最新更新日:2024/10/18 | |
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音楽と祈り15日(土)は端山保育園の卒園式で、今年は小学校の校長先生も参列され、来賓挨拶を振った。さすが小学校の先生、スピーチの最後に「お祝いのスペシューム光線を送ります。」とパフォーマンス、卒園児も参加した園児も大喜びだった。「届いた人?」と問いかけると一人の子だけが手を挙げる。すかさず「家に帰ったら、郵便ポストに届いているかも」 式の結びに「さよなら僕達の保育園」という歌を歌うと、意味を理解しているのだろう、園児が号泣である。最後にお父さん、お母さんに手紙を読んで、引き取ってもらう。涙、涙! 「パパ、ママ」「お父さん、お母さん」が多いのであるが、「父ちゃん、母ちゃん」には思わず目を見開いた。私は「父上、母上」と呼ばせたかったが、猛反対にあって見送った。 午後から堀川音楽高校で「京都市少年合唱団」の修了式が行われ、来賓として参加しなくてはならなかったので保育園を中座した。2時間を超える卒園式、子供たちにあっぱれ!京都市少年合唱団であるが女子生徒が多い。少年は年少のことで男女を指すもののようである。小学校4年生から中学校3年生まで、その3年生の修了式と言うことになる。最後に洗練されたクラシックの別れの歌を聴かせてもらった。曲名は忘れたが、ホウとうならせた。 16日(日)はイーストフェスティバルという、これも東山、山科、醍醐の中学校の吹奏楽部が集まって行う発表会が東部文化センターであった。醍醐中の演奏の時間に合わせて見に行った。演奏あり、踊りありで、楽しい時間を演出して、喝采をあびていた。音楽に溢れた日々であった。写真はその時の様子である。 今度の21日(金 春分の日)は堀川音楽高校で13:30より教職員音楽発表会が行われる。行事予定にも小さく書きましたが、入場無料ですので、時間があれば、生徒も保護者の方も歓迎ですので聴きに来て下さい。中学校の先生方が「へ〜っ」と思うようにドレスアップして演奏します。必見です。配布文書コーナーにプログラム そして次の22日(土)が醍醐保育園の卒園式で歌を聴く。当分の間、音楽にどっぷりつかることになる。それを幸せと思わないといけない。と自分に言い聞かせている。 第66回 卒業式
朝いつもより早めの出勤をした。学校に着くと掃き掃除をしている先生の姿を見た。これはいい式になると確信した。途端にお日様がウィンクした。
物事には始めるときと、締めくくるときがある。その「とき」ということをセレモニーとして大切に人はしてきた。入学式があり、始業式があり、終業式があり、そして卒業式がある。区切りをつけることは、心の整理をすることなのだろう。笑ったことも、涙したことも、とりあえずこれでお仕舞い。そして次へと進んでいく。 87名の卒業生が巣立っていった。みんなが「醍醐中学校に来て良かった!」と思って卒業してくれただろうか。「みんなが」でないといけない。 私は「君が生まれたのには意味がある。」と言い続けてきた。私が生まれてきた意味の一つに、君たちと会うことがあった。きっと神様が会わせて下さった。そのことに値することをしてやれただろうかと思う。 毎年、いろいろな出会いがあり、別れがある。いつも手抜きせずに、今できる最大限のことをしているつもりではいる。 辛いときが来ても、決してひとりぽっちではない。世の中って結構いいものだよ。式辞でも言ったけれど、いいように考えると、プラス思考には不思議なくらいにプラスのことが起こってくるものだよ。 これからの君たちの新たな出会いがいいものであるよう祈っている。そして、いいお父さん、お母さんになって、子供たちに「お前が生まれたのには意味があるんだよ。」と語って下さい。君たちや、君たちのお父さん、お母さんに会えたことに感謝! 今日の日はおめでとう!!! 卒業式を前にして
式の準備が整い、誰もいない体育館に行ってみた。ひっそりした空気の中に「凜」とした雰囲気がよかった。卒業生のPTA新聞に寄せたコメントを見ていて、目頭が熱くなるものもあった。今日は別れを惜しむように雨が降っている。明日はきっと止んで天も素敵な日にしてくれるだろう。
3年生を送る会全校生徒が一斉に集うのはこれが最後になる。いい出会いがあるように、いい分かれもある。どちらかというと「いい別れ」が大切なのかもしれない。 それに応えて1年生も2年生も魂のこもった、愛ある歌声や気持ちを伝えてくれた。それを受けて3年生は、さすがと思える返しをしてくれた。1年生時に担任をしていただいて今はタイの日本人学校の先生をされている駒井教雄先生からもサプライズとしてビデオレターが届いていた。 何より先生方を困らせたあの子やこの子の姿が会場にあったのをうれしく思った。生徒会の本部役員の活躍ぶりはたいしたものであった。ご苦労様! 出会いと別れを一つの思い出として、その思い出を重ねて人は成長していく。すばらしい取組をしてくれた子供たちと、それを指導していただいた先生方に心から感謝している。すばらしき醍醐中学校に乾杯! 東日本大震災3年目を迎えて(2)
