京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/28
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第2回学校説明会に多数の御参加ありがとうございました!(その1)

 11月5日(土)10時から,7階メモリアルホールにて,第2回学校説明会を開催しました。中学3年の生徒・保護者の皆様約600人が参加して下さり,「西京高校における学習活動及び入学後の学校生活」「前期選抜の実施概要」等について御説明させていただきました。

 冒頭,竹田校長は「本校では,卒業時の進路目標を国公立4年制大学に絞って,生徒諸君・御家庭とともに学校挙げて進路実現に取り組んできました。一方,単に難関大学に入学・卒業するだけでは,複雑化・グローバル化する現代社会で活躍・貢献することはできません。情報技術やAIの進展によって,ここにおられる皆さんが社会で活躍される頃には,今ある仕事の約半分がAIにとって代わられると言われています。そういったものには出来ない思考力・判断力・表現力といった資質能力を,本校独自の主体的・対話的な深い学びを通して身に付けていただきたいと思います。」「本日の説明会の目的は3つあります。一つ目は,西京高校の教育内容・指導方針を理解していただくこと。次に,入学後の学校生活,学習活動や進路指導について理解していただくこと。最後に,2月に行います入学者選抜の概要等について理解を深めていただくことです。この説明会を通して,本校への志望を固めていただき,4月にはエンタープライジング科(以下,EP科と略します。)第15期生として御入学下さることを祈念しております。」と参加の皆様方に御挨拶いたしました。

 次に,教育推進部長の岩佐から,「本校における学習活動及び入学後の学校生活」と題して,EP科の特色や学校での一年及び一日の流れ,学費や附属中学校からの内部進学生との関わり等について御説明いたしました。
 「どこの学校に進まれても,勉強するのは当たり前です。それだけでは激動する社会を乗り切れません。本校では,社会で活躍・貢献するために社会人力を育成します。」「西京には普通科が設置されておらず,全員がEP科生です。同じ条件のもとで学習・学校行事・部活動等に取り組むことが出来るわけです。」「1年次のビジネスアイディア作成や海外フィールドワーク(以下,FWと略します),2年次の課題研究における論文作成等さまざまな場面において,グループで対話しながら創り上げていく活動を重視しています。」等のポイントを挙げつつ,「こういった,全力で取り組む学園祭・ビジネスアイディア作成・FW活動・課題研究での論文作成等々の取組は,大学入試には関係ないように見えるかもしれませんが,こういうことこそ実は大切であり,その過程で自分の器を広げていくことができ,大学での学びの動機づけになるのです。」と,本校が大切にしている点を御説明しました。
 途中には,1年生フィールドワーク委員の生徒や,今年の夏に行いました2年生「トップリーダー研修」(UCバークレー研修)参加生徒代表による実施概要や自分が得たもの等の説明もありました。この中で,トップリーダー研修を経験した2年生は,現地で行ったディベート(論題:「グローバルリーダーになるための8つの重要な要素[passion,work,focus,push,ideas,improve,serve,persist],このうちどれが最も重要と考えるか」)の実演も行い,説明の最後には,「西京には,自分の視野を広げることのできる取組がたくさんあります。」と,それに意識的に参加し,自分なりに経験値を上げ器を大きくしていくことの楽しさや重要性を語りかけていました。
 また,全体会終了後のポスター展示(4階廊下で実施)では,生徒や保護者の皆様にそれぞれの体験談を熱心に説明していました。

[写真]
 1枚目
  1段目左 受付の様子
  1段目右 校長挨拶
  2段目左 学校概要説明
  2段目右 1年生説明(海外フィールドワーク)
  3段目  2年生説明(バークレー研修)


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【卒業生による取組】「東京エンプラフェスティバル」,今年度は11月26日に開催です!

 平成18年3月にエンタープライジング科第1期生が卒業してから10年が経ち,現在,100名を超えるエンタープライジング科のOB・OGが関東に在住しております。そうした中で,現在では,関東在住OB・OGの縦横の繋がりを強化し,大学生活,就職活動等を支援できる場,世代を越えた交流ができる場を作る目的で,「エンタープライジング科西京関東会」が組織されており,定期的な交流会の開催,歴史と伝統ある「一般社団法人京一商西京同窓会」への参加,附属中学3年生の東京フィールドワークのサポートといった形で活動を行っております。そのような取組を発展・継続させていくため,第3回となる「東京エンプラフェスティバル」が本年度も企画されました。
 この活動を実施することで,社会人OB・OGにはお互いの近況を交流し刺激しあえる場を,学生OB・OGには大学という垣根を越えた交流と就職活動を支援する場を提供することができます。
 下記の通り行いますので,関東のみならず,広く全国のOB・OGの御参加をお待ちしております。
 会場で会いましょう!


