最新更新日:2024/09/26 | |
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Mono-Coto Innovation2016京都大会の決勝で本校生のチームが第2位に入賞しました!
11月6日(日)午後1時から,京都工芸繊維大学・60周年記念館「KYOTO DESIGN LAB」を会場に,「創造力の甲子園 Mono-Coto Innovation2016 」(主催:株式会社CURIO SCHOOL・株式会社O2)京都大会決勝が開催され,本校生を含む9チームの中学・高校生が参加しました。
この「Mono-Coto Innovation」は,中高生に向けた「既存の枠にはまらない独創的な発想力と実践力」を育むプログラムであり,企業が提示するテーマに対して中高生がチームでアイディアを考えプロトタイプを制作し企業に提案するというプロセスを通じて,「最先端の技術やテーマを理解し考える力」「仲間と協力してやり遂げる力」「主体的に学び行動する力」を身に付けることが出来る,競争型アイディアコンテストです。 今年の7月末に京都で初めて行われました地方大会(昨年度の第1回大会は東京大会のみでしたが,今年は東京・山形・京都の3つの地方大会が行われています。)には15校から約60人の応募があり(本校からは5名が応募),21チームが出来上がりました。7月末に行われた京都大会予選では,テーマ企業(京都は3社)それぞれにつき上位3チーム,合計9チーム・約30人が勝ち進み,企業メンタリングやサポートワークショップに取り組みながら,アイディアを磨き上げてきました。 主催者である西山恵太さん(CURIO SCHOOL)の進行により,オープニング−主催者挨拶−審査基準や進行についての説明−審査員紹介と続き,各チームのプレゼンテーションが行われました。 最初に登場したのは,日本電産株式会社(テーマ「回るもの,動くもので,中高生にワクワク・ドキドキを」)で第3位のHamilyです。(本校1年生2名と他校の中学生1名の混成チームです。) アイディアは,回る筆箱(取り出したいものをボタン一つで取り出せる筆箱),名付けて「Spen case」(spinとpen caseから)です。プロトタイプを示しながら,熱心に説明していました。質疑応答では,審査員の皆様から「回るからこその面白いこと,こんなことがあるというのはありますか」「価格はどれくらいですか」等の質問が投げかけられ,しっかりと答えていました。 本校生が登場する2チーム目は,パナソニックES住宅設備株式会社(テーマ「中高生の皆さんがお風呂が楽しくなるモノ・コト」)で第2位のINVITEです。(本校1年生1名と他校の高校生2名の混成チームです。) アイデアは,JK(女子高校生)のわがままを叶えるお風呂。(お風呂=美容院ということで,染髪時に風呂の床面が汚れないようにする「シート」です。)妖精が登場する寸劇仕立てで,プロトタイプを示しながら,今後に向けてはこういう点を改良したいということも含めて説明していました。質疑応答では,審査員の皆様から「ペットの手入れにも広げられるのでは」等の質問が出され,こういう工夫もできるという点も含めて答えていました。また,「全国大会に行きたいという熱意が伝わるプレゼンでした」という感想もいただきました。 16時からの結果発表では,残念ながら本校生の関係するチームは1位となることができませんでした。 [結果] チームHamily (日本電産株式会社) 第3位 チームINVITE (パナソニックES住宅設備) 第2位 <2位と1位との点差はほんのわずかでした> 審査員の方々からは,「1位になったチームは,バランスが取れている。しかし,投資家目線で言うと,バランスはとれてなくても良い。世界でまだ誰もやっていないという独創性を大切に。」(日本電産の3チームについて)「1位と2位の差は,あっと思わせることが出来たかどうか。共感の“えっ”にしても,反応の“えっ”にしても,とにかくアクションを与えられたか。」(パナソニックES住宅設備の3チームについて)等の講評をいただきました。 最後に,全体講評として,「中高年(審査員)がワクワク・ドキドキした3時間でした。皆さんが今持っておられる創造力をさらに研ぎ澄ませて,日本の・世界のモノづくりを大きく切り拓いていって下さい。」「惜しくも全国大会出場が叶わなかった皆さん,これで終わりではありません。これからも,新しいことにチャレンジするのを諦めないで下さい。」と,参加者全員へのエールが送られました。 大会は16時30分に終了し,18時頃まで「リフレクション」(振り返り)が行われました。 今後とも,アンテナの感度を高くしながら,興味関心の幅を広げて,「新しい価値の創造」に向けて努力を続けて下さい。この大会にエントリーされた中学・高校生すべての方々の今後の活躍に期待しています! [写真] 1枚目 1段目 会場の様子とオープニング 2段目 プレゼンの様子(Hamily) 3段目 プレゼンの様子(INVITE) 4段目 上記両チームのメンバー (左側:INVITE/右側: Hamily) 2枚目 集合写真 トビタテ!留学JAPAN【高校生コース】第2期生事後研修会に,本校生が参加しました!
