京都市立学校・幼稚園
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1年生「京セラ講座」を行いました!

 3月19日(木)9時から,7階大講義室にて,京セラ株式会社フィロソフィ教育推進部編集出版部編集出版課の井上友和様を講師にお迎えして,1年生全員を対象に,EEP特別講演会<京セラ講座>を行いました。これは,エンタープライジング科第1期生以来,京セラ株式会社様の御協力により,毎年行わせていただいている伝統の講演会です。
 演題は,「京セラの事業展開と経営哲学について」。約1時間にわたって,「多彩な製品群と最先端技術」,「グローバル展開」,「ミッションとビジョン」,「経営哲学(フィロソフィ)」,「人生方程式」という構成でお話し下さいました。
 まず,最初の項目では,会社概要,セラミックスの名称の由来(粘土を焼き固めたものを意味するギリシャ語のKeramos[ケラモス]から),ファインセラミックスが小惑星探査機「はやぶさ」やスーパーコンピュータ「京」の部品として採用される等,最先端科学技術に貢献していることを中心に説明して下さいました。
 次の「グローバル展開」では,国内外のグループ拠点や事業展開について説明され,現在の海外売上比率は約55%以上・海外に在籍している社員比率は約60%以上であるとのことです。そして,1959年の創業以来55年間赤字決算なしであり,10%前後の利益率を維持する売上高1兆5000億円のグローバル企業となっていることを説明して下さいました。そして,そういった目に見える事業展開や数値を支えている「目に見えない企業文化・経営哲学」を,次の項目でお話し下さいました。
 「ミッションとビジョン」では,ミッション(経営理念)やビジョン(高い目標を掲げること)の意義や重要性について説明され,「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に,人類,社会の進歩発展に貢献すること」という京セラの経営理念や「世界一の”The Company”を目指す」というビジョンを紹介していただきました。
 そして,”The Company”を目指すにふさわしい考え方・働き方・哲学が「京セラフィロソフィ」というものです。「完全主義を貫く」「能力を未来進行形でとらえる」等,項目ごとにさまざまなものがありますが,西京高校の教育方針に当てはめると,ということで,
 「進取」・・・渦の中心になれ
 「敢為」・・・もうダメだというときが仕事の始まり
 「独創」・・・楽観的に構想し,悲観的に計画し,楽観的に実行する
と説明して下さいました。
 そして,いよいよ掉尾を飾る「人生方程式」です。
 これは,京セラが大切にされているもので,「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」で表されます。「善きこと−悪しきこと」「利他−利己」「理性−本能」など対比しながら,「物事の結果は,心に何を描くかによって決まる。」「現在の自分の周囲に起こっているすべての現象は,自分の心の反映でしかない」と,「考え方」の重要性をお話し下さいました。最後に,「中庸」の言葉「人,一たびにして之を能くすれば,己れ之を百たびす。人,十たびにして之を能くすれば,己れ之を千たびす。」を示され,「誰にも負けない努力を」とエールを送られて講演を終えられました。

 生徒の感想の一部です。
 ・「企業理念」というと難しそうに思いましたが,説明がとても分かり
  やすく,スライド資料もとても見易かったので,よく理解できました。
 ・「目に見える企業展開は目に見えないものに支えられている」という
  言葉が印象に残りました。
 ・「心に描いた通りになる」という言葉は,とてもすてきだと思いまし
  た。私も夢のビジョンをしっかり心に描きたいと思います。
 ・「人生方程式」は,すごく納得できました。自分も「善く生きる」
  ことを目指して頑張っていきたいです。
 ・講演の後で産業空洞化の質問が出た時に,その地域のことを考えて
  展開しているという回答を聞き,とてもいいなと思いました。

 海外フィールドワーク後はじめてお聴きした講演ということで,いろいろと響くところがあったと思います。御講演内容をよく振り返り,12期生の皆さんの今後の取組に活かしていただきたいと思います。井上様にはお忙しい中ご講演賜り,誠に有り難うございました。


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