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最新更新日:2025/07/11 |
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修了式校長の話
皆さん、元気ですか〜!
元気があれば、修了式のあいさつもできる!ということで、今日は大淀中学校の令和2年度修了式で3つのお話をします。 それは 1.成長した皆さんに感謝 2.「卒業式」の話 3.「トイレの神様」の話です。 まず1つめの話です。コロナ禍の中、仲間と助け合った1年間。皆さんが本当に頑張ってくれたこと。 3年生を送る会で見せた皆さんの格好良さ。素晴らしかったです。皆さんには「心」があります。 1年生 とにかく元気な学年で温かいムード。あいさつがしっかりできることが素晴らしいです。 まさに心のコップ上向きです。「元気です!」と声をかけてくれることが本当に嬉しいです。 一言で表現すると「素直」です。お金で買えない、貴重な物を持っている素晴らしい学年です。 これからもますます楽しみですね。 2年生 これだけ良い方向に変われた学年を私はなかなか見たことがないです。それは学年の先生方の「愛」が少しずつ少しずつ伝わり、それに応えようとしたからの結果だと思います。 一言で表現すると「自信」です。自分を信じて前を向いて進んでいって欲しいと思います。 必ずみんなならできる。私はそう信じています。 2つめは「卒業式」でのお話です。 3年生は本当に立派に大淀中学校を巣立っていきました。壇上から見た彼らの姿は真っ直ぐに背筋が伸び、担任の先生からの呼名に、心を込めて返事をしてくれていました。その姿に私は感動しました。 式の中で、「困難に直面したときに、最初からできない理由を探すな」という話をしました。これからの人生の中でたくさんの苦労が待ち受けています。「もうダメだ」と思うこともたくさんあると思います。そんな時に答えは誰かが教えてくれるわけではありません。自分自身が苦しみの中から探し当てていくものなのです。人間は大きく分けて「肯定論者」と「否定論者」に分かれます。まずやってみる。トライをするには勇気がいります。失敗したときのことを考えたり、不安はつきものですが、「否定論者」は楽です。できない理由を探す方が楽なのです。皆さんにはやっぱり、夢を実現するにはどうしたらできるかを考える「肯定論者」になって欲しいと思います。 最後は「トイレの神様」についてのお話です。 よくトイレのスリッパが乱れていたり、時に土足で使用したりする人がいます。ごく一部の人なのでしょうが、やっぱりこれはいけませんね。毎朝、管理用務員さんがキレイに掃除し、消毒もして下さっています。足形を見て私も悲しくなりました。 そこで、みんなの心にも訴えかけたくて「トイレの神様」をフルコーラスで流しますね。 トイレの神様 植村花菜 小3の頃から なぜだか おばあちゃんと暮らしてた 実家の隣だったけど おばあちゃんと暮らしてた 毎日お手伝いをして五目並べもした でもトイレ掃除だけ苦手な私におばあちゃんがこう言った トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで だから毎日キレイにしたら 女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで (一部省略) トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで だから毎日キレイにしたら女神様みたいに ぺっぴんさんになれるんやで 少し大人になった私はおばあちゃんとぶつかった 家族ともうまくやれなくて居場所がなくなった 休みの日も家に帰らず 彼氏と遊んだりした 五目並べも鴨なんばも二人の間から消えてった どうしてだろう?人は人を傷つけ 大切なものをなくしてく いつも味方をしてくれたおばあちゃん残してひとりきり 家 離れた 上京して2年が過ぎておばあちゃんが入院した 痩せて細くなってしまったおばあちゃんに会いに行った 「おばあちゃん、ただいまー!」ってわざと昔みたいに言ってみたけど ちょっと話しただけだったのに「もう帰り−!」