11月6日(日)10時から17時まで,東進リーダー塾(大阪市北区)にて,「トビタテ!留学JAPAN【高校生コース】」第2期派遣留学生秋季事後研修が行われ,本校からは,この夏に「スポーツ・芸術」分野でオーストリア・ウイーンに留学した藤井美月さん(1年生)が参加しました。
官民協働海外留学支援制度,通称「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」は,平成25年10月からスタートした大学生・高校生の海外留学をサポートするプログラムで,高校生コースは昨年度から始まり,今回が第2期生となります。全国816校2,057名(昨年度は218校514名)の応募者から,書類選考及び面接試験を経て,330校510名が選出され,本校からも「アカデミック」「スポーツ・芸術」「国際ボランティア」の3コースに各1名(女子2名,男子1名の計3名)が採用され,この夏目的の場所にトビタち,元気に帰ってきました。 今回の事後研修会の参加対象者は9月30日(水)までに帰国している第1期及び第2期の派遣留学生で,11月5日(土)〜23日(祝)の間[土・日・祝日が7日間あります。]の,事務局から指定された日・場所(東京または大阪で設定されています。)に参加することとなっています。本校からの派遣留学生は,大阪(日によって場所は異なります)で11月6・19・20日にそれぞれが受講することになっています。 大阪会場2日目となるこの日は,本校の藤井さんを含む,西日本(沖縄からの参加者もいました)の派遣留学生47名が参加しました。 研修会は,「相互に学び合いながら自らの留学体験を言語化し,多面的に意味づけることができるようになる」「トビタテ!留学JAPANのエヴァンジェリスト(=伝道師)活動を具体的にイメージする」「未来と世界に向けたネクスト・チャレンジを明確化する」ことを目的とした午前・午後の2部構成により進行しました。 午前の部は留学を振り返るだけではなく,他の留学生の経験を共有することで「自分の体験を振り返り,言語化する」ことを,午後の部では,留学体験を外に向けて「発信する」ことをテーマに行われました。 午前の部では,「トビタテ!」の研修を担当しているGiFT(Global Incubation×Fostering Talents:一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト)の鈴木大樹氏の進行に沿って行われました。まず,生徒たちは事前に準備した課題「私のエネルギーカーブ」シートをもとに,留学に出発してから元気になったこと,そして落ち込んだこと,さらにはその要因などをグループで話し合いました。自分の体験を語るだけではなく,相手からフィードバックをもらうことによって,より自分の経験を深化させることができていました。次に,課題「私のエヴァンジェリスト活動」シートをもとに,「トビタテ!体験から帰国後にした/これからしたいこと」,について話し合いました。 午後からは,新たなグループ編成で新たな仲間とともにグループワークが進行していきます。まずは「トビタテヒーローインタビュー!」。配布されたワークシートをもとに,インタビューの「語り手」と「聞き手」に分かれて,「20◯◯年の私」を語り合いました。重要な点は2つ。1つ目は,午前で過去を振り返った上で,次に未来の自分を語るという点,つまり自らの未来像を明確にすることによって,それに向けたこれからの活動をより具体化できるという狙いがあります。2つ目は,この「トビタテヒーローインタビュー!」が事前に配付されていた課題ではないという点です。すなわち,事前に考える時間を与えられなかったことによって,インタビュアーの「問い」に対して即座にイメージする自分の将来像を語らなければならないということにあります。そしてそのイメージは結果的に,様々な「常識」に制限されたものではなく,ありのままの思いとなって表現されます。 午後の部最後の課題は,午前のグループに戻り,「エヴァンジェリスト」として,トビタテ!留学JAPANをもっと多くの人に普及させるためのポスター発表をしました。準備は30分と限られた時間ではありましたが,生徒たちは協力して個性豊かなプレゼンテーションをすることができていました。 以上のような盛りだくさんのメニューをこなし,予定時間を少しオーバーして17時30分に終了しました。今回事後研修に参加した生徒たちには,大変意義深い時間となったはずです。