最新更新日:2024/09/20 | |
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2学期終業式を終えて
いよいよ2学期最終日を迎え,体育館で2学期終業式を行いました。
校歌斉唱の後,伝達表彰・校長先生からのお話・冬休みの生活についての注意と続き.最後に生徒会本部役員からの話がありました。その中で,九条中のスローガンの発表も行われました。スローガンは 『原点回帰〜さらなる高みを目指して〜』 で,このスローガンのもと,全生徒で生徒会活動に取り組み,より良い九条中学校を創りあげていきましょう。 【校長先生より】 2学期は,さまざまな行事や教育活動の中で,皆さんから「やるべきことを,(周囲から言われなくても)率先して行動(実行)しよう」,「よりいいものを自分たちで創り上げよう」という姿を見せてもらいました。共通の目的に向かって一人一人が何をすべきか考え,試行錯誤し,その思いが噛み合った結果として,それぞれの行事・活動が成功していったのだと思います。特に,3年生からは様々な場面で学校を引っ張る最上級生としての活躍をたくさん見せてもらいました。とても頼もしく立派な姿が印象的です。ありがとう。 さて,本校の教育目標に「…たくましく生きる…」というくだりがあります。皆さんは「たくましい姿,たくましさ」という言葉に,どのようなイメージをもちますか。私は「鋼のような」,「跳ね返す」,「硬い」,「頑丈な」という印象です。「負けず嫌いな性格」や「苦手なこと立ち向かう勇気」,「泣きたい気持ちを堪える我慢」なども浮かんできます。私が成長してきた社会ではそんなたくましさが求められ,そしてそれでやっていけたのだと思います。 ただ,皆さんが出ていく社会では,変化が激しく,過去の延長線上で考えるだけでなく,創造性がもとめられています。そのため「しなやかなたくましさ」が必要だとされています。 すぐに立ち直る事が出来る「回復力」,ストレスやプレッシャーをしなやかに受け止める「柔軟力」,変化が多く不確定な状況でも対応できる「適応力」などです。そして,強さとは弱さを見せられること,強さとは弱さと向き合えること,強さとは受け取れること,強さとはしなやかさです。 心の強さは,自分の弱さやダメなところも,ちゃんと受け入れられてこそ生まれるものです。自分の良い面だけではなく,弱いところや欠点がある自分であっても,自己否定せずに自分の価値を認められる「自己肯定感」が「しなやかなたくましさ」を高める上でも非常に重要となるといわれています。そして,安定した感情に支えられた「自己肯定感」が高まると,それはそのまま自己信頼の強い状態になり,「自分がやることはうまくいく」という自信になってきます。いかがですか。 最後に,新しい年がやってきます。令和2年,2020年です。私たちは,比喩的に,物事の区切りとなる大事な所,区切り目の意味で「節目」という言葉を使います。お正月は1年という区切りで整理し,節目をつくるときです。1年を振り返り,新な1年の目標を立ててみましょう。そんな時間が,また皆さんを成長させてくれると思います。3学期の始業式には,皆さんと元気に新年の挨拶をかわしたいと思います。体調や安全には十分に留意して充実した冬休みを過ごしてください。 |
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