ゲームってとても楽しいですよね。テレビゲームや携帯型ゲーム,最近ではスマートフォンでもゲームはできます。
しかしゲームにはまりすぎると,大変なことになる可能性があります。
というのも,2019年5月25日,WHO(世界保健機関)は,ゲームのやりすぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を国際疾病として正式認定しました。
WHOによると,
(1)ゲームをする時間や頻度を自ら制御できない
(2)ゲームを最優先する
(3)問題が起きているのに続ける
などといった状態が12カ月以上続き,社会生活に重大な支障が出ている場合にゲーム障害と診断される可能性があるということです。
わかりやすく言うと,
「ゲームがやめられずいつまででもやっている」
「勉強をしなければならないのに,ゲームを優先してしまう」「(ひどくなると)食事もせず風呂にも入らずにゲームを続けてしまう」
「ゲームのやりすぎで夜寝るのが遅くなり,朝起きるのも遅くなっているのが自分でわかっているのに,それでもゲームをやり続けてしまう」
ということになると思います。
最初に言ったようにゲームはとても楽しいです。いつまでもやろうと思えばできてしまうほど面白いものです。だから,「自分でやめる」ということがとても大切です。
では,どのようにすれば自分でやめることができるでしょうか。みんなも考えてみましょう。
「ゲームは1時間という約束を守る」
「タイマーをつけてゲームをする」
「ペアレンタルコントロールをしてもらう」
例えばこのようなことが考えられるでしょうか。「ペアレンタルコントロール」とは,「大人が子どもの安全を守るためにゲーム機の機能を制限する設定」のことです。自分でゲームをやめられない場合は,おうちの方に協力していただくことも一つの方法だと思います。
ゲームを自分でやめることができる人はそれがとても素晴らしいことです。ぜひ続けていってほしいと思います。
ゲーム以外にも楽しいものはたくさんあります。各学年の先生方が様々な工夫をして,みんなの力になる課題も用意してくださっています。上手にゲームと付き合い,休校の期間を有意義な時間にしていってほしいと思います。