そしてそれは次の2点に集約することができます。まず,多くの人々は海外に行って様々な体験をするものの,そこで終わってしまうことが多いように思われます。しかしながら,今回の事後研修ではそれを振り返り,さらに仲間と共有することで自身の体験をより深化することができました。さらに重要なことは本研修が,全国から世界各地に散らばり,様々な経験を積んだ仲間とこれからも「つながる」ことができる機会として機能するという点です。研修後には,生徒たちがお互いの連絡先を交換している光景が広がっていました。 派遣同期生や留学先で出会った人との横のつながり,また高校生コース第1期生や大学生コースを含めた縦のつながりを共に大事に育てていき,大きなネットワークにしていければ何よりだと思います。 この経験を糧に,今後も大きく羽ばたいて下さい。期待しています! [本校からの派遣留学生・分野・派遣先] 山下美咲さん(1年) アカデミック(テイクオフ) イギリス 藤井美月さん(1年) スポーツ・芸術 オーストリア・ウイーン 筒井隼介さん(1年) 国際ボランティア インドネシア・バリ ※山下さんと筒井さんの事後研修は,11月19・20日に設定 されています。 [写真] 1枚目上段 自身のエネルギーカーブを説明する藤井さん 下段 ポスター発表の様子 2枚目上段 生徒たちのポスター 下段 GIFT鈴木大樹氏とともに,一本締め 3枚目 全員での集合写真 第2回学校説明会に多数の御参加ありがとうございました!(その2)
(承前)
3番目に,進路指導部長の坂根から,「進路指導の概要」ということで,合格状況や進路希望実現のための取組について御説明しました。「夢は夢を見る人にしか叶えられない。」と言います。「受かる大学ではなく入りたい大学へ」「受験は団体戦」をモットーに,最後まで志望を下げずに粘る西京の取組について詳しくお話ししました。 そして,「卒業生から見た学校生活」と題して,今春卒業の11期生3名(高校から入学した外進生の男子2名と附属中学からの内進生の女子1名)に聞くミニ座談会も行いました。受験を決めた時期や理由,入学後の印象(内進生・外進生それぞれの視点から),勉強と部活動との両立,進路指導等で有難かったこと,西京で経験したことで今役に立っていること等を,それぞれの言葉で率直に語っていただきました。最後に,参加の中学生の皆さんに「西京のいいところ」(様々な課外活動→コミュニケーション力を磨けた/勉強・部活・課外活動何でも一生懸命打ち込めてメリハリがあって楽しかった/EP科だけ→学年全体で一つのチームとして頑張れた,等)を紹介して座談会は終了しました。 最後に,教務主任の宮越から「入学者選抜の概要」(日程・配点・選抜試験で求める力等)を,教科担当者から各分野の検査について,それぞれ御説明しました。 全体会の後は,御希望の方を対象に,教員や1年生生徒による「個別相談」「施設見学」(生徒スタッフによる施設案内ツアーも実施しました)や「部活見学」等をしていただきました。 御参加者の皆さまからの感想を,いくつか御紹介します。 「とても分かりやすい説明会でした。在校生や卒業生の実際の話が聞けて,疑問に思っていたことや聞きたかったことが分かって良かったです。試験対策も具体的で分かり易かったです。活き活きとした学校,という印象を受けました。」 「第1回の説明会も来させていただいたのですが,前回よりも西京高校の素晴らしさを感じられました。前回は,学校生活が中心で『楽しそうだな』という印象が大きかったのですが,今回は,高校で何が学べるのかを知ることができました。なるべく志望を下げず,努力を続けていきたいと思いました。」 「とてもエネルギーを感じました。あらゆる取組を一生懸命に楽しみ,仲間で作り上げる姿勢がキラキラと輝いて見えました。素晴らしい設備と環境・先生方や仲間達で高校生活を送り,こんな生徒達が,これからのグローバル社会を切り拓いていくのだなあ・・・と強く感じました。是非,我が子にもこの環境で学んでほしいと思いました。」 「卒業生の話がとても説得力があり,良かったです。内部進学者と外部進学者の意見を両方聞くことができたのも,面白かったです。受け身な人ではなく,自分で考え,主体的にチャレンジしていく人を育てていく教育方針に共感しました。また,説明会の前に流していたビデオが良くできていて,楽しさが伝わってきました。」 「最初の映像を見て,仲間と共に何かを真剣に,また楽しそうに考えている姿を見て,私もその中に入りたいと思いました。志の高い仲間とお互いに刺激し合いながら,高校生活を送りたいです。」 お忙しい中多数御来校下さいまして,誠に有り難うございました。 本日御都合のつかなかった皆さんには,12月23日(金・祝)にも同じ内容で第3回学校説明会を本校にて行います。ぜひお越し下さい! [写真] 1枚目 1段目左=進路指導説明 1段目右=卒業生(11期生)からみた高校生活 2段目左=選抜概要説明 2段目右〜3段目=各検査説明(作問の意図等)その1 2枚目 1段目〜2段目左=各検査説明(作問の意図等)その2 2段目右〜3段目=生徒による個別相談やバークレー研修説明 第2回学校説明会に多数の御参加ありがとうございました!(その1)
