最新更新日:2024/09/19 | |
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後期始業式を中高合同で行いました!
10月9日(木)9時から,西館2階アリーナにおいて,平成26年度後期始業式を中高合同で行いました。校歌斉唱の後,中1から高3まで約1,200人の生徒を前に,村上校長から講話がありました。昨日天候にも恵まれてよく観測できた皆既月食の話題から人類と明かりとの関係に話が進み,本校学術顧問の一人でいらっしゃいます赤崎勇先生(名古屋大学特別教授・名城大学終身教授)が青色発光ダイオードの開発により今年のノーベル物理学賞を受賞されたという,本校にとっても大きな喜びとするニュースを御紹介されました。
赤崎先生と本校との関わりは,平成21年にさかのぼります。この年の11月に赤崎先生は第25回京都賞(先端技術部門エレクトロニクス分野)を受賞され,その後の「京都賞ウィーク」における高校生対象の特別授業を,11月14日(土)午後,7階大講義室で本校中高生徒を対象に開催して下さいました。中心となって事前の広報活動や参加希望者の募集,チケット発券等を行ったのが当時2年生(エンタープライジング科6期生)のスタッフの皆さんです。特別授業当日には先生の業績のすごさをより実感してもらうため,スタッフの生徒たちは手作りの模擬実験装置を用意し,赤と緑の光に青の光を当てて「白色」の光ができるというデモンストレーションを行いました。何度も失敗しながらの実演ではらはらしましたが,赤崎先生は根気強くお待ち下さり,見事に白く光った時には大変喜んでくださいました。これが御縁となって,平成22年10月22日に,青色発光ダイオードオブジェ『青色の滴』を本校に御寄贈下さいました。毎日夕方から夜9時ごろまで,西館南側で青く透き通った光を輝かせています。そして,平成23年4月からは本校の「学術顧問」として御指導いただいています。 次に,高校理科担当の岩佐主幹教諭から,赤崎先生の「すごいところ」を中心にした「10分でわかるLED講座」ということで,白熱灯や蛍光灯とは異なるLEDの特性や「青色」を作り出すことの難しさ等についてわかりやすく解説して下さいました。 まとめに,村上校長から世界で勝負しリーダーシップを発揮することがこれからますます求められるようになること,そして赤崎先生が本校での特別授業でおっしゃった「我一人荒野を行く」「吾が道一を以て之を貫く」と本校の校是「進取・敢為・独創」との共通点についても触れられ,一人一人が力強く自分の進むべき道を切り拓いていくよう,エールを送られました。 その後,中学生退場後に高校だけで部活動の伝達表彰を行い,3年生の竹上ほの香さん(8月に行われた第2回全国高等学校陸上競技選抜大会・女子棒高跳の部優勝<3m65で全国高校選抜記録>)をはじめ優秀な成績をあげた選手たちに,村上校長から賞状が伝達されました。 最後に諸連絡が行われて始業式は滞りなく終了し,生徒たちはこの後2限から7限まで,通常通り授業に臨みました。 改めまして,このたびの赤崎先生の「ノーベル物理学賞」受賞を,心からお祝い申し上げます! (おことわり) 赤崎先生の「崎」の文字は,使用可能文字との関係から,先生の戸籍姓とは異なる文字を使用しています。御理解の上,御寛恕下さい。 [写真] 1段目 校長講話(はじめ) 2・3段目 岩佐先生解説 4段目 左:校長講話(まとめ) 右:伝達表彰の様子 |
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