最新更新日:2024/09/26 | |
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「エコノミクス甲子園」京都大会に出場しました!
11月20日(日)12時30分から16時まで,京都銀行金融大学校桂川キャンパス(京都市南区)で行われました「第11回全国高校生金融経済クイズ選手権『エコノミクス甲子園』」京都大会に本校生2チーム計4人が出場し,うち1チームは決勝ラウンド進出を果たしました。
「エコノミクス甲子園」は,いわゆるクイズ王を決定する大会ではなく,また,単純に「お金を殖やすための教育」を目的とした大会でもありません。早い段階で「金融知力」を身に付けてもらうために,高校生たちに楽しみながら金融経済を学んでもらうこと,投機のテクニックではなく,金融経済知識を基礎から学んでもらうこと,またさまざまな団体が発行している金融経済教育のテキストを有効活用できること等を満たす“金融経済教育プログラム”として誕生しました。少しでも参加者の心の障壁を低くするために「クイズ大会」という形をとっており,応募者には学習教材が無料で提供されています。このように,世の中がどのような金融経済の仕組みで動いているか理解して読み解き,「自分のライフデザイン」や「自分とお金の関わり方」を考えてもらうきっかけを高校生に提供することを目的として行われています。 ※金融知力とは 確定拠出年金(401k)の導入やペイオフの解禁などに象徴されるように,時代のパラダイムの大きな変化の中で,一人一人が人生における様々な機会で『自己責任』をより問われる社会となりました。そのような環境下で自立した消費者となり,生活者としてお金とどう向き合うか考える“豊かな人生を築くための人間力”のことです。 地方大会は全国各地の地方銀行などの金融機関が地域貢献として行っており,京都大会は,株式会社京都銀行の主催(共催:認定NPO法人 金融知力普及協会)で,今年初めて開催されました。 [その他概要] ・参加対象 京都府内の同一の高校に在籍する生徒 (1チームは2人一組) ※8校から16チームが出場 ・内容 筆記クイズや早押しクイズ等に挑戦し,金融や経済につい ての知識を競い合う ※単純な金融経済の知識でなく,新聞やニュースを元に した時事問題や,お金に関するトリビア,より生活に 根ざした家庭科など,幅広く「お金」に関する知識が 問われる。 ※優勝チームは,平成29年2月に東京で開催される全国大会)への 出場権が与えられ,全国大会で優勝するとニューヨーク研修旅行に 招待される。 [本校からの出場チーム](敬称略) チーム名:竹田丸 村上美裕・柳澤里奈(1年) チーム名:モヒョエルの会 徳田光紀・嶌本千紘(2年) ※使用可能文字の関係から,お名前の一部を近似した字体で表記して おります。 西京チームは,事前に郵送されているテキストや政治経済の教科書などを熟読し,対戦に備えていました。 第1ラウンドは,50問の4択問題と1問の近似値問題の計51問をチームで解きます。休憩をはさんで第2ラウンドは,早押しクイズです。1グループ4チームで対戦し,3問先取の勝ち抜け形式です。西京2年生チームは,グループトップで勝ち抜けました。 第1・第2ラウンドの合計点上位6チームが,決勝ラウンドに進出です。2年生チーム(モヒョエルの会)が,第3位で決勝ラウンドに進出しました。(1年生チームは惜しくも敗退) 決勝ラウンドは,「株価変動クイズ」です。ボードクイズが10問出題され,正解すると得られる資金を元手に,一番多くの株式を購入したチームの優勝となります。(正解したときにしか資金を使って株式を購入することができません。)問題が進むにつれ難易度が上がり,正解して資金を得ることも,株式を購入することもできず上位との株式数に差がつき始めます。最終的には洛南高校と洛北高校との対決となり,洛北高校の「せんとらるず」が優勝しました。 残念ながら西京は優勝できませんでしたが,1年生チームも含め,来年もぜひ頑張ってほしいと思います。 [写真] 1枚目 左上 ラウンド開始前の様子 右上 第2ラウンドの様子 左下 決勝ラウンド進出チーム発表 右下 決勝ラウンドの様子 2枚目 西京チーム 3枚目 全体の集合写真 トビタテ!留学JAPAN【高校生コース】第2期生事後研修会(大阪会場第3日目)に,本校生が参加しました!