11月5日(土)10時から,7階メモリアルホールにて,第2回学校説明会を開催しました。中学3年の生徒・保護者の皆様約600人が参加して下さり,「西京高校における学習活動及び入学後の学校生活」「前期選抜の実施概要」等について御説明させていただきました。
冒頭,竹田校長は「本校では,卒業時の進路目標を国公立4年制大学に絞って,生徒諸君・御家庭とともに学校挙げて進路実現に取り組んできました。一方,単に難関大学に入学・卒業するだけでは,複雑化・グローバル化する現代社会で活躍・貢献することはできません。情報技術やAIの進展によって,ここにおられる皆さんが社会で活躍される頃には,今ある仕事の約半分がAIにとって代わられると言われています。そういったものには出来ない思考力・判断力・表現力といった資質能力を,本校独自の主体的・対話的な深い学びを通して身に付けていただきたいと思います。」「本日の説明会の目的は3つあります。一つ目は,西京高校の教育内容・指導方針を理解していただくこと。次に,入学後の学校生活,学習活動や進路指導について理解していただくこと。最後に,2月に行います入学者選抜の概要等について理解を深めていただくことです。この説明会を通して,本校への志望を固めていただき,4月にはエンタープライジング科(以下,EP科と略します。)第15期生として御入学下さることを祈念しております。」と参加の皆様方に御挨拶いたしました。 次に,教育推進部長の岩佐から,「本校における学習活動及び入学後の学校生活」と題して,EP科の特色や学校での一年及び一日の流れ,学費や附属中学校からの内部進学生との関わり等について御説明いたしました。 「どこの学校に進まれても,勉強するのは当たり前です。それだけでは激動する社会を乗り切れません。本校では,社会で活躍・貢献するために社会人力を育成します。」「西京には普通科が設置されておらず,全員がEP科生です。同じ条件のもとで学習・学校行事・部活動等に取り組むことが出来るわけです。」「1年次のビジネスアイディア作成や海外フィールドワーク(以下,FWと略します),2年次の課題研究における論文作成等さまざまな場面において,グループで対話しながら創り上げていく活動を重視しています。」等のポイントを挙げつつ,「こういった,全力で取り組む学園祭・ビジネスアイディア作成・FW活動・課題研究での論文作成等々の取組は,大学入試には関係ないように見えるかもしれませんが,こういうことこそ実は大切であり,その過程で自分の器を広げていくことができ,大学での学びの動機づけになるのです。」と,本校が大切にしている点を御説明しました。 途中には,1年生フィールドワーク委員の生徒や,今年の夏に行いました2年生「トップリーダー研修」(UCバークレー研修)参加生徒代表による実施概要や自分が得たもの等の説明もありました。この中で,トップリーダー研修を経験した2年生は,現地で行ったディベート(論題:「グローバルリーダーになるための8つの重要な要素[passion,work,focus,push,ideas,improve,serve,persist],このうちどれが最も重要と考えるか」)の実演も行い,説明の最後には,「西京には,自分の視野を広げることのできる取組がたくさんあります。」と,それに意識的に参加し,自分なりに経験値を上げ器を大きくしていくことの楽しさや重要性を語りかけていました。 また,全体会終了後のポスター展示(4階廊下で実施)では,生徒や保護者の皆様にそれぞれの体験談を熱心に説明していました。 [写真] 1枚目 1段目左 受付の様子 1段目右 校長挨拶 2段目左 学校概要説明 2段目右 1年生説明(海外フィールドワーク) 3段目 2年生説明(バークレー研修) 【卒業生による取組】「東京エンプラフェスティバル」,今年度は11月26日に開催です!