って 病室を出された 次の日の朝 おばあちゃんは静かに眠りについた まるで まるで 私が来るのを待っていてくれたように ちゃんと育ててくれたのに 恩返しもしてないのに いい孫じゃなかったのに こんな私を 待っててくれたんやね トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで おばあちゃんがくれた言葉は今日の私をべっぴんさんにしてくれてるかな トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで だから毎日キレイにしたら女神様みたいに ぺっぴんさんになれるんやで 気立ての良いお嫁さんになるのが 夢だった私は今日もせっせと トイレをピカピカにする おばあちゃん おばあちゃん ありがとう おばあちゃん ホンマにありがとう (作詞 植村花菜 山田ひろし 引用) どうでしたか?ホロッとくるお話の中で、何かを感じてくれましたか?いつも誰かがそっとしてくれている。それを考え、自分自身のためにも物を大切にして欲しいと思います。 私は皆さんを信じています。 これで修了式のお話を終わります。 令和2年度修了式
本日、令和2年度修了式が行われました。
今回もオンラインによる開催となりました。 校長講話、生徒会からのメッセージ、そして生徒指導部長のお話です。 校長からは3点 1.成長した皆さんに感謝 各学年の頑張りを褒め称える 2.卒業式の話 立派に卒業していった3年生の勇姿 3.トイレの神様の話 生徒会からは 「この1年間、みんなが協力して頑張れたこと。春休み中もしっかりと生活を整えて、新年度からは先輩としての自覚を持って頑張っていきましょう。新型コロナにも十分気をつけて手洗い・うがいをしっかりとしましょう。」と上手に話をしてくれました。 生徒指導部長からは3学期の始業式で話をした「心を燃やせ」というワードを用いて、「信頼できる先輩とはどういうものか?」心に訴えかける話をしてもらいました。 この1年間、生徒の皆さんは本当によく頑張ってくれました。 新年度にも期待です。 ![]() ![]() 大淀中だより「環」20を本日発行します学校長賞授与
1年生男子の素晴らしき行動に学校長賞授与
先日の大淀中だよりでも紹介しましたが、美豆小学校の児童を校門まで送り届けてくれた 3人の1年生男子に本日学校長賞を贈りました。 「あなたは登校中に集団登校から遅れてしまい 困っている小学一年生の女の子を美豆小学校まで連れて行ってくれました その行動は「優しさと思いやり」が備わっているからこそであり 本当に素晴らしいことです これからも仲間と協力することや 思いやりを大切にすることを一番に考えて行動し 周りの人たちにも良い影響を与えられる人物になってください 今回のあなたの立派な行動を称え ここに学校長賞を贈ります」 令和3年3月18日 京都市立大淀中学校 校長 油谷 昇 2年生学年集会&修学旅行行き先について
1年生に続いて、2年生も学年集会を行いました。
まず最初に京都市書き初め展と京都新聞書写展のそれぞれ表彰を行いました。 続いて、各先生方のお話。その中で名言紹介がありました。 「学年の誰一人、悲しい思いやひとりぼっちにならないようにしよう 一人になるのは痛いよりつらいからね」 生徒会長の言葉でした。とても良い言葉です。みんなの顔が引き締まりました。 お一人お一人の先生方からの今年一年を振り返ってのメッセージはすべて心に残るものでした。生徒への愛にあふれた言葉でした。 最後から2番目の山岡先生の時にサプライズがありました。 昨日お誕生日を迎えられた先生にみんなで祝福です。山岡先生は本当に嬉しそうでした。 こうした温かい演出もこの学年の素晴らしいところです。 見ていて私もジーンときました。2年生は昨年からだいぶ大人になり成長の跡が見えます。来年度も楽しみです。 最後は学年主任の堀内先生から修学旅行についての話をされました。 新型コロナの影響もあり、当初予定していた沖縄から信州方面への変更となります。 一瞬、生徒は静まりかえりましたが、長野県の日本で一番星が綺麗に見える宿舎に泊まると聞いて、生徒は大喜びでした。また詳しくは新年度になってから報告します。 ![]() ![]() ![]() 1年生学年集会
本日、1年生の学年集会を行いました。
