最新更新日:2024/09/19 | |
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2年生保健学習会を行いました!
11月20日(木)7限ロングホームルームの時間に,7階大講義室にて,2年保健学習会を行いました。
講師は京都教育大学教育支援センター教授・関口久志先生で,「HIV/エイズ・性感染症の理解とよりよい関係性」というテーマで御講演いただきました。 冒頭,関口先生は,生徒たちに向けて大人を代表して謝罪の言葉をのべられました−「性に対する正しい知識を,きちんと大人から伝えられなくてごめん」と。これは,昔,京都府内の高校で保健体育科の教員として教鞭をとられていたときの体験を踏まえてのものだそうです。生徒たちは普段から話をしっかり聴く集団ですが,この言葉で一気に講演に惹きこまれ,終始全員が真剣に聞き入っていました。 関口先生御自身が実際に関わられたいくつかの事例を紹介しながら,性感染症に対する正しい知識も確認しつつ,「男女間の恋愛における対等な関係とはどういうことなのか」等について,快活な話しぶりで御講演を進められました。笑いもあり,深刻な事例を元に考えさせる場面もある中で,生徒たちはその都度,互いに議論をし,よりよい人間関係について考えました。男女相互の安全・安心を心がけること,我慢だけではよい方向に行かないこと,お互いによく話し合うことが大切であること等々をお話になり,男女間の関係性では,男性の立場から「『20世紀型の遺物男子』よりは『21世紀型のいい男』になろう」,と笑いを誘いながら訴えて下さいました。また,エイズや性感染症の実態もグラフなどで分かりやすく説明して下さり,かかってしまった際の対処法や相談先についても教えて下さいました。先生のメリハリと迫力のある語り口に引きこまれ,時間があっという間に経過しました。 最後に,関口先生は次の言葉で締めくくられました。「よい人間関係は,『別れるときに分かる』。微笑みと感謝で,また会おうと言って別れられるように。」 時間の都合上,質疑応答の時間がとれなかったのが残念ですが,友人・男女・親子の関係など,周りの人たちとの関係を見つめ直すのによい示唆をいただいたことと思います。この講演で学んだことが,今後の一人一人の生き方や考え方によい影響を与え続ける糧となることを願っております。 関口先生,お忙しい中御講演下さり,有り難うございました。 [写真]御講演と生徒同士の話し合いの様子 |
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