京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/31
本日:count up12
昨日:484
総数:2868610
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
    

第5回「能楽交流鑑賞会」を行いました!

 平素からさまざまな形で本校教育充実発展のためにご支援いただいています一般社団法人京一商西京同窓会様の主催により,12月13日(火)午後,金剛能楽堂において「能楽交流鑑賞会」を行いました。
 これは,同窓会運営の2つの柱である「育英事業を通じての社会貢献」と「会員相互の親睦交流」とを一つにする行事として,平成24年度(10期生が1年生であったとき)から始まったものです。
 第1学年の生徒約280名と,生徒からすればいわば祖父母世代に当たる方々を中心とする同窓会の皆様約150名の先輩諸氏とが一堂に会し,北川明同窓会理事長の御挨拶で会が始まりました。

 第二十六世宗家金剛永謹氏をはじめとする金剛流御一門及び茂山家の皆様の御出演により,「解説及び体験」,狂言「附子」,休憩をはさんで能「黒塚 白頭」という番組構成で,約2時間にわたり熱演を繰り広げて下さいました。
 解説・体験では,仮面劇である能楽の起源や一見簡単そうに思える所作が実は大変であること等を,「芝居」「板につく」等の言葉の語源と絡めながら,楽しく平易にお話し下さいました。また,代表生徒7名が舞台に上がらせていただき,基本の立ち方やすり足での進み方を実際に行ったり,舞台の中心付近から橋掛かりまでをすり足で素早く歩く(ものすごく大変です)体験をしたりしました。普段見られない舞台上からの眺めや,見るとするとでは大違いの“動きの難しさ”を実際に体で感じ,いろいろと発見があったようです。
 生徒たちはほとんどが能楽鑑賞は初めての経験で,「舞台が近くてとても迫力があり,客席との一体感も素晴らしかった。」「狂言はテンポが良くて言葉がとてもわかりやすく,楽しめた。」「能も,事前学習のプリントでストーリーがあらかじめわかっていたので理解しやすかった」等といった感想をもったようです。そして,「このように素晴らしい機会を与えてくださった同窓会の皆様に感謝して,今後に生かしていきたい。」と言っていました。
 本日の会は同窓会様の全面的な御協力によって実現したものであり,京都御苑の西に建つ金剛能楽堂というすばらしい舞台で,場がもつ「力」を直接感じとりながら,日本文化の粋である能・狂言を,同じ学窓の高校生と同窓会員がともに鑑賞し,日本文化の懐の大きさや良さを再発見する大変良い機会となりました。これからグローバルリーダーとして国際社会での活躍が期待される若い生徒たちが,それぞれの心と体に脈々と流れている日本の伝統に関心をもち,芸術への造詣を深める第一歩となったことと思います。
 また生徒たちは,同窓会員の皆様方と親しく時と場所とを共有することにより,連綿と続く本校の歴史と伝統の厚みを実感し,様々な形で御支援いただいていることへの感謝の念を深くしていました。同窓会の皆様,金剛流の皆様,茂山家の皆様,本日は誠に有り難うございました!

[写真]
 1枚目 上段左    能楽堂に入る生徒たち
     上段右    会場内の様子
     下段     開会挨拶(北川理事長・竹田校長)
 2枚目 上段     能楽体験の様子
     下段     狂言「附子」

 3枚目 上段左    狂言「附子」(続き)
     上段右〜中段 能「黒塚 白頭」
     下段左    生徒代表謝辞
     下段右    閉会挨拶(深尾理事)

画像1
画像2
画像3
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
全日制
12/18 3年駿台センタープレ(外)
12/21 冬季休業(〜1/7) 1・2年冬季学習講座 3年冬季進学補習
12/22 1・2年冬季学習講座 3年冬季進学補習
12/23 (天皇誕生日) 3年冬季進学補習
京都市立西京高等学校
〒604-8437
京都市中京区西ノ京東中合町1
TEL:075-841-0010
FAX:075-822-5702
E-mail: saikyo@edu.city.kyoto.jp