最新更新日:2024/09/19 | |
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Mono-Coto Innovation2016京都大会の「表現ワークショップ」に本校生が参加しました!
10月8日(土)午後1時から5時まで,京都工芸繊維大学15号館2階「TECH SALON」を会場に,「創造力の甲子園 Mono-Coto Innovation2016 」(主催:株式会社CURIO SCHOOL・株式会社O2)京都大会決勝進出者を対象としたワークショップが開催され,本校生3名を含む中学・高校生約20名が参加しました。
この「Mono-Coto Innovation」は,中高生に向けた「既存の枠にはまらない独創的な発想力と実践力」を育むプログラムであり,企業が提示するテーマに対して中高生がチームでアイディアを考えプロトタイプを制作し企業に提案するというプロセスを通じて,「最先端の技術やテーマを理解し考える力」「仲間と協力してやり遂げる力」「主体的に学び行動する力」を身に付けることが出来る,競争型アイディアコンテストです。 今年の7月末に京都で初めて行われました地方大会(昨年度の第1回大会は東京大会のみでしたが,今年は東京・山形・京都の3つの地方大会が行われています。)には,15校から約60人の応募があり(本校からは5名が応募),21チームが出来上がりました。 京都大会のテーマ企業は3社で,それぞれの企業につき,上位3チーム(合計9チーム・約30人)が京都大会決勝に進出しています。決勝までの間に数回行われるサポートワークショップの一つとして,今回の「表現ワークショップ」が開催されました。 前半は,チームごとのミーティングを行いました。部活やテスト,検定試験等で忙しい中学・高校生たち。なかなか集まる時間がない中で企画を掘り下げていかねばなりません。約1時間,メンターの学生にも入ってもらいながら,考えを深めていきました。 その後,「現在の状況の発表とそのフィードバック」(約45分)及び10月23日(日)の次回ワークショップまでの2週間で何をどのように進めるかについての「グループごとの話し合い」(約35分)を行いました。 どのチームも試行錯誤を繰り返しているようで,フィードバックでは,「他と違うものを,と考えすぎるとアイディアがぶれてくる。インサイトをしっかりと。」「ちょっと考えるだけで次,また次とアイディア出しのループにはまるのではなく,プロトタイプをまず作って試し,じっくり考えることも必要。」「決勝の日まで,残された時間が限られている。残り1箇月弱,プロセスマネジメントの視点も大切になる。」等のアドバイスをもらっていました。 休憩をはさんで,各種センサーデバイスの説明やデモンストレーションを全員で受けた後,「制御系」(様々なセンサーデバイスに触れながら,アイディアの引き出しを増やし,表現方法を高めるI/Oワークショップ)・「デザイン」(アイディアの可視化・共通言語化・・・コンセプトや価値をビジュアルで握る)2つのグループに分かれて約90分間のワークショップが行われました。 制御系のグループは,主に「MESH」【ボタン・LEDライト・センサー[明るさ・動き・温度や湿度等]等の機能を持ったブロック形状・消しゴムサイズの電子タグをアプリ上でつなぐ<Bluetoothによりワイヤレスで連携しますので,実際の配線は不要です。>ことにより,IoTを活用した多彩な制御が可能となるセンサーデバイス】を用いて,丸めた紙と組み合わせて“勇者の剣”を作ったり,モーターとつなげてみたりと,可能性をいろいろと試していました。 デザイン系のグループは,“右脳をガンガン使いながら”MOOD BOARD作りを行いました。まずはウオーミングアップとして,「世の中のものはすべて○△□で描ける」というコンセプトでペットボトルを描いたり,制限時間内(2分,1分,10秒等)で隣の人の似顔絵を描いたりしました。その後,インターネットで画像検索をしながら,自分のイメージを可視化・拡張していく作業をしました。出来上がったボードはそれぞれの個性あふれるものとなりました。 どちらのワークショップ生徒たちの見方・考え方を広げ,発想・表現を豊かにする仕掛けがたくさん詰まったものでした。 決勝に向けて,アイディアに更に磨きをかけて下さい。期待しています! [京都大会決勝に進んだ本校の生徒(いずれも1年生)] 小林美奈さん・川村遼大さん テーマ企業:日本電産株式会社 チーム名:Hamily(他校の中学生とともに3名で構成) アイデア:回る筆箱 (取り出したいものをボタン一つで取り出せる筆箱) 野稲大樹さん テーマ企業:パナソニックES住宅設備株式会社 チーム名:INVITE (他校の高校生2名とともに3名で構成) アイデア:お風呂を美容院に変えるアイデア [今後の大会日程] ・サポートワークショップ 10月23日(日)13時〜17時 相互フィードバック(村田機械株式会社) ・京都大会決勝 11月6日(日) 会場=京都工芸繊維大学・60周年記念館 各テーマにつき1チームが全国決勝に進出。 (全国大会に向けても,さらにブラッシュアップを行う) ・全国決勝 4月1日(日) 会場=日本科学未来館・未来館ホール 東京,山形,京都の地方大会を勝ち残ったチームの中から Best of Bestを決定。 ※優勝賞品は米国シリコンバレーツアー(4泊6日) [写真] 1枚目 前半のミーティングやフィードバックの様子 2枚目 ワークショップ(制御系) 3枚目 ワークショップ(デザイン) |
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