6月1日(金),5年生は『スチューデントシティ体験学習』へ行ってきました。
京都市では,『京都市スチューデントシティ』という実物に近い『街』を再現した体験学習施設があります。本校の5年生でもこの施設を利用し,実際の仕事の体験活動を通して,社会の働きや経済のしくみを学び,将来の自らの生き方について考える力を育成させたく取組みました。
実際に体験学習へ行く前には,事前の学習として10回の学習を積み重ねたのですが,回を重ねるごとに子どもたちの期待はふくらんでいきました。そして,「仕事を通じてどんなことが学べるのか」を話し合い,一人一人が目標をもって,本番の日に臨みました。
本番の体験学習では,「一日大人として行動する」ということで,朝一番の全体ミーティングや各企業の最初の社内会議などでは,緊張した表情の子どもたちが多く見られました。しかし,実際に働く時間が始まり,仕事の方法が分かったり,2回目,3回目の社内会議で各企業の話し合いを重ねたりするうちに,段々と笑顔で応対できる子どもが増えていきました。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」「いかかがですか」などの声も,お客様のことを考えた話し方になっており,生き生きとがんばる子どもたちの様子がたくさん見られました。
長いようで短かった一日が終わり,子どもたちは,とっても疲れた様子でしたが,「またスチューデントシティへ行きたい」と言っている子どもがほとんどでした。やはり,仕事をするという普段できない貴重な体験から,仕事の大変さややりがい,楽しさを感じられたようです。
さて,今週は,体験学習の振り返りをして,『働く』ということについて考え,スチューデントシティ学習をまとめていきたいと思います。