京都市立学校・幼稚園
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3年生対象「薬物乱用防止講習会」を行いました!

 4月11日(月)午前11時から60分間,7階大講義室にて,京都市保健福祉局保健衛生推進室医務衛生課薬務担当の牧野紘也様を講師にお迎えして,3年生全員を対象に,薬物乱用防止講習会を行いました。
 冒頭,最近の新聞記事を引用しながら薬物乱用事案の現状について振り返った後,イチゴなどがトッピングされたおいしそうなパンケーキがアップで写っている1枚の写真を示され,「これを見て,どう思いましたか」と,生徒に問い掛けられました。
 「皆さんは,たいていはおいしそうと思ったり,味や香りが思い浮かんだりしたはずです。これは脳の働きによるものですが,薬物を乱用すると,こういった脳の働きが破壊されてしまうのです。」と説明され,DVD映像の資料を流された後,スライド資料を用いて丁寧に説明して下さいました。
 「薬物乱用とは,病院で処方された薬やその他不正な薬物(大麻・覚せい剤・危険ドラッグ等)を,遊びや快楽を求めるために本来の目的以外で使用することを言い,たとえ1回使っただけでも「乱用」にあたる。」「薬物乱用によって破壊された脳は,元には戻らない。能は20歳ごろまで成長すると言われているが,この時期に薬物を乱用すると能や体の成長がストップするだけでなく,感情のコントロールができない・意欲がなくなる・怒りっぽくなる等,心身の発達が損なわれ,家族や友人との意思疎通も出来なくなってしまう。」
 そして,薬物の種類についても説明され,その性質によって「興奮作用のある薬物」(覚せい剤等),「抑制作用のある薬物」(あへん系麻薬),「幻覚作用のある薬物」(大麻等)に分けられることや,乱用・長期使用するとどうなるか等についても説明して下さいました。また,新種の薬物「シバガス」についての説明(海外では死亡事例も出ていること等)や日本や外国における薬物事犯による刑罰(最高刑が死刑の国も)、また海外での注意(ドラッグ・ミュール事件等)についても紹介がありました。
 さらに,「危険な薬物の特徴として『耐性』(効かなくなるので量が増えていく)と『依存』(精神的・身体的)があり,乱用をやめて普通の生活に戻ったようでも,些細なストレス等によって『フラッシュバック』(突然,幻覚や妄想等が再発すること)が起こることもある。」といった恐ろしい特徴についても説明して下さいました。
最後に,「薬物の乱用は,一度でもダメ。ゼッタイです。誘われたときは『きっぱりと断る』『逃げる』ようにして下さい。」と呼び掛けられ,“心の健康5か条”を紹介して講習を終えられました。
  ・自分自身を大切に思うこと
  ・物事を前向きに考えること
  ・自分なりの目標に向かって努力すること
  ・様々なトラブル,心配事にくよくよしないこと
  ・家族・友人と何でも話し合える関係を築くこと

 この講習の内容をよく振り返り,一人一人がしっかりとした自覚を持ってほしいものです。お忙しい中御講演下さいました牧野様,誠に有り難うございました。

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