平成18年3月にエンタープライジング科第1期生が卒業してから10年が経ち,現在,100名を超えるエンタープライジング科のOB・OGが関東に在住しております。そうした中で,現在では,関東在住OB・OGの縦横の繋がりを強化し,大学生活,就職活動等を支援できる場,世代を越えた交流ができる場を作る目的で,「エンタープライジング科西京関東会」が組織されており,定期的な交流会の開催,歴史と伝統ある「一般社団法人京一商西京同窓会」への参加,附属中学3年生の東京フィールドワークのサポートといった形で活動を行っております。そのような取組を発展・継続させていくため,第3回となる「東京エンプラフェスティバル」が本年度も企画されました。
この活動を実施することで,社会人OB・OGにはお互いの近況を交流し刺激しあえる場を,学生OB・OGには大学という垣根を越えた交流と就職活動を支援する場を提供することができます。 下記の通り行いますので,関東のみならず,広く全国のOB・OGの御参加をお待ちしております。 会場で会いましょう! 【主催】 エンタープライジング科西京関東会 【日時】 平成28年11月26日(土) 14時から17時頃まで 【場所】 安田コミュニティープラザ 東京都千代田区神田錦町2−9 コンフォール安田ビル地下1階 (最寄駅)大手町・神保町・神田・竹橋・小川町の各駅 【内容】 14:00 オープニング 14:15 基調講演 (講師:エンタープライジング科卒業生) 14:45 企業説明会兼交流会 (約20のブースを開設予定) 16:45 クロージング 終了後,「第二部」として別会場にて懇親会を行います。 【京都賞】高校フォーラム校内スタッフが事前学習会に向けた準備をしています!
10月27日(木)放課後16時45分から約1時間,2階生物室にて,生徒スタッフ(1年生10名)が「京都賞高校フォーラム・校内事前学習会」に向けた勉強会を行いました。
[京都賞高校フォーラムについて] 京都賞ウイークの行事(授賞式・記念講演会・ワークショップ等)である「青少年育成プログラム」の一環として,稲盛財団主催・京都大学共催により,京都大学百周年時計台記念館を会場として,毎年11月中旬に行われています。京都市内を中心とする府内の高校から400名を超える多数の生徒が参加します。 今年は,第32回京都賞(基礎科学部門)受賞者の本庶佑博士(京都大学名誉教授)から御講演いただきます。 [校内事前学習会について] これは,「京都賞高校フォーラム」での御講演内容をできるだけ理解できるようにするために,校内生徒スタッフが企画・運営する西京高校伝統の取組です。 「京都賞の歴史や過去の受賞者,稲盛財団」「博士の生い立ちやこれまでの功績」「受賞理由となった博士の研究内容やその基礎知識」という3点について,スタッフの生徒から参加生徒たちにレクチャーを行い,理解が深まるようにします。 [本日の勉強会について] とは言え,難しい御研究内容を生徒スタッフ(1年生ばかり10名です)の力だけで理解するのは,なかなか大変です。 本日の勉強会では,生物科藤田先生にお越しいただき,稲盛財団様からいただいた資料も参考にしながら,本庶博士の業績の一端を紐解きました。 その前に,藤田先生は,“そもそも”ということで,「京都賞とノーベル賞の設立趣旨の違い」等からお話しを始めて下さいました。 今年度のノーベル生理学・医学賞を受賞される大隅良典先生(東京工業大学栄誉教授)は,平成24年に第28回京都賞(本庶先生と同じく,基礎科学部門)を受賞されている等,これまでに京都賞とノーベル賞の両方を受賞された方は大隅先生で9人目だそうです。このため,“日本発のノーベル賞の先行指標”と言われたりすることもありますが,端的に言えば,「ノーベル賞」は,ダイナマイトの発明によって富を得たアルフレッド・ノーベル氏が遺贈した基金から「人類の福祉に最も具体的に貢献した人びと」に与えられる賞であり,物理学・化学・医学生理学・文学・平和の5分野(経済学賞だけはノーベルの遺言にはなく,スウェーデン国立銀行の設立300周年祝賀の一環として昭和43[1968]年に設立されたものです。)