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最新更新日:2025/07/01 |
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修学旅行を終えて(1日目)![]() バスに乗ってしばらくするとすぐに雨が降り始めた。有り難いことである。ますます緑がきれいになっていく。私は1組の1号車に乗せてもらった。高速に入るとすぐに班ごとのクイズ大会が始まった。大人でも読めない漢字を級ごとに「さて、何と読むのでしょうか?」とか乳児期、幼児期の写真を一覧にして全員に配布し、「さて、誰でしょう?」など、なかなかアカデミックなクイズ大会になった。担任のS先生も「クイズ、3年生に聞きました、答えは7つ・・」と始まった。「奥さんとケンカしたときに、どのように仲直りするでしょうか?」という問いと、生徒の答えることばに爆笑した。どこの家庭でも奥さんにはかなわない。さっさと白旗を振るのが一番懸命な方法のようだ。 瀬戸大橋は何回通ってもその迫力に圧倒される。人間の英知のすごさに驚かされる。何だかんだしている間に高知についた。早く感じた。闘犬の横綱の土俵入りを見た。獣の臭いが鼻をつく。畏怖堂々としたその立ち姿に見とれる。その後、昼食をとり、自由行動になった。近くに坂本龍馬の銅像や桂浜の見学ができたのだが、ほとんどがお土産に群がっていたようだ。龍馬にしたら「おまんら、ちょっとはわしを見にこんといかんぜよ」といったとろこだろうが、お土産屋さんの勝ちである。 バスに乗ってはりまや橋に移動した。はりまや橋は「日本三大がっかり」の一つとして変な有名になっている。前回来たときには橋の片方の欄干しか無かったような気がしたが、小さな橋になっていた。しかし「はりまや橋」は「四条河原町」と同じように交差点名になっている。 龍馬の誕生地に市電に乗って行った。3つグループも来ていた。土佐電は「とでん」と呼ばれ、東京の都電を意識しているようだ。龍馬の誕生の地に立ち、京都の近江屋の遭遇の地に立ち、感慨深い心境になった。 そこから高知城を目指す。入口付近でバンクーバーから高知にやってきたという外国人に呼び止められた。あと2,3年日本にいて先生になりたいとこのことだった。そうしているうちに生徒たちがやってきて記念写真を撮ることにした。天守閣までは歩いて10分程度、天守閣はさわやかな涼しい風が吹き渡り、なかなか降りようとしない。3時40分にバスに集合であったが、乗った瞬間に大粒の雨が降ってきた。ついている。この後、カツオのたたき体験に移動するのであるが、本日はここまで。 修学旅行第3日目![]() 塩作り体験をしました。 昼食を食べ、お土産を買い、京都に向かっています。 順調にバスは走り、7時過ぎには出発した場所へ到着の予定です。 修学旅行第2日目![]() 午前中、四万十川カヌー清流下りは、雨の中予定通り行われました。 写真は、本日のビーチクラフトと昨日行われたかつおのたたき体験活動の様子です。 ![]() 修学旅行第1日目
修学旅行第1日目
朝早く学校を出発し、お昼に桂浜に着きました。午後は高知市内での班別研修を行い ました。(おだやかな天候でした) ![]() ![]() どう転んでも楽しいと言える幸せさ
ゴールデンウィークも夢のように過ぎ、部活の応援に終わった感があるが、特に大きな怪我、事故等の報告を受けていないのは有り難いことである。
明日より3年生は修学旅行に出かける。今年は震災の影響で関東への予定をしていた学校が全て、九州、四国地方へ方向転換したそうである。よくできたものである。醍醐中学校の校外学習予定は下記の通りである。 ■3年生 修学旅行 【四国 高知県】 5月10日〜12日(二泊三日) ■2年生 遠足【京都市域オリエンテーリング】 5月11日 雨天決行 ■1年生 遠足【日野野外活動施設(飯ごう炊さん)】5月11日 雨天決行 修学旅行というのは1年生時から計画し、本当にエネルギーを使う取組である。それだけに成功させたい。何をもって成功といえるかといえば、子供たちが思い出をたくさんもって笑顔で無事に帰ってくることである。 カツオのたたきの体験(晩ご飯)、四万十川でカヌー体験(私も楽しみにしている。なにせファルトボート、組立式のカヌーを持っているくらいですから、校長は本部で待機と言われたらどうしよう・・)海釣り体験、龍馬の町の散策、本当に体験学習が多い。 この3日間の天候は芳しくない。せめてポイントポイントで晴れてくれたらいいなと思う。不思議とそうなったらいいと思うとそうなるものだ。でも晴れてよし、雨に打たれてもよしと思っていれば、どう転ぼうと幸せなものである。 春季体育大会終わる![]() 柔道は2年生の内山君が60Kg級で準優勝した。たいしたものである。おめでとう!