりますが、皆さんのご健康とさらなるご活躍をお祈りし、送辞とさせていただきます。 令和三年三月十五日 在校生代表 S.I 第46回卒業証書授与式 来賓祝辞
来賓祝辞より
令和二年度の卒業式に際しまして、PTAを代表致しましてお祝いの言葉を申し上げます。 卒業生のみなさん、本日はご卒業誠におめでとうございます。また、本日の卒業式に至るまで、お子様を立派に育ててこられました保護者の皆様、重ねてお祝い申し上げます。 三年前の春、君たちがこの大淀中学校の門をくぐった日のことが、昨日のことのように思われます。 月日は流れ、あの日とは比較できないくらいに成長した君たちを今、目の前にし、充実した学校生活を送ったのだなと感じています。 卒業生のみなさん、大淀中学校で過ごした三年間はどうでしたか。 「最後の足跡」、何か残すことができましたでしょうか。過ぎ去りし日々を振り返れば、楽しかったことや嬉しかったこと、また、悔しかったことや悲しかったことなど、本当に色々なことがあったことでしょう。特に最後の一年間は新型コロナウイルスによって、あらゆる生活様式が一変し、誰も経験したことのない苦難の一年間ではなかったかと思います。そのような辛い環境の中でも、最後の合唱コンクールの冒頭に生徒代表が話していた「みんなコロナで嫌な思いをしているが、逆境を辛いと嘆くよりも、逆境を力にすることは、考え方次第で絶対出来る」という力強いメッセージは、コロナに打ち勝とうとする君たちのバイタリティそのものであり、心の底から感動したことを覚えています。このような不自由な生活も含め、この三年間で君たちが経験したことは何物にも代えられない一生の宝物になると思います。 クラス一丸となって取り組んだ体育大会や合唱コンクール、日々の学習の成果を出し切った定期テスト。そして、実施されるかどうか不安でたまらなかった末の修学旅行。力及ばず悔いの残ることもあったでしょうが、今となってはその全てが良い想い出ではないでしょうか。これらの経験は、君たちの人生において、素晴らしい糧となることでしょう。この未曽有の国難の中、君たちは本当によく耐え、よく頑張ったと思います。 (一部省略) 今日までの様々な出来事を胸に、君たちは九年間の義務教育課程を修了し、これまで経験したことの無い、広い世界へと一歩を踏み出そうとしています。世界情勢が目まぐるしく変化する現代社会において、君たちには更に自己の能力を高め、的確に状況を判断し、困難な場面を乗り切っていくスキルが求められています。どのような状況下に身を置くことになっても、この大淀中学校で得た知識と経験が、君たちの今後の人生において大きなバックボーンとなることは間違いありません。その知識と経験を基に、理想の実現に向けて邁進して欲しいと思います。 三年後、君たちが十八歳になれば、君たちには選挙権が与えられ、名実ともに社会人の仲間入りとなります。責任ある社会の一員と成るべく、精神的にも肉体的にも研鑽を積み上げ、より一層成長することを期待します。 この先の十年間は、君たちの生涯の中でも最も変化の激しい時期となるでしょう。 人により変化の時期や内容は異なりますが、進学、就職、結婚、出産など、様々な人生の転機が訪れます。時には自分の力ではどうすることも出来ない、高い壁に遭遇することもあります。それを乗り越えるためにあらゆる努力を払っても、退かざるを得ない場面が必ず訪れます。もしこの先、どこかで行き詰り、進むべき道を迷うようなことがあれば、どうか思い出してください。君たちには、この大淀中学校で三年間を共にした仲間とお世話になった先生方、そして愛情にあふれる家族がいることを。そして、遠慮なく助けを求めてください。きっと誰もが喜んで君たちに力を貸してくれることでしょう。君たちは決して一人ではありません。失敗を恐れることなく、自分が正しいと思う道を歩んで欲しいと思います。 最後に私から君たちに、人生の先輩としてアドバイスです。 今日を最後に、君たちはこの大淀中学校を去ることになりますが、決して忘れ物を置いて帰らないでください。