評議委員会が企画し、様々な内容になっていました。ピアノ伴奏、抽選で当たる質問コーナー、そして漫才ありと盛りだくさんな内容でした。 ピアノ伴奏は独奏で米津玄師さんの「馬と鹿」を女子生徒がしてくれました。この曲は、素人の私が聴いていても難易度の高い曲と分かります。緊張しながらも上手に弾ききってくれました。その後のインタビューでは、「みんなの気持ちが温かいから思い切ってできた」と話してくれました。質問コーナーもかなり面白かったです。生徒と先生が交互にくじを引いていくのですが、質問内容も凝っていました。大変盛り上がりました。 そして圧巻は、漫才です。これは笑いました。うまいです。こんな才能がいっぱいの学年はなかなかないです。最後には評議委員の人達が一人ずつ、それぞれが自分の言葉で話をしてくれました。それを聞く学年集団の姿勢も温かく、とても良い雰囲気の中での学年集会ができました。来年度に弾みがつきました。 京都新聞書写展のメダル表彰と学校長賞(先日、小学生を送り届けた件)を授与しました。 ![]() ![]() ![]() 1年生球技大会
本日1年生は球技大会。「ドッジビー」というフリスビーをボールの代わりに使用する競技です。この競技はフリスビー自体が柔らかく、当たっても痛くないのとスピードもそこそこに抑えられるので、どんな人にも参加しやすい競技です。さらに面白いのは「エンジェル」というゼッケンをつけた選手が各チームに一人いて、その選手が外野から当てた場合、その時点で外野にいる人が2人を残して全員内野に戻れるので、終盤の逆転劇があり、非常に盛り上がっていました。元気な学年のパワーを見せてくれました。
![]() ![]() ![]() 2年生球技大会
2年生は本日球技大会を行いました。
男子はソフトボール、女子はラケットベースをトーナメント方式で行い、親睦を深めました。みんなで協力し、仲良くプレーできていました。 ![]() ![]() ![]() 第46回卒業証書授与式 答辞
答辞より
淀の河津桜は私達の卒業に花を添えるかのように、綺麗な花を咲かせています。 麗らかな春の光とそよ風に暖かな春を感じながら、私達102名は卒業します。瞬く間に過ぎ去った三年間。その中で紡がれた 数々の思い出が、つい最近のことのように思い出されます。 入学式。そこから私達の中学校生活の幕が上がりました。一年生の頃は新しい環境にすぐに慣れることはできず、仲間とすれ違うことも多くありました。友達同士で笑い合うことも今と比べれば少なかったことを覚えています。 互いの距離を測りかねていた私達を大きく変えてくれたのが学校行事の数々です。学年での初めての行事だった友愛の丘での校外学習。クラス対抗で行った大縄跳び大会では、どのクラスもあまり飛ぶことができず、学年全体の一体感はまだありませんでした。ですが、様々な行事を重ねていくうちに、学年が団結していく兆しの見える一年でもありました。 二年生。クラスも変わり、最初こそぎこちない雰囲気ではありましたが、一度生まれた絆が消えることはなく、すぐにまた打ち解け合うことができました。しかし、仲良くなる一方で、他愛のない触れ合いから喧嘩やトラブルを招いてしまうことが増え、お互いを傷つけ合ってしまいました.そんな私達を成長させてくれたのが「職業体験」です。大人として扱われ、大人と共に働くという経験は進級した私達に足りなかったものを気付かせてくれました。それはこれからの大淀中学校は自分達が背負っていくんだという自覚です。後輩を持つということの責任感は委員会活動など様々な場面で役立ちました。 二年間はあっという間にすぎ、気付けば最高学年の三年生。また、あの当たり前の日々を送れるものだと思っていました。私達に突如として降りかかった新型コロナウイルス。部活動の大会や学校行事の多くが中止、縮小をやむなくされ、始業も二ヶ月も遅れることになりました。最後の一年のスタートを華々しく切るはずだった四月・五月が失われることになり、そのやるせなさに歯がゆい思いをしました。三年生にとっての一大イベントである修学旅行も沖縄から行き先が変更となり、四国方面への旅となりました。 しかし、私達は逆境に挫けることなく、準備を委員と協力し、修学旅行への楽しみを募らせていました。皆の顔から笑顔が絶えたことは一度もありませんでした。 三日間の濃密なスケジュールで育まれた多くの思い出は学年全体の一体感をより確かなものにしました。 大淀中学校で過ごす時間も残り半年を切った頃、今までで培った絆を活かす機会がやってきました。 