11月20日(日)10時から17時まで,立命館梅田キャンパス(大阪市北区)にて,「トビタテ!留学JAPAN【高校生コース】」第2期派遣留学生秋季事後研修(大阪会場の第3日目・今回の参加生徒は49名でした。)が行われ,本校からは,この夏に「アカデミック(テイクオフ)」分野でイギリス・ケンブリッジに留学した山下美咲さん(1年生)が参加しました。
(研修内容の詳細は,これまで2回の記事を御覧下さい。3回目ですので,この記事では特徴的な点のみを記します。) 1回目の記事 11月 6日(1年生藤井さん) 2回目の記事 11月19日(1年生筒井さん) その1 その2 山下さんは研修が始まると積極的に手を挙げ,留学中の体験を全員の前で発表していました。・・・「高校生や大学生ばかりだと思っていた現地の語学学校には,幅広い年齢層の人々がおり,さらに国籍も多様でとても驚きました」「日本の学校の試験では細かい文法に気を使いながら英作文を行ったり,プレゼンでは事前に原稿を用意するなど周到な準備をした上で英語を話したりすることが多いのですが,現地の会話では単語を並べれば十分に理解してもらえました」「あまり文法的なことを気にし過ぎずに,“とりあえず言ってみればなんとかなる”ものです」と話していました。このように,現地で「生の会話」を体験することで,「英語を話す」ことに対する抵抗がかなりの程度で払拭されたことを熱弁していました。 次に,「私のトビタテ!体験」では,具体的に留学中のどういった出来事が自分を変えるに至ったのかを,3人グループで話し合いました。グループワーク終了後,全体に向けて一人一人がそれぞれの体験を語る中,山下さんは,各発表者の共通点に着目しました。それは,「どのトビタテ生も留学に行く前に必ず自らの常識をもとにした“想定”を持っているが,それが何かのきっかけで“裏切られた”時に大きく考え方が変わる」ということです。自分の体験を述べるだけではなく,参加者全体を俯瞰して意見を述べるということは,なかなかできることではありません。 参加した山下さんの感想です。 「今回の事後研修では,多くのトビタテ生と,留学経験や実行した・実行したいエヴァンジェリスト活動の内容をシェアすることで,自分の考えを深めることができました。ありがとうございました。」 本校からは今年度3名の生徒がトビタテ生として採用され,別々の日程でこの事後研修に臨みました。どの回も,同じファシリテータ(GiFTの鈴木氏)が同じ内容で進行して下さっています。生徒数も毎回50名前後でした。しかしながら,興味深いことは,研修の雰囲気がそれぞれの回で異なった,ということです。ライブ感あふれる“セッション”の中で,参加者のキャラクター相互の掛け算によって,毎回まったく異なるエネルギーの「うねり」が生み出されます。高校生ならではの柔軟な思考と,常識の枠組みにとらわれない自由な発想に,このようなうねりを生み出す機会を与えることで,今後大きな動きが醸し出されてくるように思われました。 「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は,明確な目標・目的とそれに対する情熱があれば誰でも応募することができます。そして,事前・事後の研修を通してしっかりと針路を見定め,言語化・明確化するとともに,多くの同期生や先輩後輩たちとのネットワークを構築することもできる手厚いプログラムです。明日の世界をつくる全国の若い高校生たちに,広く,等しく道は開かれています。“きみが留学する,という国家プロジェクト”に,あなたも参加しませんか? 意欲あふれる西京生の参加と,トビタテ!高校生コース1期生・2期生の皆さん(西京では計5名)のますますの活躍を期待しています! [写真] 1枚目 上段左 私のトビタテ!体験を語る様子 上段右 全体でのシェアの際に積極的に発言する様子 下段左 ポスター発表の様子 下段右 締めくくりの「未来の夢宣言」の様子 2枚目 全体での集合写真 トビタテ!留学JAPAN【高校生コース】第2期生事後研修会(大阪会場第2日目)に,本校生が参加しました! (その2)
(写真の続きです。)
1枚目 上段左 ポスター発表の様子 上段右 他のグループの発表へのリフレクションの様子 下段左 まとめの様子 下段右 全員で輪になって,「未来の夢宣言」をする様子 2枚目 全員での集合写真 トビタテ!留学JAPAN【高校生コース】第2期生事後研修会(大阪会場第2日目)に,本校生が参加しました! (その1)
11月19日(土)10時から17時まで,立命館梅田キャンパス(大阪市北区)にて,「トビタテ!留学JAPAN【高校生コース】」第2期派遣留学生秋季事後研修(大阪会場の第2日目)が行われ,本校からは,この夏に「国際ボランティア」分野でインドネシア・バリに留学した筒井隼介君(1年生)が参加しました。