形あるものであれば、いつでも取りに戻ることは可能でしょう。 しかしながら、君たちの心の中の忘れ物は、今日を限りに取りに戻ることは出来ません。 先生や友人に感謝の気持ちを伝え忘れていませんか。些細なことで喧嘩をして、気まずいままの友人と仲直りするのを忘れていませんか。自分の気持ちを誤魔化し、相手に本心を伝えるのを忘れたことにしていませんか。卒業証書を受け取り、最後に校門を出るまであと何分でしょうか。残された時間は本当にあと僅かです。 人間誰しもやったことに対する後悔はすぐに消えてしまいますが、やらなかったことに対する後悔は一生心の奥に残るものです。その後悔はどれだけ齢を重ねても、心の奥から消えることはありません。 私もそうです。おそらく君たちの親御さんもそうだと思います。 「あの時こうしておけばよかった。」「なぜあの時こう言えなかったのだろう。」 今ならまだ間に合います。これから先、大人になっても後悔し続けることの無いよう、自分に正直に、まっすぐに己の内面と向き合ってください。そうすることで、君たちはより大きく、より強い人間に成長することが出来るはずです。コロナという逆境に立ち向かった君たちだからこそ、この難題を解決できるものと信じています。 そして今日以降は大淀中学校の卒業生としての誇りを胸に刻み、立派な大人になってくれることを、心から願っています。 さて、校長先生をはじめ教職員の皆様、今日までの長きにわたり、子供たちへ愛情あふれるご指導を賜りました事、保護者を代表致しまして厚く御礼申し上げます。緊急事態宣言下での様々なイレギュラーな対応、新型コロナウイルスの感染予防対策に、心身ともに疲弊しながらご対応頂きましたこと、本当に感謝の言葉もございません。生徒を想う先生方の姿勢はきっと子供たちも感じ取っていると確信しております。そのような先生方の姿を見て大人になる子供たちは本当に幸せだと思います。これから先、この子たちは先生方の教えを胸に人生の荒波に挑んでいくことになります。もしこの子たちが心折れ、再び先生方を頼ってきた際には、どうか再びお力を貸してやって頂きたく心よりお願いを申し上げます。 本日ご臨席を賜りました地域諸団体の皆様、公私ともご多用のなか、子供たちのためにご足労を頂き誠にありがとうございました。子供たちがこの地域の更なる活力として成長していけますよう、これまで同様に卒業生ならびに在校生への温かいご指導と励ましを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 結びになりますが、本日卒業する大淀中学校 第四十六期生の輝かしい未来と、本日ここに集われたすべての方々のご多幸を祈念致しまして、祝辞とさせて頂きます。 令和三年 三月 十五日 京都市立大淀中学校PTA 会長 藤下 洋明 第46回卒業証書授与式 校長式辞
卒業生たちが未来へと羽ばたいていきました。
胸を張って堂々と花道を引き揚げるその勇姿。 本当に素晴らしかったです。 凜とした空気の中で行われた本日の卒業証書授与式。 背筋がしっかりと伸び、まっすぐにこちらに向ける視線が痛いほど伝わりました。 卒業生たちは本当に立派な態度で今日を迎えてくれたこと。心から感動しました。 保護者、地域の方々、そして在校生の心にも十分伝わったことと思います。 3年間の万感の思い。この思いを胸に新たな人生の扉を開けて、人生を切り開いて欲しいと思います。 以下、校長式辞です。 校長式辞 ただいま「令和2年度 第46回卒業証書授与式」において、 伝統と歴史ある大淀中学校を巣立ち行く102名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。 卒業生のみなさん、「卒業おめでとう」 今、皆さんの胸中は過ぎ去った中学校生活3年間の数々の思い出と 未来への希望とで、さぞ一杯のことだと思います。 