最後の体育大会、最後の合唱コンクール。どちらも三学年揃っての開催は叶いませんでしたが、全てのクラスが本気で頂点を目指していました。私はあれほど熱心に練習に取り組み、本番で全力を出し尽くした体育大会と合唱コンクールを経験したことがありません。あの二行事を通して、学年、クラスへの愛が深まりました。「いろんなことがあった」そんな言葉では語れぬほど濃密だった三年間。その幕が今日、降りようとしています。私達は今まで、数え切れないほど失敗し、つまづき続ける三年間を送ってきたと思います。ですが、何度でも立ち上がり、最後の最後には互いに笑い合える。そんな学年です。中学校生活の最後である今日も笑い合って旅立てると信じています。 在校生の皆さん、私達は先輩としての手本を見せられたでしょうか。学年間の交流が少なくなってしまったこと、大変口惜しく思います。ですが、在校生の皆さんなら不安を抱き入学してくる一年生も安心して受け入れることのできる大淀中学校を築けると信じています。私達以上に絆の深い学年を作り上げて下さい。最後に今まで親身になって厳しく、優しくご指導くださった教職員の方々。 そして、どんなときも深い愛で支えてくれた家族。また、いつも温かく見守ってくださった地域の方々。皆さんの助けがあったからこそ今の私達があります。本当にありがとうございました。 三年間の感謝と、これから歩む皆の未来への幸せを願って、私の最後の言葉とさせていただきます。 令和三年三月十五日 卒業生代表 I.N ![]() 第46回卒業証書授与式 送辞
送辞より
冬の寒さも過ぎ、春の暖かさを感じられるようになってきました。 この良き日に、大淀中学校を巣立っていく三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生一同心よりお祝い申し上げます.今、皆さんは喜びと寂しさで胸がいっぱいになられていることと思います。 三年前にこの大淀中学校の門をくぐり、数多くの思い出を作ってこられた三年生の皆さんは、未来に向かい新しい道を進もうとされています。私達もそんな先輩方と過ごしてきた日々が、今、思い出されます。 三年生は私達が入学したばかりで、右も左も分からず、困っている時に優しく寄り添って下さいました。 部活動では私達が辛く、心折れそうな時に、もう一度頑張れるように笑顔になれるようにと、温かい言葉をかけて下さいました。先輩方のあの言葉があったから、今の私達があると思います。 でも、いつもの温かい先輩とはまた違う、試合や本番の時の力強く、真剣に取り組む姿も、とても格好良く、私達のあこがれでした。そんな先輩方の姿は私達の目指すべき姿だと思いました。 また、皆さんの熱意は合唱コンクールからも伝わってきました。私達は三年生の合唱を動画で見ました。 しかし、画面越しでもひしひしと伝わってくる三年生の熱い絆や思いには圧倒されました。 生徒会活動や委員会活動では、先輩方が一人ひとりの個性を前面に出して大淀中学校の中心となり、学校を盛り上げて下さいました。新たなものを生み出そうとする先輩方が持っている力で、学校が動いているようにも感じました。その姿には私達を安心させ、前へ引っ張る力がありました。 球技大会では、三年生の仲間を応援する声が校舎にも響いてきました。その声からも、仲間を思いやる心が伝わり、本当に温かい気持ちになりました。私達もそんな学年を作り上げていきたいと思いました。 そして三年生を送る会での後輩へのムービーには胸が熱くなり、先輩との思い出が次々と蘇ってきました。先輩方のあの一言は私達の背中を押して下さいました。私達はそんな先輩のことが大好きです。 本当は離れたくないです。寂しいです。しかし先輩方が見せて下さった姿を心に留めて、私達も日々前進していこうと思います。先輩方は、この変化の多いコロナ禍に卒業され、新たな道に進むことになります。そんな時だからこそ、大淀中学校で培った自信と自分らしさを歩んでいって下さい。先輩方と共に、この大淀中学区で過ごせたことを私達は誇りに思います。 最後になりますが、皆さんのご健康とさらなるご活躍をお祈りし、送辞とさせていただきます。 令和三年三月十五日 在校生代表 S.I ![]() |
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