![]() |
最新更新日:2025/02/05 |
本日: 昨日:456 総数:2991913 |
1年生対象の講演会を行いました!
7月9日(土)土曜活用講座終了後の11時50分から,7階大講義室にて,1年生全員を対象に特別講演会を行いました。
講師は,「芸術認知科学」が御専門の齋藤亜矢先生(京都造形芸術大学文明哲学研究所准教授)で,「サイエンスの視点,アートの視点」という演題でお話し下さいました。 齋藤先生は「進化の過程で,ヒトはなぜ絵を描くようになったのか」「子どもの絵はどのように発達するのか」「写生はなぜむずかしいのか」「アートに感動するのはなぜ?」「表現すると気持ちがすっきりするのはなぜ?」といったテーマで御研究をなさっていて,今日の御講演では,「ヒトはなぜ絵を描くのか」という点からお話を始めて下さいました。 ヒトには,文字のない文化もありますが,絵などの芸術がない文化は,ほぼ皆無といっていいそうです。「描く」という行為は,キリンの長い首やクジャクの飾り羽のように,生存や繁殖に直接結びつきそうもないのに,なぜなのでしょうか。 ヒトはなぜ絵を描くのか?・・・描く心の起源をさぐるために,齋藤先生は,進化の隣人(ヒトとチンパンジーのゲノムDNAの違いはわずか1〜2%で,ウマとシマウマの違いよりも近いそうです。)であるチンパンジーとヒト幼児との描画行動の比較をなさったそうです。 その中で,チンパンジー個々に“画風”の違いがあること,ヒトの子どもの絵は,成長に伴って“なぐりがき”から“表象画”に発達していくことなどが分かりました。更にさまざまな実験を行う中で,チンパンジーに「シンボルを扱う能力」があり,個体の認識(ヒトやチンパンジーの写真を見て,誰かわかる),数字の認識(物の数や数の大小・順番がわかる),色と数の認識(11種の色と,対応する漢字が分かる),単語の組合せ(「5本」の「赤い」「鉛筆」など,組合せ概念がわかる)といった力はあるが,「何かを表した絵」を描かないことが分かりました。 さらに「なぜ?」を突き詰めるため,部分が欠落した絵への描画実験をしたところ,「チンパンジーは運動調整能力があっても,補完しない」「ヒトは運動調整能力が未熟でも補完しようとする」ことが分かりました。そして,この「補完する/しない」の分かれ目は,「今ここに『ない』ものをイメージして補う想像力」の有無にあるのではないか,と,いくつかの例(アルタミラの洞窟壁画で,壁面の凹凸や亀裂などの形状を利用して今ここにないイメージを想起して「ない」ものを補っている例,また,幼児の描画行動でも,描線に物のイメージを見立てて線や円などを加えて線路やアンパンマンを描く例など)を示しながらお話し下さいました。 そして,このヒトならではの認知的な特徴である「描線に物のイメージを見立てる想像力」が芸術を生み出したヒトの基盤ではないか,と考えを進められ,「見えない獲物の動きを読みながら行われる計画的な狩猟」「完成形をイメージしながら進められる石器の製作」などといったことや,「言葉の獲得」によって,「常に“何か”として見ようとする」「一次的な視覚情報を分類してシンボルに置き換える」想像力・思考が獲得された,とお話し下さいました。 更に,点描のような曖昧な画像を示され,生徒に「何に見えますか」と問い掛けられました。