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最新更新日:2024/07/01 |
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大淀心の道場(7/14)
本日の大淀心の道場は「チャンスは前髪垂らしてやってくる」です。
チャンスとはいつも前髪を垂らして突然やってきます。その時につかまないと後ろには髪の毛がありません。もう遅いというお話です。 回転寿司に例えると、欲しいお皿を待っているからそれをゲットできますが、ぼーっと見ていたら、流れてしまいます。 ではチャンスをつかめる人とつかめない人のはどんな差があるのでしょうか? そこを生徒に聞いてみました。すると、「準備と気付きだと思います」という答えが返ってきました。 やっぱりそこには「気付き」というワードがまた出てきます。 少しの「気付き」が前向きな姿勢を生んでくるということで、彼らの話はまとまりました。 もうひとつは「キャッチするとは?」という話です。 「キャッチ」は「受ける」のではなく、「つかみにいく」ことです。 授業中の先生の話をただ「受ける」のではなく、「チャンス」だと思って「キャッチ」することです。 国語の授業でも社会の授業でも何でも「キャッチ」する姿勢。つまり「つかみにいく」ことで、そのチャンスの前髪をつかむことができるのです。そうすればもっと授業に興味が湧き、面白くなってきます。「主体的・対話的で深い学び」にもつながるはずです。 というお話でした。 そして彼らはいつものようにトイレに行ってスリッパをそろえに行ってくれたことは言うまでもありません。 今週も雨のスタートです。心の道場(7/13)
今週も雨でのスタートになりました。昨日は久しぶりに晴れ間も見られましたが、このところは雨が続いています。地盤が緩んでいるところもあると思いますので、皆様、大雨はもちろんですが、土砂災害にも場所によっては十分お気をつけください。
今日の昼休みは久しぶりに3年生がたくさん訪れてくれました。男女12名もの人たちが来てくれたので、となりの会議室でお話をしました。 今日のクレド(志)は「主体変容」です。どういう意味かと問いましたら、多くの生徒は「体が変わっていくことにより、心も変わっていく」という答えが多かったです。 正解は「主体(自分自身)がどの様に変わっていくか?」ということになります。 ここで大事なのは、自分ではどうしようもないこと、変えようがないことについて、そこに時間を割くのではなく、そこにしっかりと線を引いて、今できることをやっていくということです。例えば、雨や台風といった天候については自分ではどうしようにも変えられません。環境もそうですね。また相手の気持ちや機嫌といったものも同じです。どう頑張ってもそれを変えることはできない。だから自分自身がどう受け止めて変わるか?これしかないのです。そんな話をしました。しかし頭で分かっていても、なかなか人間というのはそこ(どうしようもできないこと)に心をとらわれてしまうことが多くあります。 だからこそ、この線引きが大事なのですね。自分自身がどう受け止めるか?なのです。 「元気だから声を出すのではない。声を出すから元気になる」や「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」も同じような意味になってきます。彼らは短い時間でしたが一生懸命話を聞いてくれました。 話が終わると彼らはワイワイといつものようにトイレのスリッパをそろえに行ってくれました。しゃがみ込んでそろえてくれる人もいます。さらに「『気付き』が生まれてきました」と小さなゴミをこっそりと拾ってくれていました。実際、彼らが行くまでスリッパはきれいとは言えませんでしたが、この人たちがそろえてくれていることが広がり、その気持ちがいつか染み入ってくれて、全員に『気付き』が生まれてくれたら良いなと思います。コツコツ、少しずつ少しずつですね。 カメを助けてくれた生徒たちを表彰しました
先週の土曜日に溝にはまって動けなくなったカメを救出した生徒たちに「学校長賞」を本日贈りました。
3人のうちの1人は昨年も熱中症で動けなくなっていた老人にお金を出して、飲み物を買ってあげた人です。 こうした命を大切にする行為に対して、何か形になることはできないかと思い、学年の先生方の推薦もあり、表彰することにしました。 これからの生活も頑張って欲しいと思います。 学校長賞 あなたたちは7月4日土曜日の登校途中に、溝にはまってしまい動けなくなったカメを仲間と協力して救出してくれました。 もしあなたたちが、助けてくれなかったら、あのカメはそのまま息絶えてしまったかもしれません。 この世に存在する全ての生き物にはそれぞれ命があり、それが人であれ、カメであれ、とても大切で尊いものです。生まれてからその命が尽きるまで、それぞれがその生命を全うするために一生懸命生きています。 今回あなたたちは「生き物の命を大切にしなければならない」という誰もがわかっていてもすぐには行動することが難しいことの実践ができました。 あなたたちはおそらく迷うことなく、カメを助けてくれたことと思います。それはあなたたちの中にある「命を慈しむ心」が備わっているからこその行為なのです。本当に素晴らしいことだと思います。 これからの学校生活や人生においても今回のように仲間と協力することや、命を大切にすることを一番に考えて行動し、他の人たちにも良い影響を与えることができる人物になって欲しいと思います。 今回のあなたたちの立派な行動を称えると共に益々の活躍を期待し学校長賞を贈ります。 令和2年7月10日 京都市立大淀中学校 校長 油谷昇 ![]() ![]() ![]() 昨夜、学校運営協議会を開催しました
