最新更新日:2024/09/27 | |
本日:87
昨日:479 総数:2933345 |
第7回「能楽交流鑑賞会」を行いました!
平素からさまざまな形で本校教育充実発展のためにご支援いただいています一般社団法人京一商西京同窓会様の主催により,12月11日(火)午後,金剛能楽堂において「能楽交流鑑賞会」を行いました。
これは,同窓会運営の2つの柱である「育英事業を通じての社会貢献」と「会員相互の親睦交流」とを一つにする行事として,平成24年度(10期生が1年生であったとき)から始まったもので,今回7回目となります。 第1学年の生徒約280名と,生徒からすればいわば祖父母世代に当たる方々を中心とする同窓会の皆様約150名の先輩諸氏とが一堂に会し,市村延之同窓会理事長のご挨拶で会が始まりました。 第二十六世宗家金剛永謹氏をはじめとする金剛流御一門及び茂山家の皆様の御出演により,「解説及び体験」,狂言「棒縛」,休憩をはさんで能「紅葉狩」という番組構成で,約2時間にわたり熱演を繰り広げて下さいました。また,金剛永謹様は,先日紫綬褒章を受章されました。誠におめでとうございます。 11月に事前学習を行った際にもお世話にいただいた宇高竜成様による解説・体験が行われました。仮面劇である能楽の起源や一見簡単そうに思える所作が実は大変であること等を楽しく平易にお話し下さいました。また,代表生徒7名が舞台に上がらせていただき,基本の立ち方やすり足での進み方を実際に行ったり,舞台の中心付近から橋掛かりまでをすり足で素早く歩く体験をしたりしました。また会場にいる生徒にもうたのご指導をいただきました。見るとするとでは大違いの“動きの難しさ”を実際に体で感じ,いろいろと発見があったようです。 生徒たちはほとんどが能楽鑑賞は初めての経験で,「本を読んだりビデオで見るよりも,実際は声が響いて何倍も迫力があり,もう一度見たいと思いました。」「狂言はテンポが良くて言葉がとてもわかりやすかったので笑いながら見ることができました。」「能も,事前学習のプリントで予習しておくと今何をしているのか大体分かったので楽しんでみられました。」等といった感想をもったようです。そして,「このように素晴らしい機会を与えてくださった同窓会の皆様に感謝して,今後に生かしていきたい。」と言っていました。 本日の会は同窓会様の全面的な御協力によって実現したものであり,京都御苑の西に建つ金剛能楽堂というすばらしい舞台で,場がもつ「力」を直接感じとりながら,日本文化の粋である能・狂言を,同じ学窓の高校生と同窓会員がともに鑑賞し,日本文化の懐の大きさや良さを再発見する大変良い機会となりました。これからグローバルリーダーとして国際社会での活躍が期待される若い生徒たちが,それぞれの心と体に脈々と流れている日本の伝統に関心をもち,芸術への造詣を深める第一歩となったことと思います。 また生徒たちは,同窓会員の皆様方と親しく時と場所とを共有することにより,連綿と続く本校の歴史と伝統の厚みを実感し,様々な形で御支援いただいていることへの感謝の念を深くしていました。同窓会の皆様,金剛流の皆様,茂山家の皆様,誠に有り難うございました! [写真] 上段 1枚目 会場内の様子 2枚目 能楽体験の様子 下段 1枚目 狂言「棒縛」 2枚目 能「紅葉狩」 3枚目 能「紅葉狩」つづき 校長室訪問シリーズ。住まいのインテリアコーディネーションコンテストに挑戦!
平成30年度住まいのインテリアコーディネーションコンテスト(主催公益社団法人インテリア産業協会)に,2年生の岸 海星君が挑戦し,注目の作品として脚光を浴びました。その時の様子を担任の松田先生とともに校長室を訪れ,竹田校長に報告してくれました。
応募のきっかけは,高校生新聞の中に掲載されていたこのコンテストのことを知り,そもそも建築に興味のあった岸君は挑戦しようと考えたそうです。 課題は,「ここから始まる!リビング空間」でインテリア空間を提案するというものです。岸君の作品は「Geocafe」。コンセプトは,「植物や天体を表すGeometryで部屋を包み,そんな空間をコーヒーとともに過ごすことでまるでカフェにいるような気分を味わうことができる。また壁や本棚,階段を独自でデザインし1つ1つを美術品として楽しめるようにした。(作品より引用)」です。マレーシアの教会を見たときに幾何学模様に興味を持ち,そのことがアイディアのヒントになったとのこと。将来の自分のやりたいことも含めて竹田校長に報告する姿が印象的でした。自分の夢に向かって頑張ってください。今後の活躍を応援しています。 西京では,さまざまなことに挑戦することを推奨しています。岸君をはじめ皆さんの大いなる挑戦,エンプラ魂に期待しています。 写真上 右から 竹田校長,岸君,松田先生 |
|