実は,この中に“ある動物”(伏せておきます)の姿が見えるのですが,これを例に,ヒトの視覚認識には「後頭葉から側頭葉に至る腹側経路(モノが何であるかの情報処理)」と「後頭葉から頭頂葉に至る背側経路(動きや空間の情報処理)」という2つの経路があり,その結果の処理の仕方としては,網膜で感じた光の配列を分析するボトムアップ,知識参照からそれが何かを判断するトップダウンの2つが組み合わさって「何であるのか」を判断しているそうです。ヒトは,見立て・想像を働かせる回路を獲得した代わりに失ったものもあるということで,チンパンジーに見られる「直観像記憶」の実験の映像も流して下さいました。 最後に,これから文系・理系のコース選択をする皆さんへということで,齋藤先生の研究遍歴と今後に向けてのアドバイスをお話し下さました。 [研究遍歴] 大学の4年間は「理学部(人類進化論講座)」。ポケットゼミ(1回生でも入れるゼミ)で恩師との出会いがあり,「チンパンジーの1・2歳児の行動発達」を研究。 大学院修士課程は「医学研究科(人間生態学分野)」。高齢者の認知機能と「うつ」を研究。博士課程は東京藝術大学大学院の「美術研究科(美術解剖学研究室)」。美術の起源(ヒトはなぜ絵を描くのか)を,チンパンジーとヒト幼児の描画行動の比較などを通して研究。修了後は京都大学野生動物研究センター(熊本サンクチュアリ)でチンパンジーの遊びの研究を行い,中部学院大学教育学部を経て,今年4月から現職に就かれました。 [アドバイス] 大切なのは,自然や現象に目を向け,「!」と感じる力。その「!」をかたちや音にするのがアートであり,「!」から「?」を深めていくのがサイエンス。同じ「!」を追い求めるにしても,「そのメカニズムは?」と考えるなら物理学だし,「ほかの文化ではどうか?」と考えると文化人類学だし,「なぜそう感じるの?」を明らかにするのは認知科学,というように,さまざまな方向・角度から考えていくことが出来る。そして,「!」を応用するのが科学技術。 アートとは,“物の見え方”を変えるもの。(既成概念をこわし,新たな価値を見出す[想像力])。ぜひ「アートな生き方」をして下さい,と勧めて下さいました。 そして,締めくくりとして,悩んだときはInput(外を歩いて,いろいろなものを見る,本を手当たり次第に読む)してみたり,Output(自分の好きなもの/ことを書き出してみる,誰かに話してみる)してみたりして下さい。外に出すことで,“頭の風通し”をよくしましょう,と,これから文理選択を控えた生徒たちに呼びかけて下さいました。 生徒の感想です。 ・「ヒトはなぜ絵を描くのか」という問いがそもそも素敵だと思った。大変興味深い内容の講演で,もう1回聴きたい!と思った。 ・私はやりたいことがコロコロと変わることを今まで自分の悪いところだと考えていたけれど,今日の講演を聴いて,自分のやりたいこと,不思議だと思うことはいっぱいあってもいいんだ,と分かった。もっと社会に目を向けて,「?」や「!」をいっぱい見つけて,いろんなことに興味を持って,いろんなことを頑張って・・・。その上で自分の本当に「やりたいこと」と見つけたいと思った。 ・文理選択は,自分にとって人生のターニングポイントになると思う。後悔しない選択ができるよう,視野を広くして考えていきたい。 ・西京という,自分のやりたいことやなかなかできないようなことを積極的にやらせてくれる学校に通っているのだから,自分の視野を広げることにつなげられるよう,たくさんのことに自分から挑戦していきたいと思った。 あっという間の50分間でした。お忙しい中,生徒たちのために御講演下さいました齋藤先生,有り難うございました! ![]() 附属中学校3年生保護者の皆様対象・高校説明会を行いました!
