京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/03
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校是:夢・志をみつめる <学校教育目標>伝統と文化を受け継ぎ、地域や社会に貢献できる人材を育成する〜自分を律し、課題に挑戦し続ける姿勢を身につける〜

避難訓練実施される!

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今日6月6日に避難訓練が行われた。今回の東日本大震災を教訓に「地震」を想定してのものだった。安全係のY先生と教頭先生に仕切ってもらったのだが、本当に非常ベルを鳴らしての訓練だった。会議の打合せでも、実際に鳴らすような話はなかったと思うが、今までそんなベルは鳴らしたことがなかったので、びっくりした。おそらく生徒も。

 ちゃんと警備会社にも消防署にも連絡済みであったらしい。新しく来られた先生の常識で実施された。実にいいなあと思った。私たちは何事においても「これが当たり前」と思ってしまって、頭を固くしていることが多々ある。新しいことは私は好きである。どんどんびっくりするようなことを企画してほしい。

 生徒たちも機敏に反応し、速やかに避難できた。

「今度の東日本大震災が私たちに教えてくれたことはたくさんあると思うが、その一つは『こんな事は起きないだろう』ということはないということではないか。(ややこしい)考えられないようなことが起こるということだ。その心構えは、車の運転に似ている。こんなところで人は飛び出してこないだろうと思って運転するか、ひょっとしたら人が飛び出してくるかもしれないと思って運転するか、大きな違いがある。」

「東北の宮城県の中学生が津波から逃げる写真を何枚か見せてもらったことがある。それを見て感動した。もう大丈夫だろうと逃げても、まだ追ってくる。さらに逃げる内に小学生も幼児も混ざってくる。そんな中、中学生がその子たちの手を引いて、列を乱さず、走って逃げている写真だった。こんな差し迫った中で、パニックを起こすこともなく、人を押しのけるでもなく、整然と避難している姿勢に心打たれた。」

「そうして命が助かったとしても、今度は水道をひねっても水が出ない。せめて3日間は生き延びられるだけの水と食料は確保しておきなさい。」「家で準備している人!?」と手を挙げさせたら、15人ほど。「偉いな、その手がもっと増えるといいな」と言った。

私もあの阪神大震災から準備するようになった。時に油断はあるが、先日、鞄を開けると賞味期限が切れたカップヌードルがあった。もったいないと思って食べたら湿疹ができた。いやしいことをしてはいけません。使わずに済んだことを有り難いと思って処分しなければいけません。教訓!

黄檗活断層も近くにあります。天瀬のダムでも決壊すると大変なことになります。何が起こるか分かりません。何事にも「備えあれば憂いなし」昔の人はよく言いました。ご家庭でも買いだめはいけませんが、せめて3日間の命をつなぐ、水と食料は準備して下さい。
3日間しのげば、救援の手がさしのべられます。また準備のあるところには災難は避けていくような気もします。

進路開拓プロジェクト「高校生講座」

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6月3日(金)に中学2,3年生対象に「高校生講座」が実施された。これは毎年この時期に行われる進路指導である。具体的には今春に卒業した高校1年生を講師として呼んで、

・高校生活全般について
・学習面、生活面で中学校と異なる点について
・高校入試のための受験勉強について

中学生へのアドバイスの時間になる。
今年は
堀川高校 探求学科  Tさん
東陵高校       Hさん
桃山高校       Y君
京都すばる高校    Yさん
京都産業大学附属高校 H君
華頂女子高校     Mさん
京都文教高校     Sさん
に話をしてもらった。立命館守山高校のK君はインターハイの都合で来られなくなったようである。

 当日、私は京都府校長会というのがあって、その様子は分からないのだが、教師ではなく自分たちの先輩が話をしてくれるというところに意味がある。
高校と本人にアポイントをとり、この取組を進めるのは大変な苦労であると思うのだが、進路主事がよく頑張った。1年生にも聞かせてもいい取組であると思うのだが。

 いい学校、悪い学校は無いのですよ。その子に合った学校、合わない学校はあります。前にも書いたことがありますが、学校の知名度とか、「隣の〜ちゃんも〜へ行かはったし、あんたも頑張り」とか「お兄ちゃんは、お姉ちゃんは」という言い方も、傷つきやすい幼い心を苦しめるだけです。励みにはなりません。

でも「どうするの?」という時はすぐにやってきます。今から敏感にアンテナをはり、適性を探り、子供が生き生きとした目をして次のステージで頑張れる進路指導でありたいと思います。これは学校だけ、家庭だけでなせる業ではありません。共に相談し合って、適切な進路指導が行われることを願います。

