最新更新日:2024/10/18 | |
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入学式・記念講演を行ないました
好天に恵まれた4月8日(月),西京高校エンタープライジング科平成25年度入学式が挙行され,本校附属中学校および府下の各中学校から合計282名の新入生が入学いたしました。
村上校長は新入生に高校生活への「覚悟」をもって自らと自らの将来のために学習をはじめとする様々な活動に励み,壁にぶつかっても果敢に乗り越えてほしいとエールをおくりました。また,世阿弥の「初心忘るべからず」という言葉に込められた深い意味を説き,あせらずたゆまず鍛錬を積み重ねるよう,エンタープライジング科創立10年の区切りをこえて新しい歴史の一歩を切り拓く第11期生たちに期待を込めて述べました。新入生の代表は,エンタープライズ精神を大切に,西京生として精一杯努力しますと,力強い宣誓を行いました。 入学式終了後は,エンタープライジング科創設以来恒例となりました,本校学術顧問堀場雅夫様の講演が行われました。 「自今生涯」と題し,次のようにお話いただきました。「今ある素晴らしい環境は,皆さんが何の苦労もなく手に入れたものである。この恵まれた環境に感謝し,世の中にお返しできるよう楽しく生き生きとがんばってほしい。皆さんは,エンタープライジング科の主役である。自分からやらないと,何も動かない。主体的な行動をすること,聞いてない,教えてもらっていないからできないというようなマニュアル人間,ロボットになってはいけない。」「世の中のリーダーは,基礎がしっかりしていてすそ野が広い。だから変化の激しい世の中に対応できる。高校で学習する内容はすべて基礎である。必要でない学習はない。すべてを吸収するようにしてほしい。」そして,「幅の広い,深い人間になって,卒業後,社会に出た時には,自分のためだけでなく,人のため,社会のために役立てるような仕事をしなさい」と激励していただき,最後に,パーソナルコンピュータの生みの親であるアラン・ケイ氏の「未来は予想するものではない。未来は自分が作り上げるものである」という言葉を紹介され,まさに,「未来社会創造学科エンタープライジング」にふさわしい人材に育ってほしいという,熱いお言葉をいただきました。282名の新入生とその保護者のみなさん,100名近くの本校教職員の心に響く,素晴らしいご講演でした。 [写真1]入学式 [写真2]記念講演 平成25年度の初めにあたって
高校制度改革の年、平成25年度がはじまりました。京都の公立高校制度が、昭和60年以来と言いますから、30年近く続いた制度が今年度をもって大きく変更されます。本校は、従来から単独選抜を行ってきた専門学科校ですので、選抜システム等大きな変化はありませんが、一言でいえば、京都の公立高校全体が選ばれる存在となることになります。それぞれがその特色を強く打ち出し、中学生・保護者の皆さまにご理解いただいたうえで「選択」していただけるようにならねばならなくなりました。
一方、本校においてもエンタープライジング科創設以来10年が経過し、11期生の入学を迎えることになりました。これを機に、本校も新しい時代、いうなれば「エンタープライジング科2ndステージ」の始まりとなります。教育課程の変更や海外研修・学校行事の見直しなど、新たな取り組みを始めさせていただくことになります。今後とも本校の取り組みにご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。 京都市立西京高等学校 校長 村上 英明 |
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