7月9日(土)10時から,7階大講義室にて,附属中学校3年生の保護者の皆様を対象とした「高校進学説明会」を行いました。
冒頭の挨拶で竹田校長は,「市内の中学生は,3年生の後半に受験勉強をしながら高校選びを行い,自分の生き方を考え,進路先を選択していく。内進生も,この中3後半をいかに過ごすかが大変重要なポイントだと思っている。」として,「附属中学校から西京高校への進学は,皆様方にその権利はあるけれども,義務はありません。じっくりと子ども本人の本音を引き出した上で,自分で意思決定(リセットと決断)をしっかりとさせてほしいし,今後,一人一人の主体的学びが更に進んでいくように御家庭でも応援をお願いしたい。」と,高校進学に向けての心構えを述べられました。 続いて,岩佐主幹教諭(教育推進部長)からは,「西京高校の概要及び特色」「11期生(附属中学7期生)の進路結果」「高校から見た中学3年生」の3点について,スライド資料による詳細なデータも用いながら,高校での学びの特徴や先輩たちの学年の頑張り,また「興味関心の幅を広げるとともに,“教えてもらう”から“自ら進んで学ぶ”姿勢への移行」の大切さなどについて御説明しました。 今後とも,家庭と学校との連携のもと,さまざまな取組を進めてまいりたいと思います。公私ともに何かとお忙しい中,また雨天でお足元が悪い中にもかかわらず,多数の保護者の皆様に御参加賜りまして,誠に有り難うございました。 ![]() ![]() 3年生進路検討会を行っています!![]() 3年担任・進路部と各教科担当の教員が,生徒一人ひとりの指導方針について真剣に検討していきます。放課後16時50分から検討会を始め,初日(7日)は,21時30分ごろに終了しました。明日以降も,生徒の皆さんのこれまでの頑張りと,これからの努力に思いを馳せながら,精力的に検討を続けます。 【1年生】七夕の笹飾りをしました!
本館6階中央のホールで,1年生の学年による七夕の笹飾りが行われています。生徒たちは,短冊に思い思いの願いを書いていました。
皆さんの健やかな成長と,一層の活躍を祈念しています! ![]() ![]() 1・2年生対象保健学習会を2週連続で行いました!
性感染症予防に関する「保健学習会」を,6月30日(木)7限には2年生全員を対象に7階大講義室にて,7月7日(木)7限には1年生全員を対象に7階メモリアルホールにて,それぞれ行いました。両日とも講師は京都教育大学教育支援センター長の関口久志教授で,「HIV/エイズ・性感染症の理解とよりよい関係性」というテーマで御講演いただきました。
冒頭,関口教授は,生徒たちに向けて大人を代表して謝罪の言葉をのべられました−「性に対する正しい知識を,きちんと大人から伝えられなくてごめんなさい」と。これは,昔,関口教授が京都府内の高校で保健体育科の教諭として教鞭をとられていたときの体験を踏まえてのものだそうです。生徒たちは普段から話をしっかり聴く集団ですが,この言葉で一気に講演に惹きこまれ,終始全員が真剣に聞き入っていました。 関口教授御自身が実際に関わられた事例をいくつか紹介して下さりながら,性感染症に対する正しい知識も確認しつつ,「男女間の恋愛における対等な関係とはどういうことなのか」等について,快活な話しぶりで御講演を進められました。笑いもあり,深刻な事例を元に考えさせられる場面もある中で,生徒たちはその都度,互いに議論をし,よりよい人間関係について考えました。男女相互の安全・安心を心がけること,我慢だけではよい方向に行かないこと,お互いによく話し合うことが大切であること等々をお話になり,男女間の関係性では,「男性の考え方が良い方に変われば,性感染症はもっと減らすことができる。彼女のことを本当に大切にできる,『21世紀型のいい男』になろう」と訴えて下さいました。また,エイズや性感染症の実態もグラフなどで分かりやすく説明して下さり,かかってしまった際の相談先についても教えて下さいました。教授のメリハリと迫力のある語り口に引きこまれ,時間があっという間に経過しました。 最後に,関口教授は次の言葉で締めくくられました。「よい人間関係は,『別れるとき』に分かる。微笑みと感謝で,また会おうと言って別れられるように。」 時間の都合上,質疑応答の時間がとれなかったのが残念ですが,友人・男女・親子の関係など,周りの人たちとの関係を見つめ直すのによい示唆をいただいたことと思います。この講演で学んだことが,今後の一人一人の生き方や考え方によい影響を与え続ける糧となることを願っております。 関口教授,お忙しい中御講演下さり,有り難うございました。 [写真] 1枚目 2年生(大講義室にて) 2枚目 1年生(メモリアルホールにて) ![]() ![]() 今年も京都大学デザインスクールの発表会に参加しました!