があります。 それに対して「京都賞」は,稲盛和夫氏が設立した稲盛財団により,「科学や文明の発展,また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献をした人」を顕彰するものであり,先端技術部門,基礎科学部門,思想・芸術部門の計3部門からなります。つまり,ノーベル賞のような“具体的に人類の役に立ったか”という観点ではないこと,また部門もノーベル賞で設定されていないような分野を置いているなど,「科学の発展と人類の精神的深化のバランス」を願う立場から選考が行われています。・・・こういったことを冒頭におっしゃって下さいました。 さて,いよいよ本題(受賞理由「抗体の機能性獲得機構の解明ならびに免疫細胞制御分子の発見と医療への展開」の説明)です。しかし,1年生は「生物基礎」の授業で免疫のしくみについてまだ学んでいませんので, “かいつまんで”流れを説明して下さいました。詳しく書きますと,今度の事前学習会で本校の参加者が生徒スタッフからの説明を聴く楽しみがなくなりますので,ここでは,「免疫のしくみ」「免疫に関するこれまでの研究の流れの紹介」「本庶先生の研究と授賞理由」について,“利根川進博士”“生物学上の大発見”“B細胞”“Y字形”“定常部・可変部”“組み換え”等のキーワードをもとに,まずは一通り耳に入れた,というところであるということのみ御報告するにとどめておきます。 [今後の予定] 事前学習会でのプレゼンテーションに向け,生徒スタッフたちは3つのグループに分かれて準備を進めています。また,事前学習会のポスター作りも並行して進めています。 スタッフの皆さん,高校フォーラムでの御講演聴講をより実りあるものにするため,まずは自らが理解を深め,リハーサルを重ねて11月10日(木)の事前学習会を盛り上げて下さい。 期待しています! 1年進路フィールドワーク保護者説明会を行いました!
10月29日(土)午後1時30分から3時30分まで,1年生の保護者の皆様を対象に,「1年進路・フィールドワーク(以下,FWと略します)保護者説明会」を行いました。
はじめに田頭副校長の挨拶があり,「本日は1〜3年生全学年が模擬試験を受験中であり,いわば“決戦の日”。1年生については,高校入学後の学習内容が定着しているか,よい学習習慣がついているかどうかを測るためのもの。しっかりと出来ていないという場合は,ここできっちりと仕切り直しを。」「タブレット端末不具合の原因の大部分は,充電器差込口に関するもの。丁寧な取り扱いをお願いしたい。また,不調の場合は早めに連絡を。」「このあとFWについて生徒や教員から御説明させていただくが,京都市教育委員会からの費用補助申請(所得制限あり)については,12月に御案内の予定」「今後,FWの安否情報配信も例年通り行うので,PTAメール配信の登録がまだの方は,是非登録を。」等といった点を中心にお話ししました。 次に,進路部の久保先生から,模擬試験の結果から見る14期生の現状・今後に向けて確認しておきたいこと(これまでの振り返りの大切さや先輩たちの様子からわかる成功の秘訣など)について説明させていただきました。「入学後の頑張りしだいで成績は上下している。」「今やるべきことは何なのかもう一度よく考え,しっかりと西京の指導の流れに乗って,こつこつ努力を積み重ねることが大切」「主体的・計画的に力をつけてほしい」といったことをお話ししました。 そして,学年主任の地蔵先生から,文理選択や選択科目登録に当たって注意していただきたい点などをお話ししました。 続いて,生徒による海外FWについてのプレゼンテーションを行いました。模擬試験終了直後でしたが,各コース長から,「目的」や「意気込み」等を保護者の皆様に発表しました。パワーポイントを用いながら,どの生徒も持ち味・個性を生かした堂々たる語り口でした。 各コース長は,次の通りです。 