10月8日(木)の5校時に,6年1組で社会科の授業研究が行われました。
単元名 町人の文化と新しい学問〜渋染一揆〜
本時の目標
渋染一揆は,抑圧されていた人々が,不当な差別に対して自ら立ち上がり,
人権を守るために闘った一揆であることを理解し,
人々の思いや願いを考えようとする。
子どもたちは,岡山藩に出された別段御触書が,
大変厳しい内容であることを知ります。
そこで,学習問題
厳しいきまりに対して,人々はどんな思いをもち,どんな行動をとったのだろう。
が出てきました。
まず,どんな思いをもったのかで話し合いました。
・こんな決まり,出されたら困る。
・絶望すると思う。
・なんで,百姓に会ったとき,お辞儀をしなければいけないのか。
・生きるのが苦しいと思う。
・なんで自分たちばかりつらい思いをしないといけないのか。
・平等に人として見てほしい。
たくさんの子どもたちが,当時の差別された人のおもいに立って,
意見を言うことができました。
では,どんな行動をとるのかという次の問いに入りました。
・一揆をする。
・直接,話してみる。
・違うところへ移り住む。
そして,この後,渋染一揆の紙芝居を見て渋染一揆がどんな一揆かを知りました。
・一揆じゃなくて,話し合いに行っている。
・武器を持っていない。
こうして渋染一揆のもつ歴史的な意味について,子どもたちは知りました。
上里小学校では,こうした人権を意識した授業を大切にしています。