ちなみに総合支援学校を入れて京都市に79校、京都府に99校、合計で178校の中学校があることが分かった。

感動的な体育大会を終えて

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今年の梅雨は久しぶりに、梅雨らしい天候になっている。雨が降り続く。そんな中、奇跡的とも言える天候に恵まれ5月31日に体育大会が実施された。みんなの願いが天に通じたようです。神様や仏様はいらっしゃるのです。こんなことを言えば、神を冒涜しているとか宗教教育とか言われそうだが、決してそうではない。人間の力などちっぽけなものなのです。大宇宙のバランスをとっている目に見えないものへの畏敬の念は大切であるということです。「俺が、俺が」と思い上がってはいけないということです。何はともあれ有り難いことでした。感謝!

 最初の挨拶に「いただいたこの天気に感謝して、正々堂々の競技を見せてほしいと思います。運動が好きで、体育祭を楽しみにしていた人、その力を思う存分発揮して下さい。逆に運動が苦手で、いやだなと思っている人もいるかもしれない。競技のすばらしいところは人に感動を与えるところです。その感動はどこから生まれるかというと足が遅いなりに、競技がへたなりに、一所懸命にやっているその姿に人は心打たれるのです。そのような姿が見受けられることを期待します。」と挨拶したが、まさにそのようになった。

競技をしている者も必死ですが、応援席で我が事のように手を合わせたり、万歳したり、手に汗していい笑顔を見せて応援している子供たちに、目頭が熱くなった。何てすばらしい子供たちでしょう。

保護者の皆様、地域の皆様、教育委員会の皆様、朝から子供たちのために足を運んでいただきまして本当にありがとうございました。彼らの励みになったことでしょう。またきっと子供たちのはつらつとした姿から元気と勇気とエネルギーと希望を持って帰っていただいたのではないかと思います。

また、学校周辺にお住みの地域住民の皆様には、少しやかましい一日になったかもしれません、しかもグランドに面しているところにお住まいの方におかれましては、校区が春日丘中学校ということにも関わりませず、苦情の電話一本無く、心から感謝しております。子供たちの教育のために、ご理解とご協力を頂き、誠にありがとうございました。

前日準備の時にグランド南側フェンス外にいた5人ほどの中学生より「明日、体育祭なんだ」という声が聞こえてきたので、「君たちは春日丘中学校の生徒か?」と聞くと「そうです。」と応える。「春日丘中はもう終わったよな、あの日天気がよくてよかったな」「はい、ありがとうございます。明日晴れるといいですね」「ありがとう、そう言ってくれるとうれしいなあ」という会話がなされた。うちの子、外の子ではない。シナプスのように京都の子供たちが、つながり合って、平和な世の中へとつながっていけばよい。

子供たちは一つの行事が終わるごとに成長していく。その成長が目に見えてわかるようでうれしい。最後に230世帯ほどの学校で、参観者159名、来賓15名で土曜参観より多かったとのこと、改めてありがとうございました。

明日に願いを込めて

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朝まで降り続いていた雨が昼には何とか上がって、午後から準備ができた。生徒と教職員全員でグランドの水をすくい、テントを張り、トンボをかけ、入退場門・体育大会の看板を掲げ、それぞれが必死に準備に汗を流してくれた。文句を言わずに自分の責任を果たそうとする生徒をかわいいと思い、感謝の念でいっぱいになる。後はてるてる坊主を作るだけだ。神様もきっと見ておられる。明日は宜しくお願いしますよ。そうでないと神様、仏様、信者が減りますよ。どうぞ、子供たちに笑顔を!

人はどうして頑張れるのか?

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昨日、体育祭の予行練習が行われた。午後からの天候が危惧されたが、曇り空の中、かえってやりやすい予行となった。3年生の生徒会本部役員の生徒が上手に、競技をマイクで盛り上げてくれる。予行とは思えない熱の入り方に、「これをもちまして、本番に代えさせていただきます。」と言いたいぐらいであった。

 さて台風も近づいているようであるが、31日の体育祭はどうなるのか、修学旅行前と同じでいつもやきもきさせる。本日、お子さんを通じて「台風等に対する非常措置」、月曜日に台風が来たら、このようになりますという案内を渡しましたので、ご確認下さい。