今日のこの喜びと感激を迎えることができたのは、 皆さん自身のたゆみない努力もさることながら、 お家の方、保護者の方々の限りない愛情と小中学校の教職員の熱心な温かい指導、そして地域の方々が、皆さんの成長を影になり、見守りご指導いただいた賜です。 このことを深く心に刻み、これからも感謝の気持ちで応えてほしいと思います。 この学年は一緒にいると、自然に心が安らぐそんな温かい学年でしたね。 私がいつも「元気ですか!」と声をかけると笑顔で応えてくれる。 そんな温かいみなさんが、3年間、大淀中学校で来る日も来る日も 「自分磨きの旅」をして、いろいろな努力を続けてくれました。 入学直後は期待と不安もあったことでしょうが、学校生活が慣れていくにつれ、たくさんの友達ができ、体育大会や合唱コンクール、そして毎日の部活動にも精一杯頑張ってきました。 しかし昨年の3月、そんな充実した日々が突然、一変しました。 新型コロナによる休校、各種行事や大会、コンクールの中止や延期など、 「何で僕たち私たちの学年だけ、こんな思いをしなければいけないのか?」と、とても悔しい思いをされたことと思います。 我々大人にとっても初めてのことで、皆さんにどうやって寄り添ってあげれば良いか自問自答しながらの1年でした。 そんな日々の中でも皆さんと一緒に行った修学旅行のことは忘れないでしょう。 神戸フルーツフラワーパークでのバーベキュー、 淡路島での乗馬やイルカとのふれあい、シーカヤック体験など 辛抱に辛抱を重ねてきた皆さんが、いきいきとして楽しんでくれている姿を見て、私は胸が熱くなりました。 吉野川でのラフティング体験は急流にボートを揺らされながらも、 仲間と協力して波を乗り越え、ゴールまでたどり着いたその表情には とても充実したものがありました。 まさに2学期はその直後に体育大会、合唱コンクール、そして進路決定と 怒濤の日々だったと思います。 特に合唱コンクール、本当に熱かったですね。 皆さんの心と心が触れ合い、素晴らしいハーモニーとなりました。感動の一日でした。 そして皆さんは、様々な思いを持ちながらも、決して後ろ向きにならず、 大淀中学校を誇りの持てる学校へと前進させてくれました。 思春期真っ只中のみなさんは、時には、悩み、苦しみ、自分のことで精一杯の時もあったのではないでしょうか。 仲間とぶつかったことも、今となっては良い思い出になっているかもしれません。 でも皆さんはそれらを乗り越え、仲間のために、後輩たちのために、 そして大淀中学校のために、頑張ってくれました。 私は今、皆さんに心から「ありがとう」と感謝したいと思います。 さて、今日の卒業に当たり、私は、2つの話を皆さんに贈りたいと思います。 1つ目は「困難に直面したとき、最初からできない理由を探すな」ということです。 「困難はそれを乗り越えることのできる人にのみ与えられる」といわれています。 これからの人生の中で、皆さんは大きな痛手を受けることもあるでしょう。 信じていた人に裏切られたり、思わぬ事故やハプニングで、 心の傷が癒えない苦しみを味わうこともあるかもしれません。 時には自信を失い、孤独を感じてしまうこともあるでしょう。 人生はまっすぐの平坦な道ではなく、曲がりくねった迷路のように、 行き先さえ見つかりにくいこともしょっちゅうです。 そんなピンチの時に最も大切なことは、何だと思いますか? それは自分自身の考え方です。 成功者といわれる人達は共通して、とんでもない苦しみを乗り越えてきた経験をそれぞれお持ちです。 その苦しみの中からどう立ち上がるか? これこそがその人の人生の価値を作っていくのだと私は思います。 この苦しみをどうとらえ、どう乗り越えていくのか? 答えは誰も教えてくれません。 自分で探すしかないのです。 だからこそ、最初からできない理由を探して欲しくないのです。 今年掲げた大淀スピリットの中に「卑屈でなく」という言葉があります。 まさに卑屈になることなく、心のコップを上向きにして、 人生をゆっくりで良いから一歩ずつ一歩ずつ進んで欲しいと願っています。 2つ目は「仏様の指」という話をしたいと思います。 