7月6日(水)午後,京都大学デザインスクールの修士科目「情報通信技術のデザイン」(担当:石田亨教授・佐藤高史教授)の高校生向け発表会に,本校1〜3年生の希望生徒17名が参加しました。
この科目は,招待講演,ワークショップ,高校生への発表会などといった新しい試みを含む情報学領域の概論科目です。今回の「発表会」は全国的にも珍しい高大連携の取組で,この科目を履修している情報学研究科等の修士課程大学院生約20名が,科目最後の「試験」として“情報通信技術がどのようにデザインされているか”をテーマに「できるだけ分かりやすく」高校生に向けてプレゼンテーションするという企画です。(会場は京大吉田キャンパスで,堀川高校の生徒3人も一緒に参加しました。)今年度で4年目の取組となります。 今年は,Internet of Things (=IoT),ビッグデータ,人工知能(AI),セキュリティの4つ技術に関する発表ブースが用意されており,PCを用いたデモを交えて,大変分かりやすいポスター発表をしてくださいました。 ポスター発表の後には,高校生と大学院生が一緒になってワークショップに取り組みました。今回のテーマは,「今,困っていること」を解決するための未来の情報通信技術のデザインについて考えるというものでした。生徒たちは身近な学校生活での悩みなどを出し合い,先ほどポスター発表で学んだ4つの技術を使うことによって解決できることは何かをディスカッションして,未来の情報社会についての考察を深めました。最後に行われたワークショップの報告は高校生が担当し,「将来の情報社会についての理解が深まった」,「大学院生の説明が詳しくて分かりやすく,専門的な内容もよく理解できた」といった感想を述べていました。 発表会の前後には,生徒たちは有名な京大の時計台を見学したり,大学構内のカフェでゆっくりキャンパスの雰囲気を味わったりしながら過ごしました。 生徒の感想です。 ・さすが京大生!と言わんばかりのクオリティのポスターと発表内容にとても興奮しました。IoT,ビッグデータ,AI,セキュリティのどの部門もこの世界の可能性をより大きくするものだと心から感じました。ただ,逆に言えば,今後の技術や製品はこれらのどの観点から見ても高水準でなければならないということであり,この発表会を通して“将来への楽しみ”とともに“今後社会で活躍する難しさ”も感じました。とても有意義な時間でした。 ・興味深い話ばかりで,ひとつひとつの話題を楽しく聞くことができました。大学に入れたら,このようなことをもっと詳しく学び,人に上手に説明することができるようになりたいと思います。そして,社会に出て,今回の話で考えたようなさまざまなアイディアを僕自身の手で現実のものとしたいです。 ・私は,将来の進路の視野を広げる目的で参加させていただきました。ポスターセッションや話し合いを通してその目的を十分に果たすことができました。これからの自分の人生に情報学という新しい道を作ることができたとともに,今後への期待をもつことも出来ました。ありがとうございました。 京都大学の皆様,今年も大変貴重な機会を提供して下さり,本当にありがとうございました! [写真] 1枚目 ポスター発表の様子 上段 今起こっているサイバー攻撃をリアルタイムで表示したもの 下段 人工知能のLINEアカウント「りんな」に話しかけてみる 2枚目 ワークショップの様子 上段 ディスカッションの一場面 下段 報告をする西京生 ![]() ![]() MONO-COTO INNOVATION 2016の実施説明会とワークショップを行いました!