■二人目は志葉玲というフリージャーナリストの方でイラク戦争であるとか紛争地をレポートし、福島原発にも当初から関わっておられる方です。この方の話を最近聞きました。(2月に大谷大学で行われた市集会<人権>での講演である。)
いろいろな課題があるけれど、その中で、放射線がきつくて子供の安全を思うと福島を離れざるを得ないが、そうなると「福島を捨てるのか!」という厳しい声が聞こえてくる。その狭間で苦しんでおられる方々がおられる。悩ましい問題である。(決して離れた方が他の地域で幸せに過ごしているわけではない。慣れない地域での葛藤もあるし、目に見える、見えない形の差別も無いわけではない。) また学校では窓を通して放射線に汚染されたチリやゴミが入ってくるので夏でも窓を閉めなくてはならない。そうすると東北と言えども夏は暑い。だがクーラーは付いていない。 小さな子どものいる市会議員さん(女性)が学校へのクーラー設置のために訴えるが、なかなか通らない。「我慢させよ」という言葉もでる。我慢すると言うことは非常に大切なことではあるが、限度がある。復興には支援金が必要になってくるが、なかなか予算が付かない。付いたと思えば、違うところに使われる。僕達は目を見開いて社会を見ていく必要がある。先日、1年生が「ソフィアがやってきた」という出前授業を受けたが、人は一日に1200mlのオシッコをするそうだ。このような体育館で非難されるいるところには10個程度の簡易トイレがあって、4日ほどで満タンになり、その処理もある。子供にポテトティップのおやつを渡すとみんなと平等に分けられないので、いらないと言う。 同じ日本でこのような生活を強いられている人がいることを忘れてはならない。 そのように結んだ。今はテレビ、新聞などで大きく取り上げられているが、それもすぐに落ち着いていくだろう。時々でも思いを馳せることはとても大切な支援の基礎となる。 ※「志葉玲」 http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%BF%97%E8... http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/201403... ※写真 出典は「ヤフージャパン」のHPより 志葉玲さん公開の写真より ※外国で日本に向けて祈りが捧げられたと聞くと、グッとくるものがある。 このように世界が平和のために力を結集できる社会であってほしいと願う。 東日本大震災3年目を迎えて(1)
昨年から、この日に全校集会をするようになった。朝登校してきたらすぐに体育館に集まってもらい、1限目の授業が始まる前に10分だけ話をする。覚えているだけを書くと次のような話をした。
■今日は東日本大震災から3年目を迎えます。正確に言うと今日の午後2時46分になる。昨年の統計で見ると亡くなった方が15,882名、未だに死体も見つかっていない方が2,668名になる。その方々の魂が安らかであるように、心からの祈りを捧げたいと思う。「黙祷!」 「止め」きっと喜んで頂けたと思う。 今日は二人の話をします。先生は中学校音楽研究会の会長をしているので、いろんなところで話をしたり、聞いたりすることがあります。昨年の6月に神戸市で全国の音楽の研究会がありました。そのとき臼井真という方の話を聞きました。 「奧田先生、ピアノを弾いて下さい。」♪♪ この音楽はこの方が作詞作曲されたもので、小学校の先生をされています。彼自身が阪神淡路大震災で被災されていますが、東北の方々への復興を願って作られました。(本当は阪神淡路大震災の時にできた歌のようです。)会場で小学生、中学生、高校生より、この歌「しあわせ運べるように」を美しい歌声で聴かせてもらって、会場が総立ちになってみんなで歌い、涙が止まらなかったことを覚えている。復興に大切なものは「夢と希望」です。それを後押しするものが「音楽の力」だと思う。生徒会のみんなが集会の度に校歌を歌うようにしてくれたが、この歌も一緒に歌うような取組になればうれしいですね。 ※「しあわせ運べるように」 http://www.shiawasehakoberuyouni.jp/ http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%81%97%E3... ※写真は 出典「ヤフージャパン」のHPより これが3年間の一番!
