最新更新日:2024/09/19 | |
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今年も京都大学デザインスクールの発表会に参加しました!
7月6日(水)午後,京都大学デザインスクールの修士科目「情報通信技術のデザイン」(担当:石田亨教授・佐藤高史教授)の高校生向け発表会に,本校1〜3年生の希望生徒17名が参加しました。
この科目は,招待講演,ワークショップ,高校生への発表会などといった新しい試みを含む情報学領域の概論科目です。今回の「発表会」は全国的にも珍しい高大連携の取組で,この科目を履修している情報学研究科等の修士課程大学院生約20名が,科目最後の「試験」として“情報通信技術がどのようにデザインされているか”をテーマに「できるだけ分かりやすく」高校生に向けてプレゼンテーションするという企画です。(会場は京大吉田キャンパスで,堀川高校の生徒3人も一緒に参加しました。)今年度で4年目の取組となります。 今年は,Internet of Things (=IoT),ビッグデータ,人工知能(AI),セキュリティの4つ技術に関する発表ブースが用意されており,PCを用いたデモを交えて,大変分かりやすいポスター発表をしてくださいました。 ポスター発表の後には,高校生と大学院生が一緒になってワークショップに取り組みました。今回のテーマは,「今,困っていること」を解決するための未来の情報通信技術のデザインについて考えるというものでした。生徒たちは身近な学校生活での悩みなどを出し合い,先ほどポスター発表で学んだ4つの技術を使うことによって解決できることは何かをディスカッションして,未来の情報社会についての考察を深めました。最後に行われたワークショップの報告は高校生が担当し,「将来の情報社会についての理解が深まった」,「大学院生の説明が詳しくて分かりやすく,専門的な内容もよく理解できた」といった感想を述べていました。 発表会の前後には,生徒たちは有名な京大の時計台を見学したり,大学構内のカフェでゆっくりキャンパスの雰囲気を味わったりしながら過ごしました。 生徒の感想です。 ・さすが京大生!と言わんばかりのクオリティのポスターと発表内容にとても興奮しました。IoT,ビッグデータ,AI,セキュリティのどの部門もこの世界の可能性をより大きくするものだと心から感じました。ただ,逆に言えば,今後の技術や製品はこれらのどの観点から見ても高水準でなければならないということであり,この発表会を通して“将来への楽しみ”とともに“今後社会で活躍する難しさ”も感じました。とても有意義な時間でした。 ・興味深い話ばかりで,ひとつひとつの話題を楽しく聞くことができました。大学に入れたら,このようなことをもっと詳しく学び,人に上手に説明することができるようになりたいと思います。そして,社会に出て,今回の話で考えたようなさまざまなアイディアを僕自身の手で現実のものとしたいです。 ・私は,将来の進路の視野を広げる目的で参加させていただきました。ポスターセッションや話し合いを通してその目的を十分に果たすことができました。これからの自分の人生に情報学という新しい道を作ることができたとともに,今後への期待をもつことも出来ました。ありがとうございました。 京都大学の皆様,今年も大変貴重な機会を提供して下さり,本当にありがとうございました! [写真] 1枚目 ポスター発表の様子 上段 今起こっているサイバー攻撃をリアルタイムで表示したもの 下段 人工知能のLINEアカウント「りんな」に話しかけてみる 2枚目 ワークショップの様子 上段 ディスカッションの一場面 下段 報告をする西京生 |
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