最新更新日:2024/06/05 | |
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エンタープライジング科第12期生卒業式を挙行しました!(その1)
3月1日(水)午前10時から,本館7階の京一商西京メモリアルホールにて,平成28年度卒業証書授与式を挙行しました。本日卒業式に臨んだのは,自然科学系コース166名,社会科学系コース100名,総計266名(男子116名,女子150名)のエンタープライジング科第12期生です。
卒業証書授与に続く校長式辞で,竹田昌弘校長は,「3年ぶりに西京高校に戻り,強く感じたのは,皆さんの学習に対する取組の真剣さ・深さ,そしてこの学び舎で西京生全員が盛り上がろう・つながろうとする一人一人の意識の高さです。」「夏目漱石がロンドン留学中に,『真面目に考へよ。誠実に語れ。摯実に行へ。汝の現今に播く種は,やがて汝の収むべき未来となつて現はるべし。』と記しています。漱石は,人間が成長していくためには『真面目に誠実に考えること。語ること・行うこと』が大切だと自ら苦しみながら訴えています。『考えよ。語れ。行え。』は,皆さんがこの西京高校の3年間で実践し,大切にしてきたものであり,『進取・敢為・独創』である本校の校是の具現化ではないでしょうか。」 「保護者や学校から与えられる教育は,今日で終了します。いよいよ,これからは主体的な学びへの挑戦が始まります。主体性は,他者の言葉に耳を傾けつつ,他者に流されない態度をとる。一見矛盾する二つの行為を同時に行う,大人へ向かおうとする態度です。西京で培った“エンプラ魂”を胸に,他人に何と言われようが我が道を進む『主体性』と『勇気』を是非とも持って,自分の目指すべき道を進んでいって欲しいと思います。」 「21世紀の日本は,著しい少子化と高齢化で継続的な人口急減社会に入っており,『成長』を至上の旗印に走ってきた“国の在り方”が根本から問われています。日本で働く外国人の数が2016年に初めて百万人を超えました。今こそ,私たちは『多様性への寛容力』を持つことが大変重要ではないでしょうか。」 「世界はイギリスのEU離脱方針,新アメリカ大統領の誕生等で混沌としている一方,グローバル化の中で,地球規模で課題を捉え,世界の人々とともに解決方法を探り,行動していくことが一層不可欠になっています。皆さんには,西京高校で培った『人が人として行動できる力』,つまり『社会人力』をもって,自分の幸せのために,そして周りの人の幸せのために世界の中で活躍し,貢献できるグローバルリーダーを目指してほしいと思います。」 「苦しい,困難な場面に直面した時には,本校学術顧問・赤崎先生の『諦めなければ道は開ける』の言葉を胸に,自分の持ち場で真摯に頑張ることが世の中を変える大きな力となると信じて行動を続けて下さい。社会の中で自分の役割を果たしながら,自分らしい生き方を実現していってほしいと思います。」と述べられました。 ※注 式辞中の漱石の文章は,明治34(1901)年3月21日(木)の日記の一節です。なお,文章中の「摯実」とは,「真摯」(=真面目でひたむきなさま)という意味です。 [写真] 1段目左 正門付近の様子 1段目右 本館前の紅白枝垂れ梅 2段目左 卒業証書授与 2段目右 学校長式辞 3段目左 会場最後尾からの様子 3段目右 PTA会長祝辞 4段目左 西京同窓会会長祝辞 4段目右 在校生送辞 ※紅白一対の枝垂れ梅について 平成21(2009)年3月に交通事故により不慮の死を遂げた, 故藤原志帆さん(エンタープライジング科第5期生,附属中学第1 期生)の御遺族が本校に寄贈されたもので,第5期生の卒業を記念 して本館南側の校庭の一角に植樹して下さったものです。 |
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