官民協働海外留学支援制度,通称「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」は,平成25年10月からスタートした大学生・高校生の海外留学をサポートするプログラムで,高校生コースは昨年度から始まり,今回が第2期生となります。全国816校2,057名(昨年度は218校514名)の応募者から,書類選考及び面接試験を経て,330校510名が選出され,本校からも「アカデミック」「スポーツ・芸術」「国際ボランティア」の3コースに各1名(女子2名,男子1名の計3名)が採用され,この夏目的の場所にトビタち,元気に帰ってきました。 今回の事後研修会の参加対象者は9月30日(水)までに帰国している第1期及び第2期の派遣留学生で,11月5日(土)〜23日(祝)の間[土・日・祝日が7日間あります。]の,事務局から指定された日・場所(東京または大阪で計9回設定されています。)に参加することとなっています。本校からの派遣留学生は,大阪(日によって場所は異なります)で11月6・19・20日にそれぞれが受講することになっています。 大阪会場2日目(全9回中の7回目)となるこの日は,西日本の派遣留学生52名が参加しました。 研修会は,「相互に学び合いながら自らの留学体験を言語化し,多面的に意味づけることができるようになる」「トビタテ!留学JAPANのエヴァンジェリスト(=伝道師)活動を具体的にイメージする」「未来と世界と人生に向けたネクスト・チャレンジを具体化する」ことを目的とした午前・午後の2部構成で,鈴木大樹氏(GiFT[Global Incubation×Fostering Talents:一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト])の進行により行われました。 午前の部は「自分の体験の価値を振り返り,言語化する」<言語化し,発信・共有する>こと,午後の部は「留学中の生活についてイメージを具体化する」<今日を起点に明日からの未来を考え,人生をクリエイトしていく“未来に向けた事前研修”とする>ことをテーマに行われました。 【前半】 自らの留学体験を振り返って言語化し,シェアする手始めとして,“この場の多様性を感じ取ろう”ということで,「Four Corners」というアイスブレイクを兼ねたアクティビティが行われました。(“フォーコーナーズ”といえば,アメリカ合衆国西部にある「四重境界点」[ユタ・コロラド・ニューメキシコ・アリゾナ各州の境界線が一点で接している場所]の呼称ですが,ここでは,「お題ごとに同じ心情の者が部屋の4隅に集まって内容を相互に披露する」というものです。) 3人一組になって座っていた生徒たちは立ち上がり,ファシリテータの鈴木さんが出すお題(「今の気持ち」「留学した分野」「留学したエリア」「留学体験を一言で振り返ると」等)ごとに4隅に分かれ,2人ペアで思いを共有した後,全体でもシェアしました。 次に行ったのは,「留学体験のエレベーター・トーク(『エレベーター・ピッチ』・『エレベーター・ブリーフィング』等とも呼ばれています。)」です。 エレベーター・トークという名前は,アメリカ・サンフランシスコのシリコンバレーで,起業家がベンチャーキャピタルや投資家の勤務するオフィスのエレベーターの前で待ち伏せし,偶然エレベーターに乗り合わせたふりをして,短時間に(30秒程度で)自らの事業内容の魅力を伝えることに成功し資金調達にこぎつけた,というサクセスストーリーからきています。 生徒たちは会場内を自由に動き回りながら,軽やかなベルの合図とともに用意したポスターやタブレットの画面等を示して,限られた時間の中で出来るだけ留学体験エピソードや気づきを伝えようとしていました。このセクションも,最後に全体で振り返りを行いました。 3つ目のセクションは,ビデオメッセージと趣旨説明です。 この取組のプロジェクトディレクターでいらっしゃる船橋力氏(NPO法人TABLE FOR TWO International理事/株式会社ウィル・シード取締役会長)からの,約10分間のビデオメッセージが会場に流されました。 船橋氏は, 「この事後研修に当たっては,きちんと振り返り,自分の言葉で話してシェアして下さい。グローバルリーダー,強いリーダーほど,自分の弱みを吐露できるものです。あなたの留学体験を伝えることで,他の人が間接的に体験できます。お互いのために話して下さい。」 「この研修は未来に向けた事前研修でもあります。3点お願いしておきます。(1)20代のうちに3回(高校・大学・社会人で各1回)は留学して下さい。世界は刻々と移り変わっています。定期的に,そして何か国かから見ることが大切です。(2)その際,自分の夢・目標・ワクワクするもの・熱中するもの・覚悟・意志をもって見つけに行って下さい。大人は,誰も未来を知りません。大人を信用しないようにして下さい。(3)トビタテ!生として,日本代表の自覚をもってこれから歩んでいって下さい。」 「皆さんは,留学を終えただけで,まだ何も成し遂げてはいません。しかし,皆さんは2,000人の希望者の中から選ばれた500人です。選ばれなかった1,500人の思いももって,これから頑張ってほしい。」 「トビタテ!には大学生コースもあります。更に難度の高い,発展した留学をして下さい。」 と,熱く語って下さいました。 続いて,水口貴之氏(文部科学省国際教育課)から「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム【高校生コース】」について説明がありました。 背景・目標・狙い等についてお話になり,「皆さんは,大きな期待と願いを背負っています。」「トビタテ生の,留学の段階に応じて期待される3つの役割(<留学を通じて最大限に成長し,将来のグローバルリーダーを目指す><留学期間中は“日本のアンバサダー=大使”として日本の良さを発信し,世界に日本のファンを増やし,人脈を構築・継続させる。><帰国後は“留学のエヴァンジェリスト=伝道師”として,自分の地域や学校等で海外の魅力や留学で得た体験を周りに伝える。>)を果たせるよう頑張って下さい。」「今日の事後研修,これだけのメンバーはそう揃わない。