光輝く太秦の子【学校長あいさつ】

　やわらかな日差しが少しずつ増してきた中，校門の桜の花も満開となってきました。
そして，桜の花を追いかけるようにハクレン，コブシ等の季節の花がこれから咲き始め，うららかな好季節を迎えようとしています。
　そんな中，この度太秦小学校に赴任してきました。どうぞよろしくお願いいたします。太秦の歴史は古く，文化と伝統の街として昔から非常に栄えた地でした。そんな由緒ある地で育んできた太秦校の児童に感心させられたことがありました。それは，私の着任式の時のことでした。私が話をしていた時に，児童一人一人の目が私の方に注がれている気配を感じた時，本当に「話を聞く」姿勢ができていました。そして，着任式後も，「よろしくお願いします。」「校長先生も頑張ってください。」「先生，家はどこですか。」「おはようございます。」「こんにちは。」等，気さくに話しかけてくる児童に大変嬉しく思いました。そして，そんな児童の話しかけに「心のぬくもり，あたたかさ」を感じました。その時，本当に「太秦校に来てよかった。」と思いました。
私は，コミュニケーションの第一歩は「挨拶」だと思っています。初めての人でもお互いに挨拶をして初めてそこに「親近感」がわいてくるのです。
　初めての出会いでしたが，「挨拶」やちょっとした「会話」の中に人と人とのつながりを感じたひと時でした。
本校では，学校教育目標を，「一人ひとりが光輝く子どもの育成」と掲げています。この「一人ひとりが光輝く」とは，自分で自らの課題を見つけ，自己解決力をつけていき，そこに自分の存在感をしっかりと位置づけることで自分自身が輝いていくことを意味しています。そんな「自分づくり」を大切にしていかなければならないと思っています。
　そして，児童全員が「太秦が大好き。」と言えるように教職員一同，力を合わせて取り組んでまいります。
　学校は，家庭・地域の連携の絆をより一層深め，子どもたちの教育にあたっていきたいと思います。今後ともご協力の程　よろしくお願いいたします　　松本敬三