 やきもきさせながらも31日は大丈夫と楽観的に考えている。危機意識がないのではなく、必要以上に心配しないことも大切だということである。

無邪気に活動している子供たちを見ていると、美人であるとかないとか、男前であるとかないとか、お金持ちであるとかないとか、頭がいいとか悪いとか、障害があるとかないとかまったく関係なく「君の笑顔のために頑張れる。」と言える。時に見せる笑顔というものは魅力的で計り知れないエネルギーをもっている。

畑正憲という動物学者がいる。彼の書いている本の中に、沼に足を取られた雌馬の話がある。その馬は七転八倒しながら必死に沼地から抜け出そうとする。しかしどうしても抜け出せない、その内に諦めて、沈みゆく我が身を自然に任せている。その時にその子馬が、母親を求めて「ヒーン」と泣くのである。その声を聞いた母馬は最後の力を振り絞って沼から抜け出すのである。

馬も人もすべてのものが、自分のために頑張るのには限界があります。「もう、いい」と思ってしまうのです。しかし自分を必要としているもののためには、さらに頑張れるのです。生きているものにとって必要とされるということがどれだけ大事であるかということです。保護者の皆様、みなさんはお子さんに必要とされ、社会に必要とされているから今日があるのです。またみなさんもお子さんに、「あなたはかけがえのない家庭に必要な存在であるんだよ。」とメッセージを送って下さい。子供たちの笑顔のために一緒に頑張りましょうか。

地域生徒指導連絡協議会の開催

昨日、5月25日に午後7時より地域生徒指導連絡協議会が本校で行われた。この会議は昭和58年度辺りに中学校の荒れを何とかしようという目的で中学校と地域を対象に始まったものであるが、その荒れは中学校だけではないと、小学校も含めての取組になっている。一昨年は醍醐小学校、去年は北醍醐小学校、今年は醍醐中学校が当番校であり、輪番制になっている。教育委員会への書類の提出等は毎年中学校で行うことになっている。
 
 昨日は地域代表の方と2小学校の代表の方、中学校の地域補導委員、本部役員の方々の出席の元本年度の役員の確認と活動計画の確認、情報交換が主な目的であった。

■ パトロールについて
・7/?(未定)地域夜間パトロール  醍醐学区、北醍醐学区に分かれて行います。
 ・8/17(水) 一言寺祭礼パトロール
・11/1(火) 長尾天満宮パトロール
・2/23(木) 五大力尊パトロール
※今年度より中学校においては、地域補導委員が全てのパトに参加します。
ただし、仕事のご都合でできないときもあります。無理のないようにして下さい。

■新春ふれあいパークについて
・1/14(土) 北醍醐小学校で行われます。

■ 地域家庭教育学級は1,2月の予定です。

■ 担当校のPTA会長・各少年補導支部長・学校長は山科・醍醐ブロック地生連会議に出席します。年に2回の予定です。

■ あいさつ運動、人権標語、広報誌もあります。特にあいさつ運動はそれぞれの学校で取り組まれますので、ご協力をお願いします。

■ その他
・6/4(土) 醍醐地域一斉掃除 9:30受付 折戸公園集合 一時間程度
・7/23(土)北醍醐小学校 夏祭り
・8/7(日) 醍醐小学校 夏祭り
・8/5(金) 万灯会(まんとうえ)

・醍醐小学校の校長先生より、朝、実の入った人間以外のウンチがあり、気になっているのであるがという問いに、タヌキ、アライグマ、イノシシ、シカが出没しているという話があった。春前(3,4月)には早朝、二匹のサルを見かけたという情報もあった。北醍醐小学校でも植えてある花や葉っぱが食べられるらしい。まるでサファリパークのようですねと言ったが、醍醐中は毎朝、ネコの糞がすごいらしく、体育の教師がそれを取り除いてからの授業になっているらしい。危ないのは動物だけではない。夏に向けて不審者情報は絶えない。それを許さない地域の雰囲気作りが大切である。


この日は京都アスニー会場で「京都市中学校PTA連絡協議会総会・研修会」もあり、PTA会長さんと親まなび委員さんと3人で参加しました。4月、5月は総会のオンパレードでいくつ参加したか分からない。議長選出は慣例で会場に問うことになっているが、「私がする!」という人が出てきたらどうするのだろうと思う。お願いするしかないのだろう。若い頃は、司会者が議長捜しに本当に困っていると思い、お節介な私は手を挙げかけたことがあるが、そうしていたら、司会者はじめ、関係者は困ったことになっていただろう。未だそんな経験はないが、面倒くさい慣例ではあるが公平を期すとはそういうことなのだろうか。

学級委員総会無事終わる!