シンガポール 塩 原 あづさ さん(2組) マレーシア 森 脇 玲 奈 さん(7組) タイ 垣 内 し い さん(6組) ベトナム 別 井 大 樹 さん(1組) インドネシア 野 稲 大 樹 さん(3組) 上海 粟 津 結 衣 さん(6組) グアム 浦 谷 なつき さん(2組) その後,教育推進部長の岩佐先生からFWの目的や今後の進め方,パスポート管理のお願いやアレルギー対応等について御説明し,FW付添団を御紹介しました。 最後に,取扱旅行会社(日本旅行)からの保険等についての御紹介で説明会は終了いたしました。 選択制海外FWの実施に当たり,関係機関と連携しつつ,今後とも各地域の情勢を引き続き注視しながら,慎重に準備を行ってまいります。保護者の皆様,今後とも生徒たちの準備活動を温かく見守っていただきますとともに,御協力よろしくお願い申し上げます。 なお,最後に岩佐からもお話しいたしましたが,現地の情勢によってはやむなく中止することもあり得ますし,出発してからでも,場合によりましては行程の変更や活動内容の制限等を判断することも考えられます。繰り返しになりますが,リスクを見極めながら常に情報収集も行っておりますので,この点,お含みおき下さい。 保護者の皆様,お忙しい中多数御出席賜り,誠に有り難うございました。 [写真] 1枚目 上段左 副校長挨拶 上段右 進路部からの説明 下段左 学年主任からの説明 下段右 「シンガポール」コースプレゼン 2枚目 上段左 「マレーシア」コースプレゼン 上段右 「タイ」コースプレゼン 下段左 「ベトナム・カンボジア」コースプレゼン 下段右 「インドネシア」コースプレゼン 3枚目 上段左 「上海」コースプレゼン 上段右 「グアム」コースプレゼン 下段左 FWについての説明 下段右 付添団紹介 【情報科】1年生「プレゼン大会」を開催中です!
情報科第1学年の「情報学基礎」(本年度からエンタープライジング科専門科目として設置している,本校独自の学校設定科目です。)では,夏休みから新聞記事を用いた探究活動を行ってきました。これは,マスメディアの発信する情報をうのみにせず,背景や一次情報(元となるデータ)を自ら調査・検証し,それらをもとに多角的な視点から考察してレポートにまとめる取組です。
生徒たちは9月に個人レポートを完成させ,今月末からはレポートの内容をさらに発展させてグループで発表する「プレゼンテーション大会」を各クラスで実施しています(会場は大きなスクリーンのある7階大講義室です)。この活動を通じ,社会に溢れる様々な情報に対して多角的視点で主体的な考察を行い,その結果を相手に的確に伝えるといった「真の情報活用能力」を身につけていきます。 10月28日(金)の1・2限には,トップバッターとして1年6組(前半)の発表が行われました。生徒たちはタブレットPC(本校生徒は,入学時に個人持ちタブレットPCを購入し,教室に張り巡らされた無線LAN環境のもと,授業等で活用しています)を用いて,班で綿密に準備してきたプレゼンテーションを堂々と行っていました。発表後の質疑応答では,聞き手の生徒たちや他教科の先生方からも発表内容に対する鋭い質問が飛び,議論がさらに深まった班もありました。 発表が終わるごとに,生徒たちは各自のPCから「moodle」上の相互評価シートに評価(分かりやすかったか,テーマやメッセージは明確でまとまりがあったか,等)や感想を入力していました。集計結果が即座にわかりますので,この時間の終了時には前方のスクリーンに結果を映写しながら,本日の振り返りを行いました。 このプレゼン大会は,来週以降も11月中旬まで続きます。スライドの文字の大きさや色遣いの工夫,話すスピードやアイコンタクト等の発表技術が重要なのは言うまでもありませんが,最も重要なのは発表内容です。十分に準備をして臨んでください。 14期生の活躍に期待しています! [写真] 上段 発表の様子 下段左 質疑応答の様子 下段右 評価シート入力の様子 【2年芸術(美術)】絵付けした抹茶碗の一部を,校長室前で展示しています!