とにかく楽しみ,お互い学び合い高め合おう」「良いことも悪いことも全部さらけ出し,どんな経験だったかを自分の言葉で語って,その経験をシェアしよう」「今日の仲間から3人の新しい友達を作り,刺激し合える関係を。今後に向けた“事前研修”になるように」と,期待を込めてエールを送られました。 4つ目のアクティビティーは,「ストーリーテリング」です。これは,事前に用意した「私のエナジーカーブ」シートを使って互いの留学体験(それぞれのUP-DOWN物語)を語り合い,インスパイアし合うものです。まずは,トビタテ!(大学生コース)1期生の方が全体の前で「例」として御自分の経験を発表して下さいました。(ちょうどこの時,和歌山を震源とする地震が発生し,会場[ビルの14階でした]はゆらゆらと揺れました。) そして,進行方法と約束事の確認を行いました。 「話し手は,事実の羅列・説明をするのではなく,その時の感情やエネルギーの状態,今だからこそできる意味づけなどを,シートを見せながら制限時間の6分を目一杯使って“語って”下さい。」「聞き手は,相手の存在自体に興味関心をもって,質問等で話を途中で遮らず,温かく,包み込むように耳を傾けて下さい。話を聞き終わったら,メッセージを付箋に書き,内容を読み上げて相手に渡して下さい。」 というルールでした。生徒たちはグループごとの席に掛けた状態で,約30分間にわたって経験を語り合っていました。自分の体験を語るだけではなく,相手からフィードバックをもらうことによって,より自分の経験を深化させることができていたように思います。 前半最後となる5つ目のアクティビティーは,「私のトビタテ体験」です。 配られたシートに「私にとって留学とは」をワンフレーズで記入し,トビタテ前→中→後(=今)にどうなったか,その移り変わりを具体的な出来事を通して書き,発表し合ってグループでシェアし合いました。 【後半】 後半の最初は,1つのグループが3人から4人に変わり,新たなメンバーのもとで始まりました。 一つ目のワークは「トビタテ!ミッションシート」と「振り返りシート」をつなぎ,互いに交流し合うというものでした。 ここまでが過去のリフレクションで,これから後は,未来に向けてのワークです。 2つ目のワークは,「トビタテ!ヒーローインタビュー」です。 グループの中で2人ずつのペアになり,配付されたワークシート(「○年後の20○○年,最も成功しているあなたを想像して下さい。その時,何歳ですか?」とあり,「トビタテ!参加後どのように過ごし,今どんなことを社会に発信・貢献していますか」「次の目標は」等の質問項目が書かれています。)に沿って,それぞれ「未来の成功している自分」「やり手の新聞記者・著名インタビュアー」になり切って5分間のインタビューを行います。筒井君は,鈴木氏による説明の際に突然インタビューを受けましたが,20年後・40年後の姿・目標をしっかりと答えていました。 終了後の振り返りでは,「無理やり答える中で,やりたいことが見えてきました。」「やりたいことを口にしたことで,課題が見えてきました。」等の感想が出ていました。 そして,このあとは元の3人グループに戻り,「エヴァンジェリストとして“やったこと”と“したいこと”のシェア」「新しいエヴァンジェリスト活動を想像して創造する(グループで考えて共創する)」活動の後,「トビタテ!体験報告会デモ」をグループで考え,トビタテ!の良さと魅力を伝える5分間のポスタープレゼンテーションを行いました。準備時間は約40分と限られた中ではありましたが,生徒たちは協力して個性豊かなプレゼンテーションをすることができていました。(ポスタープレゼン終了後は,全員で各グループの発表内容をシェアする「ギャラリーウオーク・セッション」を行いました。) 締めくくりに「今日の事後研修で私は何を感じ,何に気づき,何を学んだか」を全体でシェアし,今後の決意を一人ずつ発表して,一丁締め(関東一本締め)で元気よく会を閉じました。 参加した筒井君の感想です。 トビタテ!の事後研修は「未来への事前研修」でした。留学の成果や苦労を振り返り,自分の留学に意味付けができた気がしました。また,他のトビタテ生の体験や考え方を聞き,視野が広がりました。トビタテ生の多種多様で有意義な夢が全て実現すれば・・・と考えると,とてもわくわくします。自分の未来や将来の夢を再確認し,そのために今何をしなければならないのか,深く考えるきっかけになりました。 これを読んでいる皆様にも,トビタテ!をお勧めします。 参加したトビタテ生の皆さん,派遣同期生や留学先で出会った人との横のつながり,また高校生コース第1期生や大学生コースを含めた縦のつながりを共に大事に育てていき,大きなネットワークにしていければ何よりだと思います。 この経験を糧に,今後も大きく羽ばたいて下さい。期待しています! [本校からの派遣留学生・分野・派遣先] 山下美咲(1年) アカデミック(テイクオフ) イギリス 藤井美月(1年) スポーツ・芸術 オーストリア・ウイーン 筒井隼介(1年) 国際ボランティア インドネシア・バリ [写真] 1枚目 上段左 会場の様子 上段右 Four Cornersの様子(その1) 下段左 Four Cornersの様子(その2) 下段右 エレベーター・トークの様子 2枚目 上段左 文部科学省水口氏からの説明の様子 上段右 ストーリーテリングの様子 下段左 ストーリーテリング後の振り返りの様子 下段右 ヒーローインタビューの手順説明で鈴木氏からインタビュー を受ける筒井君 3枚目 上段左 ヒーローインタビューの様子 上段右 “エヴァ活”話し合いの様子 下段 ポスター作成の様子 「市立高校グロ−バルフェスタ2016」申込受付中です!