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修学旅行が終わった次の日が「学級委員総会」があった。目は起きていたが、体は寝ていた。副会長のMさんに段取りよく、会を運営していただいた。
今回は「地域補導委員」を別枠で決めるのではなく、専門委員の一つとして、最初の学級委員選出を3名から4名にしたので、2度手間が無くなった。また子供がいない地域にとって人捜しに苦労されていた方には朗報になったと思う。そのようなPTA規約の変更は本当に大変であったが、見事にやっていただいた。感心する。
手際のいい司会、裁きで「学年委員」「広報・文教委員」「保体委員」「地域補導委員」が一回の会議で決まり、選挙管理選考委員まで確定しました。近々、役員の皆様の一覧、紹介が紙面を持ってあると思います。
本部役員が9名、専門委員が37名のPTA役員の方がおられます。皆様、お一人お一人が会員でありますので、任せっきりではなく、ぜひ学校の取組にご参加いただき、またご協力下さい。

京都市でも水難事故が続いています。これからまた梅雨を迎え、川、下水路等があふれます。防止に向けての案内文を本日、配布しました。ご一読下さい。
 また、雨と共に傘を差しながらの登下校になりますので、交通事故等には充分に気をつけて下さい。さらに夏に向けて、不審者等の連絡も増えます。本校でも日曜日に声をかけられた生徒がいたようです。幸い、逃げて事なきに終わりました。関係機関には連絡してありますが、そのようなときは迷わず、警察に連絡して下さい。ほとんど毎日、ひったくりの情報が全市から届きます。中に「逮捕いたしました。」の連絡もあります。そのままにしないことが大切です。何事もこれぐらいのことと安易に考えるのが最も危険です。またできるだけ、集団で登下校するよう心がけてほしいと願います。

土曜参観実施される!

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本日、土曜参観が行われる。朝の子供たちの登校は、体は土曜日の体になっていて、少しいつもと違う眠たそうな、重そうな登校風景がある。大人だけでなく、子供もやはり、疲労は溜まるのだ。
だが、復活するのも早い。今こうして原稿を書いている横で部活動で走っている生徒の元気そうな「イーチ、ニー・・ソーレー」という声が飛び込んでくる。
参観には思っていた以上のたくさんの保護者の方においでいただいた。その中には卒業生もあり、OLのようなお母さん代理のような格好の子もいる。
 教室を見て回っているとき、一人の保護者の方より呼び止められて「学級通信や学年通信は年に数回と思っていたら、こまめに出していただいて、学級や学校の様子が分かって有り難いです。」というコメントをいただいた。このような言葉を励みに頑張っていこうと思います。
 さて授業には教員の個性がでる。スーツの背中が汗でにじむほど、熱弁の教師もいれば、涼しげに、ゆっくりと説明している教師もいる。話し方というのは非常に大切で、私は教員はみな落語の練習をしたらいいのにと思うことがある。あの間の取り方は、人を引き込んでいく魅力がある。見られることで、また腕を上げていく。授業参観はいろいろと計画されていますが、通常でもかまいません。足を運んでいただき刺激を与えていただいたら思います。
 子供たちの表情を見ていると、食い入るように授業に参加している教室もある。それは教科や分野の独自性もあるのだろうが、教師の腕もあるだろう。分かりやすく、楽しい、興味関心をそそるような授業改善に努めていきたい。受付等していただきました本部役員の皆様、来校いただきました保護者の皆様、教育委員会の皆様、ありがとうございました。

明日は土曜参観!

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明日5月21日(土)は土曜参観になっています。お子さんを通して紙面で案内は行っていますが、ぜひご参観下さい。
授業開始は普通通り、1,2限の参観をしていただきます。

1限 授業参観
2限 授業参観
3限 学年懇談会
4限 部活動懇談会

※ 授業(特別メニュー)の詳細は紙面にて,あるいはお子さんを通じてご確認下さい。

※部活動は11時から15時まで、部活によっては、それを前半、後半に分けて行われます。お弁当の準備はいるかと思いますが、部によって違うでしょうから、これもお子さんを通じて確認して下さい。

※ 14:00より生徒会によるMDR係の空き缶回収車へ搬出があります。係の生徒はご苦労様です。係でなくても手伝える人はボランティアスピリッツで宜しくお願いします。

※ちなみに5月23日(月)は代休で学校は休みになります。

修学旅行3日目(最終日) ふ〜っ!

