最新更新日:2024/09/26 | |
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新しい出発の時
新しい出発の時
― 学校教育目標の改定と目指す生徒像への思い ― 醍醐中学校 校長 小泉繁雄 いよいよ,平成28年度がスタートします。新年度に向けて君たちの気持ちは高揚していることでしょう。3月15日に先輩を送り,気持ちも新たに新年度を迎えようとしていると思います。君たちも新たな目標を持ちスタートする決意をしたことでしょう。 醍醐中学校も,今年度より新たに学校教育目標を改訂しました。「地域に貢献できる人材の基礎となる資質や能力の育成」を学校教育目標とします。そして,君たちには「確かな判断力と実行力のある生徒」になってほしいと考えています。 この目標は,地域で生活する君たちが,将来にわたって,この醍醐地域を大切にし,地域のために貢献できるためには何が必要かを考え実行するために必要な力を育てるために教職員が努力して実現しようとするものです。 学校というのは、社会への準備段階であると同時に、学校そのものが、君たちや教職員、保護者、地域の人々などからなる一つの社会です。君たちは、学校も含めた社会の中で、生まれ育った環境や、障害の有無に関わらず、様々な人と関わりながら学び、その学びを通じて、自分の存在が認められることや、自分の活動によって何かを変えたり、社会をよりよくしたりできるという実感を持つことができます。 醍醐中学校では,MDRの活動を通して,地域の方々に多くの協力をしていただいています。そして,そのことを通じて君たちは,社会へ貢献している実感を持つことができていると思います。その地域の方たちに対して,今まで以上に,地域の行事に参加したり協力したりすることでつながりを深めさらなる成長してほしいと思います。 君たちの暮らす社会はめまぐるしく変化していいます。10年後には,今ある職業が大きく変化し,生活も変わっているという予測もあります。そのような社会の変化の中で君たちが将来身に付けていく必要がある力は,多くの情報の中から必要な情報を選択し,それらを基に様々な角度から考えて解決していく力です。そして,それらの考えの中から,何が正しく何が必要かを判断していく確かな判断力です。 また,考えたことを実行していくためには相手に分かりやすく伝えなければ,自分の思いや考えを理解してもらうこともできませんし,実行するためには仲間とコミュニケーションを図りながら協働して計画的に粘り強く進める力がなければなりません。 このような力を中学校の授業や部活動,行事の中で身に付けていくようにしましょう。そして,将来地域に貢献できる一人の社会人として育ってほしいと考えています。 |
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