「仏様があるとき、道ばたに立っていらっしゃると、一人の男が荷物をいっぱい積んだ車を引いて通りかかった。そこは大変なぬかるみであった。車は、そのぬかるみにはまってしまって、男は懸命に引くけれど、車は動こうともしない。その時、仏様は、しばらく男の様子を見ていらっしゃいましたが、ちょっと指でその車にお触れになった。その瞬間、車はするっとぬかるみから抜けて、からからと男は引いていってしまった。」 困っている君、頑張ろうとしている君を「仏様の指」になり、 皆さんの背中にそっと触れてくれたのは、誰だったのでしょうか。 昨年の6月、学校が再開した時、学年主任の小林先生が、 「君たち一人ひとりが協力し合い、助け合いながら自分自身を大切にして、進路実現をして欲しい。3年の教職員みんなで応援してるよ」と言われましたね。 この温かい言葉にあるように、まさに生徒と先生の距離が近く、 そして、いっぱいの「仏様の指」があった学年だったのではないでしょうか。 校長として、その「仏様の指」になった全ての教職員に言葉に言い表せないほど、感謝をしています。 (一部省略) 保護者の皆様に、高いところからではありますが、ひとこと、お祝いを申し上げます。 本日は、お子さまのご卒業、誠に、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。 ここまで育ててこられた十五年間は、一言では言い尽くせないご苦労があったと思います。 今日のこのご卒業の感激は、感慨無量のことと思います。 しかし、そんなご苦労があって、こんなにも素晴らしく心温かい子どもに成長してくれたのだと思います。 本校では今年度「明朗・公正で卑屈でなく、やり出したら最後までやり抜く」という大淀スピリットを掲げ、学校教育目標を「自主・自律の態度と共生の心を育てる」として、教職員ひとつになって取り組んできましたが、生徒達にどれだけ力がつけられただろうか自問自答しております。 時には、我々の力不足により、そのお気持ちを汲むことができないこともあったかもしれません。 本日、義務教育を終了したとはいえ、これからが本当の勉強であると思います。 どうか、一層の愛情を持って、心豊かに成長されますようご指導をお願いいたします。 また、ご来賓の皆様方におかれましては、公私ともご多用のところ、ご臨席賜り、花を添えてくださいましたこと、高いところからではございますが、厚くお礼申し上げます。 今巣立つ卒業生、そして在校生ともに末永くご指導いただきますようお願い申し上げます。 結びに卒業生の皆さん、大淀中学校の校長として、皆さんを本当に誇りに思っています。 この3年間、大淀中学校で一緒に生活ができたことをとても幸せに思っています。 本当にありがとう! 最後に3年生最初の学年集会で皆さんに贈った相田みつをさんの詩を読み、皆さんが自分らしく生きていってくれることを願い、私の式辞とします。 道 長い人生にはなあ どんなに避けようとしても どうしても通らなければならぬ道というものがあるんだなあ そんなときは その道を黙って歩くことだな 愚痴や弱音を吐かないでな 黙って歩くんだよ ただ黙って 涙なんか見せちゃダメだぜ そしてなあ そのときなんだよ 人間としてのいのちの根がふかくなるのは みつを 令和3年3月15日 京都市立大淀中学校 校 長 油谷 昇 大淀中だより「環」17〜19を本日発行します第46回卒業証書授与式
本日10時より京都市立大淀中学校 第46回卒業証書授与式が行われます。
♪いつの間にか 時は流れ もう今日は卒業の日 人はいつか旅立つものだけど いつの日にか またどこかで 会える日がするからね 輝く日々を忘れないで 今始まる 希望の道 今日までありがとうね 思い出の校舎と別れを告げ 今新たな扉開き はるなか年月経て つぼみから花咲かせよう つぼみから花咲かせよう♪ (川嶋あい 「旅立ちの日に...」より) |
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