京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/14
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学校教育目標 すすんでかかわり その手で未来を創りあげる 桂坂の子〜あらゆる“であい”を自分ごとに〜

人権啓発懇談会のごあいさつ

 先週の12月7日(火)8日(水)授業参観及び懇談会ご苦労様でした。参観は全クラスで延べ500名以上の参加でした。お忙しいところご苦労様でした。懇談会は,残念ながら寂しい人数でしたが,少人数ながら保護者のおもいをお聞きすることができて有意義な時間が持つことができました。懇談会に参加されなかった保護者の方にも学校の取組を知っていただくために,懇談会での学校長のあいさつを,ここに掲載いたします。

 皆さんこんにちは。校長の山本です。本日は,年末のお忙しい中,授業参観並びに懇談会へのご参加,大変ありがとうございます。
 今回は,例年行っていますように,12月が人権月間であることにちなんで,人権教育に関わる授業参観並びに懇談会を設定いたしました。
 人権問題の解決を,子どもたちの将来にとって重要な課題ととらえ,学校における人権教育の取組をより確かなものにするために,保護者の皆様に授業をご参観いただき,一緒に考えていただくことをねらいとしています。
 さて,1948年に国連総会において世界人権宣言が採択され,その後今日にいたるまで,人権保障のための国際的努力が重ねられてきました。そして,「人権の世紀」と呼ばれる現在,このような努力をめぐる国境を越えた連携がますます重要になってきています。わが国も「児童の権利に関する条約」をはじめ人権関連の諸条約を締結し,人権に関する様々な施策を講じてきました。
 また,教育の場においても,教育基本法に基づき,人権教育に関わる取組が進められてきました。そして,このような人権尊重社会の実現を目指す施策や教育の推進は,確かに一定の成果をあげてきました。
 しかしながら,「人権教育・啓発に関する基本計画」でも指摘されているように,生命・身体の安全に関わる事象や不当な差別など,今日においても様々な人権問題が生じています。特に,次の世代を担う子ども達に関しては,各種の調査結果に示されているように,いじめや暴力そして虐待など人権に関わる問題が後を絶たない現状にあります。
 基本計画の中では,さまざまな人権問題が生じている背景として,一つには人々に中に見られる,人間一人ひとりの個性を無視して同じことを強要する傾向や,古い慣習によるいわれなき差別意識などが要因であるといわれています。
 また,一つには,社会の急激な変化などと共に,人権尊重の理念についての正しい理解や,これを実践する態度が未だ国民の中に十分に定着していないことも,人権問題が生じている要因の一つとして挙げています。このため,基本計画の中では「すべての人々の人権が尊重され,一人一人が大切にされる,平和で豊かな社会を実現するためには,国民一人一人の人権意識の向上が大切であり,そのために行われる人権教育・啓発の重要性については,これをどんなに強調してもし過ぎることはない。」として人権教育の重要性をうたっています。そして学校教育においては,決して知識・理解にとどまることなく,人権感覚を十分に身につけるよう人権教育を推進することが求められてきました。
 このことを受けて,桂坂小学校では人権教育に関わる分野についての指導を,年間を通じて計画的に推進するように位置づけ,それぞれの内容について重点的に指導を行っています。
 本日の授業では,やまゆり学級は生活指導を,1年生では健康教育,2年生では男女平等教育,3年生は外国人教育,4年生はエイズ教育,5年生は環境問題に関わる指導,そして6年生は同和問題に関わる指導ということで,指導事例をご参観いただきました。
 取組のほんの一端に過ぎませんが,本日の授業について,あるいは,それぞれの学級や学年の日常生活における人権にかかわる問題等々,忌憚のないご意見がいただければと存じます。
 

