最新更新日:2024/06/05 | |
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PTA保健学習会を開催しました!
6月7日(木)14時から,4階会議室において,保護者の皆様方と本校の教職員合わせて40名を超える会員が参加して,PTA保健研修会を開催しました。講師は本校カウンセラーとしてご活躍いただいています葛野憂利華先生で「思春期の子たちとの付き合い方〜思春期の子どもたちのじりつを促す〜」という演題で講演を行っていただきました。
講演の最初に、サブタイトルになっている「じりつ」には『自立』『自律』の2種類があり,どちらの意味においても促していかなければならないことを説明していただきました。その後,「メリザとおそろしの森」の場面を使い,主人公のお転婆なメリダと王女らしい振る舞いを求める母親の表情や振る舞いから,思春期の親の関わり方や子どもの気持ちを解説していただきながら考えていきました。また,思春期の頃の自分やその当時の親の関わりについても重ね合わせて思い出し,思春期を考えました。 子離れできていない(過保護・過干渉)母親と,家族の文化や習慣から一人で飛び出していきたいメリダの姿に,親や教師としての日々の関わりを見直し,思春期だからやりたいことと,一方でその限界があることを再認識しました。 『思春期の子どもたちのじりつを促す』 ・親のしつけ(価値観)から飛び出そうとしていることを知る。 ・膝を生かして(いつでも子どもの合図で立ちあがれるよう),広めのパーソナルスペースを保つ。 ・アドバイスは受け入れられなくても良しとする。 ・見守ること,認めること。 最後に,「おうちの人の信頼から安心して外の世界に行ける。」「促すことは,代わりにやることではなく,一人でできるようにすること。」というお話がありました。ついつい子ども扱いしてしまいがちですが,一人の大人としてサポートする姿勢が大切であるとを改めて感じました。 本研修会での保護者の方のご感想から一部ご紹介させていただきます。 「ふと気づくと,自分が親に言われていた言い方と同じような事を子どもに言ってしまっています。自分が昔素直に聞けなかったので,子どもも同じだと思います。」 「過保護と自立・自律の説明がとてもわかりやすく参考になりました。また,アドバイスは受け入れられたらラッキーぐらいの気持ちで接すればいいというお話もとても気持ちを楽にしてくれました。」 様々なご意見ご感想を頂戴することができました。また,平日の午後にもかかわらず多数のご参加くださり,本当にありがとうございました。保護者の皆様と教職員が,思春期の子どもたちについて考える時間を共有でき,大変有意義な時間になりました。 今後とも保護者の皆様方と学校との協力・連携しながら,生徒の皆さんの健やかな成長をともに見守っていきたいと思います。 |
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