12月17日(土)13時から16時30分まで,「市立高校グローバルフェスタ2016」が,本校を会場に開催されます。
このイベントは,京都市立中学校2年生を対象に,京都市立高等学校8校(京都工学院,西京,銅駝美術工芸,塔南,日吉ケ丘,堀川,紫野,京都堀川音楽)が,各高校の特色ある授業の一端を体験してもらうことで,高校における「学びの魅力」や,「高校でなぜ学び,何を学ぶのか」「将来,どんな生き方をするのか」を考える契機にしていただこうということで行っているものです。ぜひご参加ください。(京都堀川音楽高等学校は,ビデオによる学校紹介を行います。) 詳細は,「市立高校グロ−バルフェスタ2016のご案内」または右下のバナーをクリックの上,御覧ください。 [申込受付期間] 11月22日(火)16時から11月29日(火)17時まで ※上記リンクから「申込フォームへ」にお進みいただき,必要事項を 御記入ください。 ※定員に達したところで,受付を終了させていただきます。 ※送信していただいた個人情報につきましては,「京都市個人情報保護 条例」に基づいて適切に管理し,今回の事業以外には使用しません。 【本校の体験授業の内容】 西京高校は,「グループワークを通じてビジネスアイディアを作成しよう!」と題して,4〜5名の参加者でグループを組み,西京生とともにビジネスアイディアを提案します。ディスカッションを通じてアイディアを発想する楽しさを体験してみましょう。多数のお申し込みをお待ちしています! 第3回西京高等学校「エンタープライジング科」説明会のご案内
本校エンタープライジング科の前期選抜の実施概要の説明や入学後の学習活動・学校生活について,より理解を深めていただくため,進学説明会を下記の要領で実施いたします。
第1回と第2回の説明会に参加できなかった人は,ぜひ参加して下さい。 なお,説明させていただく内容につきましては,第2回の説明会と同様のものとなっております。 記 ◆ 日 時 平成28年12月23日(金・祝) 9:30〜 受付 (本校7階エレベーターホール) 10:00 全体説明会(本校7階大講義室) 11:40 全体説明会終了 個別相談・施設見学 (12:30終了予定) ◆ 内 容 1)全体会 1.入学後の学習活動及び学校生活について 2.本校の進路指導について 3.入学者選抜の実施概要について 2)個別相談会 施設見学 ◆ 対 象 京都府内の本校入学を希望する中学3年生とその保護者 ◆ 会 場 京都市立西京高等学校 京都市中京区西ノ京東中合町1(西大路御池 北西角) TEL(75)841-0010 ※駐車スペースはありませんので,公共交通機関をご利用ください。 ※本校は二足制ですので,必ず上履きと下足袋をご持参ください。 ◆ 説明会のお問い合わせ先 〒604-8437 京都市中京区西ノ京東中合町1 京都市立西京高等学校(担当:教育推進部) TEL(075)841-0010 FAX(075)822-5702 e-mail: saikyosg@saikyo.edu.city.kyoto.jp ● 参加申し込み方法 「学校説明会申込みフォーム」または「FAX」でお申し込み下さい。 ・パソコン・携帯の場合は下記URLよりアクセスしお申込みください。 URL http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/saikyo/form3k.html ・FAXの場合は下記参加カードに記入後,切り取らずにそのまま送信してください。 申込みFAX番号 075−822−5702 *申込期間…12月19日(月)(締め切り以降も受け付けさせていただきます) 「京都賞高校フォーラム」に参加しました! (その2)
(承前)
御講演に続いて進行役の近藤滋先生(大阪大学教授)が登壇され,会場の高校生と本庶先生との質疑応答セッション「京都賞受賞者を裸にする」が始まりました。「がんの免疫研究について」「研究一般について(研究職について,生命科学を学ぶことなど)」「その他,本庶博士個人について」という3つのパートに分かれており,高校生たちはあらかじめ質問内容を大きく書き込んだフリップを大きく掲げてアピールします。近藤先生が高校生を指名し,本庶先生から回答やコメント・アドバイスなどが伝えられます。(採用されると本庶先生のサイン入り色紙がプレゼントされます。これを聞いた生徒たちは,文字を大きく太くする等,目立つよう手を加えていました。) 全体の中で最初に指名されたのは,本校2年生の江ノ畑さんでした。 「あと何年ぐらいでがんを克服できますか?」という問いに,本庶先生は「正確に何年と答えるのは難しい。今は明るい光が見えているので克服は可能。」