2年生の選択必修科目「芸術」で「美術I」を選択している生徒たちが絵付けしました抹茶碗の一部を,3階校長室前のショーケース(左側)で,今週の水曜日(10月26日)から展示中です。
焼き上げて下さった窯元様が「面白い」とおっしゃって下さったものも多く,斬新なデザインの作品もあります。 来週からの保護者担任個別懇談会にお越しの節には,お時間がございましたら是非御覧下さい! ※本校では,芸術科目は,選択必修科目(音楽・美術・書道から1科目を選択)として2単位時間を第2学年において設置しております。 [写真] 1枚目 全体を写したもの 2〜4枚目 部分を拡大したもの 大隅良典先生(ノーベル医学生理学賞)の講演会に本校生が参加しました!
10月26日(水)16時から約2時間,京都産業大学神山ホール(京都市北区)にて大隅良典先生(東京工業大学栄誉教授)の講演会が行われ,本校1・2年生の希望者33名が参加しました。(全体の参加者は,ホールがほぼ満員となる約1,200名です。)
これは,京都産業大学が本年4月1日に開設しましたタンパク質動態研究所の開設記念シンポジウム「タンパク質のゆりかごから墓場まで」の第2部(第1部は研究者のみ対象)として実施されたもので,大隅先生は同研究所の招聘教授に就任していらっしゃいます。 講演会は,まず,「7人の侍」(大隅先生と研究分野や年齢が近く,飲み仲間でもある研究者を,藤木先生[九州大学特任教授]が日本映画「七人の侍」にちなんで名付けたそうです。)のうち,6人の方々のお話(・・・大隅教授との関わりや,研究以外に大事なこと等)から始まりました。ノーベル賞受賞決定後に全員が揃われたのはこれが初めてとのことで,それぞれ大変な業績を上げられていらっしゃる方が一堂に会した,まさに研究者垂涎の催しとなりました。 その後は,待ちに待った大隅教授の講演です。「酵母のオートファジー,その機構と今後の課題」と題されたお話の中で,「(受賞が決まってから)この数週間はどうやって生きてきたのかと思うぐらいの環境の変化だった」と振り返りながら,オートファジー(自食作用)の仕組みを見つけた経緯や研究の現状を説明して下さいました。そして,研究で流行を追わない大切さを説明した上で,「大事な現象を自分で見つけてサイエンスを楽しんでほしい」と呼び掛けられました。 講演の最後に先生が高校生に語られたメッセージを載せたいと思います。 「私が思うこと,若者へのメッセージ」 1.自分の興味,抱いた疑問を大切にしよう 2.長い人類の歴史の中で考えよう 3.はやりを追うことはやめよう 4.競争だけが科学の本質ではない 5.“役に立つ”とは何かを考えよう 6.人と違うことを恐れずに,自分の道を見極めよう 7.短期的だけではない,長い研究課題を育てよう 8.自分の小さな発見を大事にしよう。論文やあふれる情報からでは なく,自然・現象から出発しよう 9.自分の研究の理解者(ファン)を,できるだけ周りに作ろう 参加した生徒の皆さんには,この経験を糧に,好奇心を向ける対象・間口を広くとるように心掛け,主体的かつ楽しみながら学びの世界を探検・開拓していってほしいと思います。 [参考1]大隅教授以外の“7人の侍”メンバー(敬称略・順不同) 永田和宏(京都産業大学タンパク質動態研究所所長・ 総合生命科学部生命システム学科教授) 伊藤維昭(京都産業大学シニアリサーチフェロー) 吉田賢右(京都産業大学シニアリサーチフェロー) 三原勝芳(九州大学名誉教授) 藤木幸夫(九州大学特任教授) 田中啓二(東京都医学総合研究所所長・ 京都産業大学タンパク質動態研究所招聘教授) [参考2]大隅先生が平成24年に京都賞を受賞なさった際にも,当時の 本校1・2年生希望者24名が,御縁あって記念講演を聴講 しています。 期日:平成24年11月14日(水)14時から16時15分まで 場所:京都大学芝蘭会館 演題:「科学する心−発見の喜び−」 対象:本校生を含む京都府内の高校生約230名 備考:第28回京都賞(基礎科学部門)受賞を記念する青少年育成 プログラム「生物特別講義」として実施されたもの。先生は, 研究の信条として「流行を追わないこと」を挙げ,「人の やっていないことの方が新しいことを見つけやすい」とチャ レンジ精神の大切さを説かれました。講演後は,大隅先生を 囲んで高校生代表との質疑応答が行われました。 [写真] 左 講演会の案内フライヤー(部分) 右 神山ホール前にて(参加生徒の一部です) |
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