【主催】
 エンタープライジング科西京関東会

【日時】
 平成28年11月26日(土) 14時から17時頃まで

【場所】
 安田コミュニティープラザ
  東京都千代田区神田錦町2−9 コンフォール安田ビル地下1階
  (最寄駅)大手町・神保町・神田・竹橋・小川町の各駅

【内容】
 14:00 オープニング
 14:15 基調講演
       (講師:エンタープライジング科卒業生)
 14:45 企業説明会兼交流会
       (約20のブースを開設予定)
 16:45 クロージング

 終了後,「第二部」として別会場にて懇親会を行います。


【京都賞】高校フォーラム校内スタッフが事前学習会に向けた準備をしています!

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 10月27日(木)放課後16時45分から約1時間,2階生物室にて,生徒スタッフ(1年生10名)が「京都賞高校フォーラム・校内事前学習会」に向けた勉強会を行いました。

[京都賞高校フォーラムについて]
 京都賞ウイークの行事(授賞式・記念講演会・ワークショップ等)である「青少年育成プログラム」の一環として,稲盛財団主催・京都大学共催により,京都大学百周年時計台記念館を会場として,毎年11月中旬に行われています。京都市内を中心とする府内の高校から400名を超える多数の生徒が参加します。
 今年は,第32回京都賞(基礎科学部門)受賞者の本庶佑博士(京都大学名誉教授)から御講演いただきます。 

[校内事前学習会について]
 これは,「京都賞高校フォーラム」での御講演内容をできるだけ理解できるようにするために,校内生徒スタッフが企画・運営する西京高校伝統の取組です。
 「京都賞の歴史や過去の受賞者,稲盛財団」「博士の生い立ちやこれまでの功績」「受賞理由となった博士の研究内容やその基礎知識」という3点について,スタッフの生徒から参加生徒たちにレクチャーを行い,理解が深まるようにします。

[本日の勉強会について]
 とは言え,難しい御研究内容を生徒スタッフ(1年生ばかり10名です)の力だけで理解するのは,なかなか大変です。
 本日の勉強会では,生物科藤田先生にお越しいただき,稲盛財団様からいただいた資料も参考にしながら,本庶博士の業績の一端を紐解きました。
 その前に,藤田先生は,“そもそも”ということで,「京都賞とノーベル賞の設立趣旨の違い」等からお話しを始めて下さいました。
 今年度のノーベル生理学・医学賞を受賞される大隅良典先生(東京工業大学栄誉教授)は,平成24年に第28回京都賞(本庶先生と同じく,基礎科学部門)を受賞されている等,これまでに京都賞とノーベル賞の両方を受賞された方は大隅先生で9人目だそうです。このため,“日本発のノーベル賞の先行指標”と言われたりすることもありますが,端的に言えば,「ノーベル賞」は,ダイナマイトの発明によって富を得たアルフレッド・ノーベル氏が遺贈した基金から「人類の福祉に最も具体的に貢献した人びと」に与えられる賞であり,物理学・化学・医学生理学・文学・平和の5分野(経済学賞だけはノーベルの遺言にはなく,スウェーデン国立銀行の設立300周年祝賀の一環として昭和43[1968]年に設立されたものです。)があります。
 それに対して「京都賞」は,稲盛和夫氏が設立した稲盛財団により,「科学や文明の発展,また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献をした人」を顕彰するものであり,先端技術部門,基礎科学部門,思想・芸術部門の計3部門からなります。つまり,ノーベル賞のような“具体的に人類の役に立ったか”という観点ではないこと,また部門もノーベル賞で設定されていないような分野を置いているなど,「科学の発展と人類の精神的深化のバランス」を願う立場から選考が行われています。・・・こういったことを冒頭におっしゃって下さいました。

 さて,いよいよ本題(受賞理由「抗体の機能性獲得機構の解明ならびに免疫細胞制御分子の発見と医療への展開」の説明)です。しかし,1年生は「生物基礎」の授業で免疫のしくみについてまだ学んでいませんので, “かいつまんで”流れを説明して下さいました。詳しく書きますと,今度の事前学習会で本校の参加者が生徒スタッフからの説明を聴く楽しみがなくなりますので,ここでは,「免疫のしくみ」「免疫に関するこれまでの研究の流れの紹介」「本庶先生の研究と授賞理由」について,“利根川進博士”“生物学上の大発見”“B細胞”“Y字形”“定常部・可変部”“組み換え”等のキーワードをもとに,まずは一通り耳に入れた,というところであるということのみ御報告するにとどめておきます。

[今後の予定]
 事前学習会でのプレゼンテーションに向け,生徒スタッフたちは3つのグループに分かれて準備を進めています。また,事前学習会のポスター作りも並行して進めています。
 スタッフの皆さん,高校フォーラムでの御講演聴講をより実りあるものにするため,まずは自らが理解を深め,リハーサルを重ねて11月10日(木)の事前学習会を盛り上げて下さい。
 期待しています!


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