「君が研究者になる前に問題がすべて解決されてしまうと困るってことか? それは大丈夫。」等,ユーモアたっぷりに答えて下さいました。 西京生は,全部で3名指名していただきました。 同じく2年生の安井さんの質問は,「好きな免疫細胞は何ですか?」というユニークなものでした。先生は,「強いて言うならTリンパだが,免疫細胞はとてもダイナミックな組織なので全体として捉える大きな視点が大切。」「その質問は,コンピュータを持ってきて“どのチップが好きか”と聞いているのと同じ。」とお答えくださいました。 1年生の大畑さんは,「高校生の時に熱中したことは何ですか?」という問いでした。先生は,「勉強もしたけど,よく本を読んだ。そして人生の生き方を考えた。」「特に柴谷篤弘先生の『生命学の革命』には大きな影響を受けた。」とおっしゃいました。 他にも,「死因第1位のがんが克服できたら,人は何で死ぬようになるのか」「一流とは何ぞや」「不老不死になりたいですか」等の質問があり,それぞれ「どうやって死ぬのが幸せか,考えている。老衰で死ぬのが理想だが,認知症が大きな課題になると思う。」「国内で一番ではなく,世界で初めて,人類にとって初めての謎を解明すること。」「生物とは,死ぬからこそ生物。いかに生きるかと同じく,いかに死ぬかが大切。」と答えて下さいました。 最後に,本庶先生は, ・ここにいる10%,いや1%でも研究をやってみようと思ってもらえ たら話をした意義がある。 ・研究者になろうとする人へ「大切なこと」 自分の中で知りたいことが出てくる 教科書のようにきれいにまとめてわかりやすく書いてあることの中 に,「どうもおかしい」「うさんくさい」「何かごまかしがあるの ではないか」と思う人は研究者向き 自分の好奇心を大切にして,むずかしい課題であっても挑戦してほ しい。 ・研究者に大切な3つのC curiosity(好奇心),challenge(挑戦),courage(勇気・度胸) ・研究を始めてから大切な3つのC continuation(継続),concentration(集中),confidence(自信) 「これが研究者への道です。」とメッセージを締めくくられました。 生徒の感想です。 「“好奇心を大切に生きる”というフレーズが印象的でした。当たり前を疑うことの大切さを感じました。」 「先生の研究自体はもちろん,人生観等の考え方の面でもすごく興味深いお話をたくさん伺うことができて,とても有意義な時間になりました。今後は私も,様々な分野に関して自分の考えを持っていきたいと思います。」 「とにかく様々なものに触れてみて,広い視野で物事を見てみるということが今の自分にとって大事だなあと思うことができました。」 「スタッフ活動は忙しかったけれど,自分自身の成長につながったと思います。事前学習の準備の時間がもう少し長かったら,もっとアピールできて参加者が増えたのでは,と思いました。」 生徒スタッフとして活躍した生徒のみなさん,講演会に足を運び博士の御講演に耳を傾けた生徒のみなさん,「謦咳に接する」という言葉がありますが,テレビの画面や活字越しではなく,先生のお人柄を感じながらの本当に貴重でかけがえのない経験ができたことと思います。今日の講演で得たものを自からの糧として今後の学校生活や人生に活かし,好奇心を大切にして,勇気を持って挑戦し続けていってほしいと思います。 [写真] 1枚目 上段左 第2部開始直後の様子 上段右〜下段 指名された西京生 2枚目 上段 参加生徒集合写真 (いただいた本庶先生直筆の色紙を,3名の生徒が掲げて います) 下段 本校スタッフ集合写真 「京都賞高校フォーラム」に参加しました! (その1)
第32回京都賞ウイーク・青少年育成プログラムの一環である「高校フォーラム」(稲盛財団・京都大学の共催)が,京都大学百周年時計台記念館「百周年記念ホール」を会場として,11月14日(月)14時30分から16時まで行われました。京都府内の7校(府立2・京都市立3・私立2)から約400人が参加し,本校からもスタッフを含む1〜3年生の希望者31名が参加しました。