陸上は昨年度、京都女子駅伝で全国優勝した菅野さんを育てた小峰クラブに所属している生徒が2年生に男女1名ずついる。陸上は手続きが1ヶ月ほど前に締め切られ結構神経を使う。5月3日受付を8時前に済ませ、待っていると陸上部のない各中学校の小峰クラブに入っている生徒たちが集まってきた。100mわずか10数秒のために1日が費やされる。午後からの所用のために12時からのレースを見ることはできなかったが、記録が伸びたと聞いている。陸上は自分の記録との戦いである。それも0.何秒の更新を目指す。 近くの市立体育館で卓球部の団体戦もあったので応援に寄った。開門前にたくさんの卓球選手が集まっていた。私もかつて、成り行きで一人で卓球部を兼ねてもったことがある。熱心な先生が多く、試合では1セット終わるごとにアドバイスを事細かに伝えていた。私のところにももれなく「先生、アドバイスをお願いします。」とやってきた。「今の調子で頑張れ!」「それだけですか?」「・・・・」、「ところで卓球って何点とったら勝ちだ?」こんな感じだった。今回、子供たちは洛北中学校にストレートで勝ち、駒を進めたが、次の華頂中学校に負けた。優勝候補でその通り優勝した。そんなチームに当たって残念か、そんなことはない。有り難いことである。やろうと思ってもできない学校の方が多いのだ。そんなチームと対戦することが次の成長につながっていく。 今度の大会、担任の先生や学年の先生、試合が終わった別の部の先生、保護者の方、いろいろな声援があった。それをありがたいと感じた。スポーツの大きな目的は「感動」である。それは懸命なプレーから生まれる。夏の感動が楽しみだ。 春季体育大会![]() ![]() また吹奏楽部も花を添えるように競技場全体に音を響かせていた。全市で27校の参加であったそうだ。選手団は7500名剰り、天候にも恵まれ、いい開会式になった。6月5日のKBS京都で放送されるとのことであった。 開会式が終わって、女子バレーの応援に二条中学校に駆けつけた。二条城の外堀を歩いて行くと、二条城が思っていた以上に大きいことが分かった。中学校の前の通りには私の好きなハナミズキの花が今を盛りに咲いていた。 さて、試合は大逆転で大枝中学校に勝った。多数の保護者の方も応援に来られていた。我を忘れて大きな声で応援合戦、3点ほどは応援の勢いでとったともいえる。 次の日(30日)は午前中、野球部が洛西中学校で西京極中学校と対戦した。醍醐中学校も随所にいいプレーを見せたが、ミスも多くコールドゲームになってしまったが、これは相手のチームを褒めてやったらいいという試合だった。試合後に目を潤ませている選手が印象に残った。この悔しさがバネになる。しなければならない。 午後からはサッカー部が西京極中学校で山科中学校と対戦した。相手のゴールキーパーは長身でなかなかゴールを割らせてくれない。醍醐中学校のキーパーは身長はそれほどないのだが、幾多のシュートを懸命に守っていた。勝負には負けてしまった。怪我をした生徒を車に乗せ、どうしたら強くなれるだろうと家に連れて帰る道すがら話をした。 また次の日(5月1日)はテニス部が神川中学校で試合を行った。団体戦で1試合目は洛北中学校に勝ち、トーナメントの駒を上げた。二試合目は洛南中学校と対戦した。1勝2敗でここで終わったが、惜しい試合だった。試合が終わり泣き崩れ、立ち上がれない。バレーと同じ勢いで応援していると試合中は騒いだらいけないのだそうだ。注意された。来ておられた保護者の方と「ストレスが増しますね」と、ごくっと飲み込みながら目で応援した。デリケートな真摯なスポーツである。 ともかくこのような緊張の中、悔しさやうれしさやという感情を味わうことが、人が人として成長するためには大切なことである。 すべての試合を応援に行くことはできないのだが、どこでもこのようなドラマが展開していることだろう。スポーツの意味は「感動」を生み出すことである。人生においても同じことがいえるのだろう。子供たちが一所懸命、打ち込んでいる中から、かけがえのないものをつかんでくれることを願っている。 明日は(5月3日)は陸上部はないのであるが、社会体育に参加している2名が西京極競技場で100mを走る。またその横の市立体育館で卓球部の団体戦が行われる。さわやかないい汗を流して、何かをつかんでほしいと思います。 心が上手に動かないとき![]() ![]() ![]() 明日からGWに入る。ほとんどの生徒が部活動で忙しいのだろうが、意識して時間を作って親子で何か料理でも何でも作りながら話をされてみたらどうでしょう。 今日は3年生の内科検診と部集会が行われていた。明日の春体開会式の行進練習は雨のために中止になった。ギャーギャー騒ぐ生徒もなく教師の誘導指導の下、整然と行われていた。部集会もそれぞれの部に分かれて、明日からのこと、これからの方針等が話し合われていた。 天候も不順であるが、人の気持ちも落ち着かない。