7月2日(土)模擬試験終了後の15時15分から,6階エンタープライズ演習室にて,MONO-COTO INNOVATION 2016の実施説明会とデザイン思考ワークショップを行いました。参加者は1年10名,2年5名の計15名で,講師はCURIO SCHOOL Founder(CEO)の西山恵太様です。スタッフの大学生4名とともにお越しくださいました。
アイディアをカタチにして競い合う,創造力の甲子園「MONO-COTO INNOVATION」(「デザイン思考×教育」を展開する株式会社CURIO SCHOOLと製造業向けにコンサルティング事業を展開する 株式会社O2が共同で主催・運営)は,中高生に向けた「既存の枠にはまらない独創的な発想力と実践力」を育むプログラムです。企業が提示するテーマに対して中高生がチームでアイディアを考えプロトタイプを制作し企業に提案するプロセスを通じて,「最先端の技術やテーマを理解し考える力」「仲間と協力してやり遂げる力」「主体的に学び行動する力」を身に付けることが出来る,競争型アイディアコンテストです。 昨年度の第1回大会は東京大会のみで,54校,120名の参加がありました。今年度は東京に加えて山形・京都でも地方大会が行われることとなり,本校でも,参加の呼び掛けとワークショップを行って下さいました。 冒頭のイントロダクションでは,イノベーションやデザイン思考がなぜこれからの時代に必要なのかを,ネパールの保育器プロジェクトや駅のホームからの転落防止策等,デザイン思考を活用した事例を交えながら紹介し,デザイン思考のプロセスを説明して下さいました。そして,マインドセットとして,「他人の話を否定しない」「聞くと話すは50:50」「とにかく言ってみる,やってみる」の3点を示されました。 続いて,約70分間のクラッシュワークショップです。2〜3人でチームを作り,テーマ「スマホの再定義〜〜ペアの相手に最も愛されるスマホをデザインせよ〜」が提示されました。 最初のステップは「理解と共感」です。生徒たちは各自で高校生ならではの利用シーンを出来るだけ挙げ,そこから一つに絞って問題を2つの軸(頻度と困り度)で考えました。そして,シートを交換してインタビューを行い,問題を深掘りします。 次のステップは「問題定義」です。ユーザーが言葉にはしない・気づいてはいないけれども本当は望んでいることを見つけ出します。このステップは割と難しい作業なのですが,西山様は「生徒の皆さんはロジカルに考えるのが得意なようで,多くの生徒がスムーズに考えを巡らせており,素晴らしいと感じました。」とほめて下さいました。 そして,アイディア出し→フィードバック→プロトタイプ作成(今回はイラストを描く)へとステップが進み,最後のプレゼンテーションでは,「バラケー」や「ウオークナビ」等,生徒たちはなかなか面白いアイディアを発表していました。 最後に,今回の「クラッシュワークショップ」のまとめと「MONO-COTO INNOVATION」の概要説明及び質疑応答を行って下さり,本日のプログラムは終了しました。 このコンテストは中学1年生から高校3年生までが対象で,京都会場(京都工芸繊維大学KYOTO DESIGN LABにて開催)では7月29日から31日の3日間でキックオフイベント&予選を行い,京都予選決勝に進むチーム(各テーマ3チーム)を絞り込みます。その後11月6日に京都での地方大会決勝(1テーマにつき1チームを選出),4月1日の全国大会(東京・科学未来館)へと続きます。 参加する皆さんの活躍を期待しています! ![]() アメリカフヨウが咲いています!
本校正面入り口にプランターや鉢植えがあります。管理用務員さんが日々大切に育てて下さっています。
昨日,今日(7月4日[月])と,「アメリカフヨウ」が大きな花を咲かせました。咲いたその日にしぼんでしまう1日花だそうで,昨日の花はしぼんでしまい,今日は正面に向かって2輪,きれいに咲きました。 また,本館1階管理用務員室前のウーパールーパーやカブトムシ,アカハライモリたちも元気にすくすくと育っています! ![]() 米国中高社会科の先生方が来校されました!