科学や文明の発展,また人類の精神的深化・高揚の面で著しい貢献をした方々に贈られる国際賞「京都賞」基礎科学部門(生命科学)の本年度の受賞者でいらっしゃいます,本庶佑博士(京都大学名誉教授)による今回の高校フォーラムでは,本庶先生の特別講義「免疫力でがんを治す」(約15分)に加えて,近藤滋博士(大阪大学教授)企画・司会による,会場の高校生との質疑応答セッション「京都賞受賞者を裸にする」(約30分)の時間も設けられました。 博士の受賞理由は,「抗体の機能性獲得機構の解明ならびに免疫細胞制御分子の発見と医療への展開」(説明文:クラススイッチ組換え機構とそこに働くAIDを同定して抗体の機能獲得メカニズムを解明し,PD-1/PD-L1分子の同定と機能解析によって新しいがん免疫療法に道を拓いた。その成果は広く医学・生命科学に影響を及ぼすとともに,医療へと展開されて人類の福祉に多大な貢献を果たしている。)というものです。 冒頭の御講演は,わずか15分という短い時間の中で,簡潔なスライド資料をもとに,分かり易く御研究内容をお話し下さいました。エドワード・ジェンナーによるワクチンの発見から始められ, ・抗体の多様化の仕組みに関する研究のまとめ 獲得免疫の謎の一端を解明 抗体記憶(クラススイッチと抗体結合増加)を生む酵素AIDを発見 し,その分子機構を解明 ・PD-1( Programmed cell death 1)の構造 ・免疫制御は自動車走行制御と似ている ・免疫のアクセルを踏むがん治療の試みは成功しなかった →PD-1ブレーキを外してみる マウスでの腫瘍増殖抑制 完全ヒト型抗PD-1抗体作製・投与(6箇月で投与を停止した が,31名中20名でその後1年半以上再発なし) ・がん治療薬「オプジーボ」 PD-1阻害によるがん免疫治療は画期的 すべての種類のがんに効く可能性が高い 投与をやめても長期間有効なので,再発が少ない 副作用はあっても軽い ・PD-1抗体治療によって,がん治療は大きな角を曲がった。 「我々は,今,がんにおけるペニシリンの発見ともいうべき時期に いる」(Don Chen 氏の言葉) ・がん治療の将来予測 PD-1阻害を中心とした免疫治療の有効性が高まる。 すべてのがんは免疫力で基本的に治療できる。 がんは一種の慢性疾患となり,コントロールできる。 免疫の攻撃からまんまと逃げようとするがん細胞に対して,免疫にブレーキをかけている要因を抑えることで免疫細胞が十分に活躍できるようにし,自分の免疫の力でがんを治すという新しい道を切り拓かれた本庶先生の御研究の一端や,今後の見通しもよく分かりました。 [写真] 1枚目 上段左 会場入口看板 上段右 入場前の様子 下段左 開始前の場内の様子 下段右 本庶博士の御講演の様子 【理学部】「第21回青少年のための科学の祭典京都大会」に出展しました!
11月12日(土)・13日(日)の両日,総勢45名を超える高校理学部及び附属中学理科部のメンバーは,京都市青少年科学センター(伏見区深草)で開催された「青少年のための科学の祭典 京都大会」に計3ブースを出展し,大勢のお客さんに実験を体験していただきました。
科学の祭典は,科学実験や工作の体験ブースが屋台のように並び,子供たちが科学実験や工作を楽しく体験できるイベントです。京都府内の学校や企業から約60の出展があり,高校理学部員は場内のアナウンスや巡回の仕事,中学理科部員は科学の祭典京都大会では名物となった「ミニ蒸気機関車」の運行の手伝い等も行いました。 1日目の午前は高校生が土曜活用講座で参加できないため,中学生が高校ブース(静電誘導などを含む高度な静電気実験)も担当してくれました。タブレットを使った原理説明なども的確にこなし,立派に代役を務めていました。 高校理学部員は大型の実験装置を試行錯誤しながら組み上げ,日本では初となる(科学館等の事情に詳しい顧問調べ)1つのバンデグラフ発電機からの「ハミルトンはずみ車→大型静電気ベル(倒立型)→大型静電気モーター→蛍光灯点灯」の連続実験を成功させました。また,人体の一部を回路にした静電気実験も安全に留意して,楽しく演示することができました。(本校ブースでは,安全に留意した上であっても「感電体験」などは一切行っていません) 本校の高校理学部,附属中学理科部ではこれまでも連携した活動を行っていましたが,本年度はさらに連携を強め,中高一貫校の特徴を活かした活動を行っています。今回も,高校生不在のブースを中学生が運営,大盛況の中学ブースに高校生が応援に入る,など多くの協力がありました。 また,今回は中高合わせて45名を超える部員による3つのブースを,中高理学部顧問計3名が引率指導しましたが,加えて,中学理科部生徒の保護者の方々もブースの見守り等に当たって下さいました。保護者の皆様の御協力のおかげをもちまして,いずれのブースも安全に運営することができました。誠に有り難うございました。 大会への参加を通して,部員たちは実験内容の理解に加え,科学的なコミュニケーション力をも高めることができたと思います。今後も興味関心の幅を広げながら,探究活動に励んで下さい! [参考] 附属中理科部の活躍は,中学HP(こちらからどうぞ)を御覧下さい。 URL https://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?... 1年生EEP特別授業「地震発生を想定したミニ図上演習」を行いました!