FOUNTAIN(校長室だより)No.9

      京都市立桂坂小学校 山本 泉
 
 西京西支部大文字駅伝予選会が終わりました。お陰さまで,本校は昨年に引き続いて支部内ダントツで予選を通過しました。子どもたちの日ごろの頑張りの成果だと思います。すでに子どもたちは本大会に向けて,より一層力の入った練習を始めているところです。
 ところで,近年は陸上競技のみならず,いろいろなスポーツの練習を早くから始めるところが増えています。
 以前に,テレビのニューストピックで家庭教師のことを伝えていたのを思い出しました。それも一般の教科学習ではなく,体育の家庭教師の話でした。最近,月に3〜5万円も月謝を払って,体育の家庭教師を子どもに付けている家庭が増えているということでした。
 言われてみれば,確かに「体育」は子育てにおける一つの大事な要素です。しかし,昔は一般的にさほど重視されていないように思えるものでした。そこで今回は,子育てにおける「体育」の意義を考えながら,私自身の子育ての反省も交えて,子どもの運動能力の向上をテーマに「体育」について述べてみたいと思います。

 人間には,あらゆる能力において個人差があります。このことは人生において,誰もが何度も感じることです。そして,ほとんどの人が,自分にできないことができる人を「うらやましい」と思い,その中で多くの人(一部の人?)は,努力して自分もできるようになろうとします。そして,努力を積み重ね,できなかったことが少しずつできるようになります。こういったことも「学習」の一つです。
 言うまでもなく,このことは運動能力にも当てはまります。野球が上手くなりたいから野球の練習をする。サッカーが上手くなりたいからサッカーの練習をする。陸上競技,バレーボール,テニス,…etc
 誰でも考えることです。ところが,同じことをしても他の人と違い,すぐにできるようになる人がいます。そういう人をよく「運動神経がいい」などといいますが,正しくは「運動能力または身体能力が高い」というべきでしょう。多くの人は,これを生まれつきの能力と思っているようですが,必ずしも先天的なものだけではなく,むしろ後天的な要素が大きいといわれます。適切な時期に必要な能力を養っておくことが大切だというのです。「少しくらい運動ができたって,大人になれば何の役にもたたないよ。」などという声も聞かれますが,健康面・安全面からも運動はよくできるに越したことはないでしょう。
 さて,子どもには,成長期だからこそ育むべき身体能力があります。それは,上手・下手,器用・不器用などという言葉で表わされる「巧みさ」です。巧みさは,脳・神経系の発達が著しい成長期に働きかけを行うと大きく伸びるといわれます。走る・跳ぶ・投げる・蹴る・転がる,といった「動きの巧みさ」を養っておけば,いろいろなスポーツにつなげることができます。
 私事ですが,我が家には3人の息子がいます。(もう大人ですが…)3人とも運動が嫌いではないし,運動全般的には苦手ではないようです。ところが,3人そろって球技はあまり得意な方ではないと言います。これが,どうやら親である私の責任なようなのです。
 私が子どもの頃は,小学校低学年くらいから毎日のように草野球をして遊んでいました。草野球といってもいつもそんなに人数がそろうわけではありませんし,広い場所があるわけでもないので,キャッチボールに毛が生えた程度でしたが,それでも今から思えば随分ボール感覚が養われたような気がします。お陰で,どんな球技も苦手だとは思いませんでした。
 しかし,我が子らにはそういった環境がありませんでした。ならば,せめて休日にキャッチボールの相手ぐらいしてやればよかったと,今更ながら思います。つまり,適切な時期に必要な能力を身につけてやれなかった。そのために球技が苦手になってしまったということです。昔から,知育・徳育・体育というのが,子どもが育むべき三大要素といわれます。単に「運動が苦手な子もいて当たり前。」という一言で片付けられるほど,「体育」は軽視されるべきものではないと思います。(次号に続く)

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学校行事
3/8 小中連絡会(大枝中学校と)フッ化物洗口(低・や)
3/9 学校保健委員会15:00 フッ化物洗口(高)
3/10 なかよしの日 やまゆりお別れ会
3/11 町別集会(6校時)集団下校
3/14 ALT5年 6年生を送る会3,4校時

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