「3年生最後の国語の授業を公開授業にしますので、見に来て下さい。」と教科担当の葛城先生から職朝でアナウンスがあったので見に行った。
そのプレゼンテーションのやり方は事前指導がなされていて、結論を先にもってくる者、例えを上手に使う者、聞き手をうまく利用する者、「〜この経験で・・・することの大切さを学んだ。」というりっぱな授業、教育である。 子供たちはそれに応えて思いを語った。合唱コンクールについて語る者が非常に多い。 面接指導の時もそう感じたが、彼らにとってそれほど印象深いものなのだ。それぞれに語り口は違うが、合唱は個人ではなく、みんなで合わせるということが大切になってくる。しかし、この合わせるということがとても大変なのである。特にリーダーともなると「最初は誰も協力してくれない。」と、怒り出したり、泣き出したりする。そしてそれを乗り越えて成し遂げたときの感動が大きいのであろう。 部活動の話も多い。それぞれに共通しているのが「悔しさ」だ。ある子が「悔しさに涙が溢れたことが何度もあったが、それは一生懸命頑張ったことの証である。」正にその通りで、大切なことを体験として学んでくれたなと思う。 いい3年間を時間を過ごしたことを感じられうれしい時間となった。いい締めくくりの授業を提供してくれた先生に感謝である。 地域保育園生活発表会に参加して1,2才でも個性が出るものである。オペレッタで、にこやかに飛び跳ねるように演技している園児を見ていると、泣けてくる。心洗われる思いになる。醍醐中に在籍している生徒も保育園はそれぞれに違うだろうが、このような経験を経て入学して来ているのである。 今年の最後の朗唱は福沢諭吉の「学問のすすめ」であった。子供たちにとって、ものを覚えたり、踊ったりするのはリズムである。先生が前で音楽のように指揮をされている。意味など分かっていないだろうが、よく覚えられるものだ。みなさんご苦労様でした。 給食試食会と地域家庭教育学級
2月28日に小学校6年生の保護者の方を対象に「昼食試食会」を行った。京都市教育委員会の体育健康教育室より講師として来て頂いて、「食育」について講演して頂いた。育ち盛りの子供にいかに栄養バランスが大切か、290円という制限の中で、味や栄養など工夫され作られている中学校の給食弁当である。
その後に地域家庭教育学級の取組もあったので、セットにしてたくさんの人を呼ぼうとしたが、試食会が終わったら本校のPTAの方以外は帰られてしまった。こちらのもくろみがあっけなく終わった。 地生連の地域家庭教育学級は今年度最後の取組で本校の今井誠教頭先生に「青少年に忍び寄る2つのリスク」(〜エイズと薬物乱用から若い命を守るために〜)という演題で話をしてもらった。以前に体育健康教室の主事をされていて、いろいろな学校で話をされていたというのは知っていた。また年に何度かいろいろな施設、高校などから講演依頼がある。しかし私も聞くのは初めてであった。巧みな話術は天下一品である。いろいろなデータを駆使して、いかに身近な問題として捉えるか、シーンとしてみなさん聴き入った。 3年生は卒業前に薬物乱用の話を山科警察より来て頂いて、講演を受ける。今井教頭先生というスペシャリストがいるのだから、教職員にも、全生徒にも聞かせたい話であった。 プランターの準備に土いじりをしてりる用務員さんに出会った。「ご苦労様!」というと「校門前の花が少なく卒業式も近いのでその準備です。」と。いろいろなところで、いろいろな人が動いている。善意の輪が広がっていくことを願う。 MDR贈呈式
27日にMDR活動の年度結びの贈呈式が行われた。関西盲導犬協会の久保さんが盲導犬ユーザーの片山さんと来校された。全校生徒の集まった体育館で花道のような空間を1年生、生徒会庶務係の山田さんが盲導犬クロッシュとで片山さんをナビゲートしてくれた。MDR係長の益子さんが今年の空き缶回収で得たお金を渡し、感謝状を受け取った。
年に1回のこのセレモニーは醍醐中学校にとってはとても大切な取組になっており、ここまで頑張ってくれた生徒たちへの慰労の時間でもある。 「まず、このように関心を向けていただいている皆さんに感謝します。」と述べられた。20年目を迎えるこの取組は醍醐中の誇りでもある。以前KBSラジオの番組に出演した生徒のしゃべりに、コメンテーターが「何と言っても、やらされている感」が無いのがすばらしいとコメントしてくれたことを思い出す。今年の生徒たちも懸命に取り組んでくれる。これは集めるのも大変であるが、その後の缶をつぶして数えるという作業も大変なものである。嫌な顔も見せずに頑張ってくれる子供たちに、「あっぱれ !」である。 2年前京都新聞や毎日新聞などでに紹介されて以来、2回目の学校紹介が3月2日(日)の京都新聞朝刊に「ソフィアがやってきた」というコーナーで1月31日に1年生を対象に行った記事が載ることになっている。ご覧下さい。 いよいよ明日から3月、14日が卒業式、20日が修了式、その間に中期選抜などがある。いい締めくくりができるよう努力したい。 |
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