最新更新日:2024/05/31 | |
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3年生対象・薬物乱用防止講習会を行いました
4月9日(水)8時50分から50分間,7階大講義室にて,3年生全員を対象に,薬物乱用防止講習会を行いました。
講師は京都市保健福祉局医務衛生課の柳澤佑加子様で,「薬物乱用防止について〜危険ドラッグ撲滅! 私たちにできること〜」と題して御講演いただきました。 最初に,多発する事故・事件の事例(昨年6月に池袋で発生した,危険ドラッグを使用した者が歩道で次々と人をはねた事件等)を挙げて,それらのほとんどが10代から20代の男性で占められていることを学びました。 また,危険ドラッグは覚せい剤や大麻と似た(あるいはそれ以上の)作用をもつ物質が含まれているというのがポイントで,次々に新しい種類が市場に出回っているのが実状です。しかも,それらにどのような薬理作用があるか誰もわからないため,覚せい剤や大麻よりも恐ろしいものであるということを知りました。人体に及ぼす影響が未知の物質であり,また,いわゆる酩酊状態になった人を見つけてもどのような物質を吸引したのかということすらわからないため,医師などの専門家でも使用者を救うすべがないのです。つまり,「危険ドラッグ」というよりも「毒」と考えたほうが良いとのことでした。 このような薬物は,これまでは俗に「脱法ハーブ」「合法ドラッグ」等と呼ばれていました。あたかも身体に影響がなく安全であるかのように誤解され,また安価で販売されていたため,若年層を中心に拡散したようです。しかし実態は非常に毒性が強く,身体への影響は極めて大きいため,大変危険な薬物であり,違法なものなのです。そこで,昨年7月から,その内容にふさわしい呼称名として「危険ドラッグ」と呼ぶようになったわけです。 危険ドラッグの乱用は,自らの身体に悪影響を及ぼすばかりか,事故などにより他人を傷つけることもあり,絶対に許されるものではありません。また,法律の改正により,所持・使用・購入・譲り受けも禁止されています。このような危険ドラッグの拡散を防ぐために,「危険ドラッグについて正しい知識をもち,買わない,使わない」,これが我々にできることだと改めて感じました。一人一人がしっかりとした自覚を持ってほしいものです。 お忙しい中御講演下さいました柳澤様,誠に有り難うございました。 (おことわり) 柳沢様の「柳」の文字は,使用可能文字との関係から,戸籍姓とは異なる文字を使用しています。御理解の上,御海容ください。 |
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