最新更新日:2024/05/28 | |
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「環境シンポジウム」を開催!
本校屋上に「京都市市民協働発電制度」第1号となるソーラーパネルが本年3月に設置され,3月下旬から発電・運用を開始しています。運営団体である「一般社団法人びっくりエコ発電所」では,これを記念して,発電サイトである本校を発信サイトにもするべく,環境やエネルギーに関するシンポジウムを企画され,本日午後,本校第1学年生徒全員が出席して「環境シンポジウム」が行われました。
開会に当たり,一般社団法人びっくりエコ発電所代表理事 高月 紘 先生から主催者代表挨拶,御来賓の京都市副市長 塚本 稔 様から御挨拶の後,第1部として 尾池和夫 一般社団法人びっくりエコ発電所理事・京都造形芸術大学学長から基調講演「地球科学の視点から考える未来のエネルギー」をいただきました。 冒頭,チンパンジー「アイ」の絵の話題や夏の季語に朝涼,涼風といった「涼」の語があり,日本人の知恵を感じてほしいといったところから始まり,太陽と月の役割,地球について,御専門の地震に関する話題など,様々なトピックで盛りだくさんのお話を聴かせていただくことができました。さまざまなエネルギーや発電方法についても解説していただき,知識と認識を新たにすることができました。生徒たちも「地球社会の調和ある共存」「吾唯足るを知る」ことの重要性について認識を深めることができたと思います。 質疑応答の際に急遽門川大作京都市長がお見えになり,高校生に激励のメッセージをいただくことができました。ありがとうございました。 第2部は「“びっくり!エコリンピック”クイズ大会 in 西京高校」と題して,クイズを通して環境やエネルギーの問題について考えてもらいました。進行およびクイズ出題・解説は京都大学環境科学センター助教の 浅利美鈴 先生および生徒実行委員で行いました。まずは全員で予選を行い,上位の生徒のみ決勝戦に進むという方式をとりました。 予選では砂漠化・森林破壊や海面上昇といった環境問題の実態に関する問いから始まり,本校の昨年度の電力使用量(電気料金)といった身近な問題,あるいは太陽光発電で発電量が一番多いとされる月や再生可能エネルギーの可能性など,どの問題も工夫されており,生徒による解答解説もわかりやすくできていました。予選最後の問いは浅利先生からの「資源やエネルギーの消費量を考えた場合,現在,世界中の人が日本人と同じ生活をすると,地球はいくつ必要か」でした。 決勝は5人で行い,「江戸時代,一般的に一人一日どれくらい米を食べていたか」の解答順を決めるために,<おわんからスーパーボールなどを箸でつまんでエコバッグに入れる>課題に挑戦してもらいました。なかなかうまくいかず,会場は大いに盛り上がりました。様々なクイズを通して,持続可能な社会の在り方について,思いを馳せてもらえたのではないでしょうか。 最後の生徒挨拶にもありましたが,一人一人の小さな心がけが積み重なれば,大きな動きになります。これを機に,意識を高くもって日々を過ごしていってもらえればと思います。 |
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