今度の東日本大震災で被災地以外の人でも「あんな災害にも負けずに頑張っている人がいるのに、泣き言は言えない」と頑張りすぎる人が多いらしく、そのために心身を病んでいる人が増えていると聞く。 私も気持ちが不安定になったりすることがある。先日、廊下を歩いていると一人の少女がうつむき加減に、にっこり笑って会釈をしてくれた。私も「こんにちは」と返したが、何か心の中から重たいものが、すーっと抜けていくような気がした。我々、教師というものは、「生徒に悩まされ、疲れさせられるが、また生徒から救われるものである」とかねがね思っているのだが、まさにそんな感じだった。生徒からしか救われないのかもしれない。 季節は若葉が萌える時期になる。命の躍動が聞こえるようだが、玄関先のパンジーもたわわにといった感じに咲き誇っている。醍醐中の子供たちも若葉のころなのだろう。心が上手に動かないとき、このような生徒の微笑みに感謝である。 授業参観・PTA総会・進路保護者会![]() ![]() ![]() 雨の中、参観ありがとうございました。いかがだったでしょう。美術ではカッターナイフの使い方、理科ではなにやらハンマーで石を叩いていました。鉱物の組織の勉強だったのでしょうか。教室を回っている時に2人の保護者の方に「HPはまだですか、楽しみにしています。」と言われて、ついうれしくなって頑張ってしまう単純な私がいますが、悪い気はしません。今年はボチボチとブログにならぬよう書いていきます。無理でしょうが。 ■PTA総会 昨年は参加者が少なく、本部役員の方々が嘆いておられましたが、今年は昨年より多くの方に出席していただき、新本部役員の承認もいただき、ありがたいことでした。旧の役員の皆様方は昨年より懸案であった地域補導委員会の在り方について長い時間検討いただき、学級員選出と同じように選挙による選出になりました。子供の減少により選出が厳しい町内が増え、次期の選出に苦慮されていましたのでいいことであったと思います。よって、5月当初に予定されています学級員選出は今年度より「学年委員」「文教・広報委員」「保体委員」「地域補導委員」の各クラス4名の選出になります。 ■進路保護者会 中学校は義務教育最後の期間になりますが、子供たちの意識には小学校から中学校に入ってきたように、高校にも何となく自動的に上がるような思いをもっている生徒もいます。 中学校において進路決定は大きな出来事です。進路の状況は年によってめまぐるしく動いています。そのスピードに教師ですらついて行くのが難しいほどです。長男、長女で経験されている方でも今年の情報をしっかり把握して、子供が生かされる進路選択になるよう注意を払っていただきたいと思います。兄弟といえども、性格も体力も興味も大きく違います。比較することで、幼いこころを苦しめるだけになることがあります。個にあった進路選択がなされるよう、しっかりアンテナを張ってほしいと思います。 生徒会認証式・春季大会激励会![]() ![]() ![]() 上からフロアを見たとき感動した。みんなの目がこちらに集中しているのがよく伝わった。この子たちの眼(まなこ)を曇らしてはならないと本当にそう思った。 各学年、各クラス、前から総務委員、健康委員、文芸委員、環境委員、MDR係と順番に前もって並んで、座っていた。各委員ごとに立ち上がり、その代表が認証書の授与に上へ登ってくるというスタイルで、見た目にもきれいだった。また認証書には名前が読みづらいだろうとルビの付箋が貼ってあった。それを係の生徒が一枚ずつ、私に渡してくれる。このこころにくい細やかな配慮がまたうれしい。「宜しく頼みます。」と言って認証書を渡す。最後の生徒が「はい、頑張ります。」と返してくれたのがまたうれしい。 次に春季大会激励会に移るが、キャプテンのみがユニホームでステージにあがり、部員はそれぞれフロアで立ち上がる。そんな中、キャプテンが決意の言葉を述べる。 準備していたメッセージが出てこないで、必死に思い出そうとしたり、ポケットから原稿を取り出して「あっ、そうだ」とばかり続ける。この「ひたむきさ」「必死さ」が大切なのである。吹奏楽部や園芸部のキャプテンはステージ上でエールを贈った。 「勝負事には必ず、勝ち負けがあるが戦う前から、参加することに意義があるというようなことを言ってはいけない。大切なのは『後味のよさ』である。後味の悪い勝ち方もある。また後味のいい負け方だってある。それは何がそうさせるかと言えば、『一所懸命さ』である。あそこのチームは強いけどマナー悪いよねと言われれば、強い意味がない。懸命なプレーで感動を与えてほしい!」と激励した。 毎晩遅くまで話し合いを重ね、企画した生徒会の先生方と運営してくれた生徒会本部の生徒たちと、それに敬意をはらうがごとく、懸命に聞き入る多くの生徒たちに感謝したい。 |
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