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最新更新日:2025/09/09 |
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EEP講演会 今,なぜ華道を学ぶのか。
今年度から16期生1年生は,家庭科の授業の中で「生け花体験」を行っており,一般財団法人池坊華道会の皆様にご協力をいただいております。そのご縁もあって,12月13日(木)7限目に池坊華道会事務総長 池坊雅史様をお招きしご講演をお願いいたしました。ご講演のタイトルは「今,なぜ華道を学ぶのか?」です。
生け花は,一期一会。だから感動が生まれます。AIなどの最先端科学が進むこの世の中であるからこそ,倫理観や美意識がないと世界は滅びてしまいます。華道は皆さんの力になります。週1回,1時間,1年間華道を行うと次の3つのことができるようになります。 1.命に対する共感。「枯れた花にも華がある。」大切にしている教えの一つです。花の生き方に人が学ぶことが多いのです。だから,失敗をしても次の機会に活かせば問題はないのです。 2.季節を感じる心。生け花を愛した人は「五感」をフルに活用しています。季節を感じ,そして故郷をいとしむ心が養われます。 3.目に見えないものを感じる心。「この世の中で最も美しいものは,心で感じるものだ。」とヘレンケラーは言ったそうです。時代が変わったとしても,人が生きていくうえで心で感じることこそ大切にしなければならないのではないでしょうか。 ご講演の途中には,生け花体験でもお世話になった塩野敬子先生のデモンストレーションが行われました。花を用いずハランの葉だけを用いて生けられた作品は,とても美しく「感じる心」を涵養していただけたのではないでしょうか。来年の3月に1年生は全員が海外フィールドワークを経験します。その際に,現地で日本の伝統文化を紹介し,世界の人と真の友達になるために今回学んだことを活用してほしいと思います。 今回講師を快く引き受けていただいた池坊雅史様をはじめ一般財団法人池坊華道会の皆様,お忙しい中ご講演を開催していただきありがとうございました。 ![]() ![]() 校長室訪問シリーズ 陸上競技部 東京2020をめざして,世界へはばたけ!
陸上競技部2年生吉岡里奈さんが,2018年度「京都新聞ジュニア・スポーツ賞」を受賞されました。おめでとうございます。その受賞報告を竹田校長に行いました。
京都新聞では1961年にこの賞を制定され,毎年郷土のジュニア・スポーツ界で活躍した優秀な選手を表彰されています。吉岡さんは,女子400mで,全国インターハイ,国体,U18で準優勝にかがやき,全国的に注目されている優秀な選手です。 「どの大会でも全国にライバルがいて,切磋琢磨できる環境に身を置くことができました。このことが自分を高めることになりました。」と話してくれました。また,今後の目標は?との問いかけに「もちろん東京2020をめざし,52秒台を出したいです。そして,来年の全国インターハイ優勝をねらいます。」と力強く抱負をのべてくれました。 吉岡さんは,現在高校2年生。来年は,高校生活最後の年となります。さらなる飛躍の年になることを期待しています。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。 ![]() ![]() 第7回「能楽交流鑑賞会」を行いました!
平素からさまざまな形で本校教育充実発展のためにご支援いただいています一般社団法人京一商西京同窓会様の主催により,12月11日(火)午後,金剛能楽堂において「能楽交流鑑賞会」を行いました。
これは,同窓会運営の2つの柱である「育英事業を通じての社会貢献」と「会員相互の親睦交流」とを一つにする行事として,平成24年度(10期生が1年生であったとき)から始まったもので,今回7回目となります。 第1学年の生徒約280名と,生徒からすればいわば祖父母世代に当たる方々を中心とする同窓会の皆様約150名の先輩諸氏とが一堂に会し,市村延之同窓会理事長のご挨拶で会が始まりました。 第二十六世宗家金剛永謹氏をはじめとする金剛流御一門及び茂山家の皆様の御出演により,「解説及び体験」,狂言「棒縛」,休憩をはさんで能「紅葉狩」という番組構成で,約2時間にわたり熱演を繰り広げて下さいました。また,金剛永謹様は,先日紫綬褒章を受章されました。誠におめでとうございます。 11月に事前学習を行った際にもお世話にいただいた宇高竜成様による解説・体験が行われました。仮面劇である能楽の起源や一見簡単そうに思える所作が実は大変であること等を楽しく平易にお話し下さいました。また,代表生徒7名が舞台に上がらせていただき,基本の立ち方やすり足での進み方を実際に行ったり,舞台の中心付近から橋掛かりまでをすり足で素早く歩く体験をしたりしました。また会場にいる生徒にもうたのご指導をいただきました。見るとするとでは大違いの“動きの難しさ”を実際に体で感じ,いろいろと発見があったようです。 生徒たちはほとんどが能楽鑑賞は初めての経験で,「本を読んだりビデオで見るよりも,実際は声が響いて何倍も迫力があり,もう一度見たいと思いました。」「狂言はテンポが良くて言葉がとてもわかりやすかったので笑いながら見ることができました。」「能も,事前学習のプリントで予習しておくと今何をしているのか大体分かったので楽しんでみられました。」等といった感想をもったようです。そして,「このように素晴らしい機会を与えてくださった同窓会の皆様に感謝して,今後に生かしていきたい。」と言っていました。 本日の会は同窓会様の全面的な御協力によって実現したものであり,京都御苑の西に建つ金剛能楽堂というすばらしい舞台で,場がもつ「力」を直接感じとりながら,日本文化の粋である能・狂言を,同じ学窓の高校生と同窓会員がともに鑑賞し,日本文化の懐の大きさや良さを再発見する大変良い機会となりました。これからグローバルリーダーとして国際社会での活躍が期待される若い生徒たちが,それぞれの心と体に脈々と流れている日本の伝統に関心をもち,芸術への造詣を深める第一歩となったことと思います。 また生徒たちは,同窓会員の皆様方と親しく時と場所とを共有することにより,連綿と続く本校の歴史と伝統の厚みを実感し,様々な形で御支援いただいていることへの感謝の念を深くしていました。同窓会の皆様,金剛流の皆様,茂山家の皆様,誠に有り難うございました! [写真] 上段 1枚目 会場内の様子 2枚目 能楽体験の様子 下段 1枚目 狂言「棒縛」 2枚目 能「紅葉狩」 3枚目 能「紅葉狩」つづき ![]() ![]() 校長室訪問シリーズ。住まいのインテリアコーディネーションコンテストに挑戦!![]() 応募のきっかけは,高校生新聞の中に掲載されていたこのコンテストのことを知り,そもそも建築に興味のあった岸君は挑戦しようと考えたそうです。 課題は,「ここから始まる!リビング空間」でインテリア空間を提案するというものです。岸君の作品は「Geocafe」。コンセプトは,「植物や天体を表すGeometryで部屋を包み,そんな空間をコーヒーとともに過ごすことでまるでカフェにいるような気分を味わうことができる。また壁や本棚,階段を独自でデザインし1つ1つを美術品として楽しめるようにした。(作品より引用)」です。マレーシアの教会を見たときに幾何学模様に興味を持ち,そのことがアイディアのヒントになったとのこと。将来の自分のやりたいことも含めて竹田校長に報告する姿が印象的でした。自分の夢に向かって頑張ってください。今後の活躍を応援しています。 西京では,さまざまなことに挑戦することを推奨しています。岸君をはじめ皆さんの大いなる挑戦,エンプラ魂に期待しています。 写真上 右から 竹田校長,岸君,松田先生 ![]() |
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