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いよいよ修学旅行の報告も最終日になりました。二度行ったような気になり少し疲れ気味ではありますが、頑張って報告します。
 「朝食が終わったら、食べた器を同じもの同士、重ねて」の指示に、何を勘違いしたか、自分の食べたものを重ねて、授業員の仕事を増やしている子もいた。
 ホテルの入口で最後の学級写真を撮る。今回の旅行の楽しみは四万十川のカヌーとホエールウォッティングであったが、最終日のホエールウォッティングは高波のために中止になり、次回の楽しみに回すことになった。これは昨夜のレクレーションの時に生徒たちには伝えられていた。それに代わるものが、「カツオの擬餌針作り」と「天然塩作り」だった。昨日、「四万十川ツーリング」と「海釣り」ができなかった者に、最初にどちらにするかの選択権が与えられた。公平を期すために、なかなか上手に指導するなと思ってみていた。大人も子供も本当に民主的に考え、わがままを通す子がいないのに、少なくとも表面化しないことに驚かされる。
 私は、昨日「擬餌針作り」に入ったので「塩作り」に参加することになった。ホテルから30分ほど走ったところの細い道路の途中に小さな施設があって、一時的にバスを停め、素早く降りた。
生徒は16名、教師は3名、指導される方は大阪出身の温厚そうなご主人と大分県出身のてきぱきした奥様、そしてはつらつとした息子さんだった。3班に分かれて、活動した。奥さんの担当は塩を使ったエステ、はじめ塩作りの過程でできるものを手に付けて、手を塩もみする。2,3分して洗い流すと、弾力が違う。生徒も思わず「オーッ」。次に顔に付ける。手の実験が生きて、抵抗なくやる。弾力ともっちっとした感触がさらに「オーッ」となった。次は市販の塩とそこでの手作り塩の違いを食べて体験する。市販のものが辛いだけなのにたいして、甘ささえ感じるほどだった。それをトマト、キュウリに付けてうまい、うまいと食べていた。生徒が近くのI先生に「先生もやってみたら」と声をかけるが、「これでも化粧しているのよ」の返事に吹き出しそうになった。
息子さんは道路を挟んで反対側にあるビニールハウスで塩作りの過程を丁寧に教え、体験させてくれた。集めた水分をたくさん含んだ塩を二層式の洗濯機の脱水機の所に入れて、脱水する。するとホースから出てきた水分が「にがり」でこれは箱詰めして、京都南禅寺の順生におろしているとのこと。袋に残ったものが塩となる。
さてご主人の担当はその塩にゴミがないか探すこと。実に地味な仕事である。なかなか見つからないが、懸命にやっていた。最後にその塩を小さな瓶に入れてプレゼント。
この小屋ともいえるような施設はあの漫画「美味しんぼ」で紹介されていた。
最後のあいさつが終わった後、一人の女の子が、指で丸を作って「これ儲かりますの?」とストレートを投げた。「えっ、塩作りの仕事をしたいと思っているのか?」と私が聞き直すと「はい」と応える。奥さんが、「たいした儲けにはならないけれど、何とかやっていけます。」と応えていた。
それぞれに楽しい体験をして迎えに来たバスに乗り、最後の昼食場所へ行った。ここが最後のお土産タイムでもある。それぞれに買い物を楽しんだが、楽譜を持ってきて、打合せをしている吹奏楽部員もいた。こんなところに来てまで。
バスは順調に流れて瀬戸大橋でトイレ休憩をした。近くで見るとさらに迫力がある。
展望台から見る景色は絶景だ。生徒が「展望台、ただだぞ!100円いるのは望遠鏡だけだ。」と叫んでいた。割と生徒が少ないと思えたのは、そのような勘違いがあったようだ。このようなことは人生には多いのかもしれない。風評被害とは違うかもしれないが、自分の目、耳、行動で確かめてみることだ。
 中国道も名神高速も心配された渋滞もなくスムーズに流れ、京滋バイパスまでやってきた。今年3月に開通したという山科への高速を使うともっと早く到着することができた。結局、傘を差すような機会はほとんどなく、体験型修学旅行は無事に終了した。降りるときにガイドさんが「修学旅行は行っているときも楽しんですが、時間がたつほどにまた楽しさが増してくるのです。」というようなことを言っていた。まさにそうであろう。今回の旅行は子供たちがやがて、お父さん、お母さんになったとき、自分の子供に語れるものになったであろう。旅行は決して安いものではありませんが、「お金は天に向かって積め」と言います。親は大変ですが、生きたお金になりました。ありがとうございました。
どのような修学旅行であったか少しは理解していただけたでしょうか。これで閉めたいと思います。
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学校行事
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