11月12日(土)土曜活用講座終了後の11時50分から,7階大講義室にて,EEP特別授業を行いました。講師は浅利美鈴先生(京都大学地球環境学堂准教授)で,テーマは「災害時の初動&災害ボランティアミニ図上演習」です。
この特別授業は,「京都市市民協働発電制度」を利用して平成25年3月から本校屋上に設置・運用されている太陽電池パネルの運営主体である「一般社団法人びっくりエコ発電所」様の御厚意で行うものです。発電サイトである本校を発信サイトにもするべく毎年行われているもので,今回で4回目となります。講師の浅利先生には,本校のマネジメント会議やSGH課題研究協力委員会の委員としてこれまでから御指導いただいており,1年生の皆さんにも毎年特別授業を行っていただいています。 昨年までは,「環境教育」として,ごみ削減等に関する取組や御講演をスタッフの生徒とともに進めて下さいました。今年は,「災害(地震を想定)が発生した際の行動」および「災害ボランティアとして災害廃棄物の片付けを手伝うことになった際の行動」を,順を追ってイメージしながらワークシートに書き込んでいき,どのように行動すればよいのかを考えるという,浅利先生の最新の御研究内容をもとにした特別授業を行っていただくことになった次第です。 浅利先生は,「災害は必ずやってくる」ということで,東日本大震災の振り返りから話を始められました。 3・11当日,浅利先生は東京電力「電気の史料館」(横浜市鶴見区・震災後休館中)で「3R・低酸素社会検定合格者ミーティング」に出席しておられ,その時間は尾池和夫先生(京都造形芸術大学学長)の御講演(まさに地震のお話)を聴いておられる最中で,すぐに屋外に避難・待機することになったそうです。 3月25日からは災害廃棄物処理支援のために仙台市や石巻市,陸前高田市等の被災地に入られ,一時集積所の候補地確認・試料採取等に当たられたそうです。写真を示しながら,場所による被害・影響の違い等を説明して下さいました。この時に災害廃棄物処理のマニュアル化・ネットワーク構築が図られ(マニュアルVer.1が4月4日に仙台市長に提出されました),この取組は世界的にも注目を集め,現在は国際ガイドライン作成の作業が始動しているとのことです。 演習を行う前に,その意味・意図(なぜするのか)をまず確認しておきたい,ということで,次のようにお話になりました。 「2030年頃まで,日本は活動期に入っている。災害は,必ずやってくる。いつ大規模・中規模の地震が起こるか分からない。(ちなみに,東日本大震災は中規模地震) →知って,共存することが重要。(変動帯ならではの恵み[温泉・地下水・農業等の恩恵]に与っているという面もある)また,被災者だけでなく,支援者の動きも重要。」 「災害は,忘れたころにやってくる。 →経験を忘れず,防災を継続していく必要がある。」 そして,そういったことを予め知るための手法として防災訓練や図上演習等があり,今回は時間等の制約から,一人一人がシートに記入する形式で行う「ミニ」図上演習となったわけです。(本来の図上演習は,グループに分けて半日程度の時間をとって行うものだそうです。) 浅利先生は,まず,「災害初動」「応急復旧」「復旧」「復興」といったフェーズごとの様子や廃棄物への対応,今回の演習の設定等について説明して下さいました。 [設定] 演習1:登校前に自宅で大規模地震に遭遇 時間経過や状況の説明に合わせて,自分がどう動くかを想像し ながら空欄を埋める 演習2:被災地から離れており,ボランティアに行く 発災後の動きをイメージしつつ,持ち物を考えて書き込む なお,演習1では,「高度利用緊急地震速報発報端末」(本校にはこの夏から導入されました)の訓練音を開始の合図に用いて下さいました。 生徒たちは短い時間の中で,何とか考えて想定される行動や必要なものを埋めていきました。 記入・回収の後,例えば,被災直後は「火の始末・初期消火/避難路確保,靴を履く/ラジオで状況確認」,ボランティアとしては「汚れても良い長袖・長ズボン/底の丈夫な靴・長靴/軍手(分厚いゴム製)の用意」等,ポイントごとに詳しく解説をして下さいました。 最後に,災害廃棄物の撤去・処理は,被災地の復旧・復興に向けた第一歩であり,事前に「減災のための備え」「災害発生時の対応計画」等を持っておくと,いざという時に役立つとお話し下さいました。そして,「仙台市におけるドライブスルー形式による一時集積所での災害ごみ分別の様子」「作業は安全第一で(ごみの中には危険物が混じっていることがある。ヘルメットやゴーグル等で身を守りながら,危険物を梱包・ラベリング)」の例を実際の写真を示しながら解説して下さいました。 締めくくりに,尾池和夫先生の言葉「知って備える」(地震を知って震災に備える)ことの重要性を述べて,特別授業を終えられました。 今回の特別授業は高校ではおそらく初の取組であり,災害多発列島日本に暮らす私たちにとって,すぐにでも役立つ内容です。生徒一人一人の意識が高まり,ひいては家族・地域へとその輪が広まって,「災害に強いまちづくり」「助け合いの輪の広がり」の一助となれば幸いです。浅利先生,お忙しい中御講演下さいまして,誠に有り難うございました。 |
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