システム工学科都市情報システムコースでは,さる8月22日に舞鶴工業高等専門学校で新設された社会基盤メンテナンス教育センターにて,SPP(サイエンス・パートナーシップ・プログラム)事業として, i−Mec講習会を実施して頂きました。
はじめに,地方自治体が管理する橋梁の現状と課題やコンクリート構造物についてのご講義をして頂き,その後,“コンクリートDr.になろう!”と称し,各グループに分かれて,実物のコンクリート構造物の検査手法(打音検査、鉄筋探査)等の体験実習を実施して頂きました。そして,グループごとに生徒発表を行い,実物を確認して行きました。
次に,鋼橋の実物を見学しながら,代表的な損傷(コンクリート床版,腐食等)について学ぶとともに,劣化状況の把握と長寿命化対策のための橋梁点検について,橋梁の実例を用いて具体的に説明して頂きました。
先端的な施設設備による体験学習や講義を実施して頂き,橋梁やコンクリート構造物に関する幅広い知識と技術を習得するとともに,実践的な能力を身につけることができました。また,今後の学習意欲の向上や自己のキャリアプランに結びつけることができたと考えております。
舞鶴工業高等専門学校の関係の皆様,お忙しい中,すばらしい機会を設けて頂き,誠にありがとうございました。