一般財団法人経済広報センター(日本経団連の関連団体です)の事業である「北米教育関係者招聘プログラム」により,アメリカ合衆国の中高社会科の先生方10名がお越しになり,7月4日(月)午前,本校にて生徒や教員との交流を行いました。
このプログラムは,経済広報センターによる国際広報活動の一環として,北米地域の中高の先生方が現代日本に直接触れる機会を提供し,それぞれの教育現場やコミュニティにおいて日本理解を促進していただくことを目的に,昭和55年(1980年)から毎年実施されているものです。(本校御訪問は26年度が初めてであり,今回で3回目です。)本年度も,政治経済・教育・社会問題に関するレクチャー,企業訪問,学校訪問,ホームステイなどに取り組まれます。 9時30分に総勢14名(中高教員10名,米国側コーディネーター1名,通訳2名,主催者事務局1名)でお見えになり,まずは3階の会議室にて竹田校長から御挨拶と学校の概要説明を行いました。一通りの御説明の後の質疑応答では,一人1台の個人持ちタブレット端末や部活動指導等,多くの先生方からさまざまな御質問をいただきました。 10時20分ごろからは校舎見学を行い,学年全員が入れる大講義室,畳敷きの武道場,茶室「松韻庵」などを中心に御案内しました。第3限(10時50分から50分間)は,専門科目「EECI」の授業をはじめ,さまざまながら授業の様子を見学していただきました。 第4限は昼食をとりながらの教員交流懇談会です。地下1階の食堂で,各自お好きなものを召し上がっていただきながら,さまざまな話題に花を咲かせていました。 昼休みの時間帯は,生徒との交流です。8月に本校主催で実施する「トップリーダー研修」でカリフォルニア大学バークレー校でのプログラムに参加する2年生や市教委主催の「グローバルリーダー育成研修」でイギリス・ロンドンでのプログラムに参加する1年生,そしてESS部の生徒,合わせて約30人が,先生方と会話を楽しみました。先生おひとりに西京生3〜4人ずつの割合で分かれて座り,テーブルごとに,アメリカでの学校や授業のこと,興味のあるスポーツなど,多彩なテーマで話し合いが行われていました。話が尽きず,次の授業に間に合うぎりぎりの時間いっぱいまで交流会を楽しませてもらうことができました。 盛りだくさんの内容で,参加の先生方には忙しい日程であったかもしれません。交流していただいた生徒たちには,それぞれ,人間同士(特に文化を異にする人々との)が出会い話し合う交流の楽しさ・英語コミュニケーションに対する自信などの気持ちが果実として残ったのではないでしょうか。私たち教員もアメリカの教育事情の一端に触れることができ,よい交流会になりました。関係の皆様方すべてに御礼を申し上げますとともに,この先(午後からは金閣寺や嵐山等を御覧になり,明日は紫野高校での交流会が予定されているそうです)も快適な行程となりますよう,お祈り申し上げております。 誠にありがとうござました! [写真] 1枚目 左上 校長概要説明 右上〜右下 授業見学 2枚目 左上 教員同士の昼食交流 右上〜右下 1・2年生徒との交流 ![]() ![]() 1年生2名が,参議院議員選挙の期日前投票事務を体験しました!
7月1日(金)午後5時から午後7時まで,京都市中京区役所の期日前投票所にて,本校1年生女子2名(森田さん,森本さん)が,選挙事務の体験ボランティアに従事しました。
これは,選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け,高校生に選挙事務を体験させることで,選挙の大切さを知り,またその体験を周囲に伝えるなどにより,若年層の選挙への関心を高めるとともに,政治意識の向上を図ることを狙いとして,京都市・区選挙管理委員会が京都市内の高校生を対象に募集したものです。 この取組は2月の京都市長選挙において初めて行われ,今回で2回目です。(なお,右京区役所京北出張所においては,これまでから府立北桑田高校の生徒がボランティアとして選挙事務を体験しており,今回で5回目とのことです。) 市内15箇所の期日前投票所にて,市立高校7校を含む京都市内の公立・私立高校計22校から127名が参加し,一人2時間程度,市職員の指導のもとで,受付・案内・記載指導業務の補助と,投票用紙交付業務の補助に従事します。中京区では,6月28日(火)から7月8日(金)までの間に,本校のほかに堀川高校及び府立朱雀高校の生徒が体験に参加する予定で,本校生が参加した日は,平日の夕方ながら,有権者の方々が次々と投票に訪れていました。 生徒たちは,事前に職員の方から説明していただいた通り,記載事項の確認や入場の案内,投票用紙の交付などの業務を落ち着いて行っていました。 この貴重な経験を友人等に積極的に広めるとともに,今後有権者としてしっかりと政治参加できるよう,見聞を広めていってほしいと思います。 お疲れ様でした! [写真] 従事中の生徒の様子 ![]() ![]() |
|