昨夜、学校運営協議会を開催しました。構成メンバーは現PTA会長を含む歴代会長様、淀および淀南両連合自治会長様と本校メンバーとなっております。
大淀中学校の教育方針や学校評価アンケートに関するもの、また健全育成部会、ボランティア部会、環境部会からなる3つの部会の動き、年間行事予定の確認、そして地域や大人から見た学校へのご意見等も議論しながらの会となりました。 学校の応援団として、いろいろな角度から温かく見守っていただいてますことに感謝申し上げます。 進路便りNO.12を発行しました災害時非常措置について(追加)
昨日、災害時の非常措置についてアップしましたが、追加がありましたので再度配布文書に掲示しておきます。
追加項目 「淀・淀南地域に水害による避難勧告が発令された場合は暴風警報と同じ措置を取ります。」 明日プリント配布させていただきます。 災害時非常措置について 「お気をつけて」の一言
先ほど学校司書の方(図書室の整備や本の整理などをしていただいてます)がお帰りの際に、こんな話をしてくださいました。
「3年生の女子生徒が昼休みに図書室を訪れ、挨拶をしてくれました。帰りにまたその生徒と会った際に、『さようなら』の後に『お気をつけて』の一言を添えてくれました。嬉しかったです」と。 私はその話を聞いて思いました。「さようなら」は言えても、もう一言添えて「お気をつけて」は意外と言えないものだと。 本当にちょっとした会話なのですが、私も嬉しくなりました。 さりげない思いやりですね。 大淀「心の道場」(7/9)
本日は久しぶりに3年生男子がやってきました。そのうち2人は初登場です。
何やら口コミで訪れてくれたそうです。 今日のクレド(志)は 「天知る・地知る・己知る」です。 今から25年以上前になりますが、当時の勤務校の校長先生が教えてくださった言葉です。まずこの意味を聞いてみました。彼らは天と地、つまり全てのことを知ってからの己を知る。言い換えると「自分を知ることは難しい」という意味だと答えました。 果たしてどういう意味になるのでしょうか? これは「天と地はいつも黙っているけど己だけ知っている」 要は「自分自身はごまかせない」という意味です。 「何をしても最後には自分に突き刺さってくるよ」と教えていただきました。 例えば、あることをサボってしまったときに、今日くらいは良いだろうという自分がいて、誰にもいわずに流すこともできるけど、結局は自分自身にウソはつけないということです。やっぱり「正直に」生きることが大切だと思います。 黙っていれば、誰にも分からない。でも自分だけはそのことを知っている。 そして天と地はずっと黙ったまんま、自分を見ています。 どこに行こうと、黙ったまんま自分を見ているのですね。 この言葉を初めて聞いて、流されてしまう弱い自分とどう向き合うかを考えることができました。 そして、彼らが言う様に、「自分を知ることは難しい」という解釈もまた「あり」だと思います。 人生にはいろいろな出会いがありますが、言葉との出会いは人生を変えてくれます。 流されそうな自分を見つめるときの言葉として自分を戒めています。 そして彼らは新たなメンバーと共に今日もスリッパをそろえに行ってくれました。 いつもホームページをご覧いただきまして、どうもありがとうございます
いつも大淀中学校ホームページをご覧いただきまして、どうもありがとうございます。
昨日は大雨の影響もあったこともあり、ご覧になった方も多くいらっしゃったと思いますが、のべ284名もの方がみて下さっています。 保護者の方、地域の方を始め、大淀中学校に関心を持ってくださる方々がたくさんいらっしゃることを本当に嬉しく思います。 日々の出来事を中心にお届けしておりますが、教職員も子どもたちの「人間的成長」、そして「自立」を目指して頑張っております。引き続きご支援をいただければ幸いです。 子どもたちもいきいきと生活をしております。まだまだこれから伸びていってくれることを信じております。皆様の益々のご指導ご鞭撻を宜しくお願いいたします。 修学旅行および進路保護者説明会挨拶
本日は足下の悪い中、そして大変お忙しい中、修学旅行および進路説明会にお越し下さいましてありがとうございます。
まずは今年度は本当に大変なスタートでした。保護者の皆様にも大変ご心配をおかけしましたが、ようやく学校生活も軌道に乗ってきたと思います。 3年生の皆さんは本当に明るく元気な挨拶もできてますね。私も大好きな学年で期待しています。今日は保護者の皆様と一緒に大事な話をしますので真剣に聞いてくださいね。 さて、「大変とは大きく変わる」とも書きますが、今年度は本当にいろいろなことが大きく変わりました。 その最も大きなもののひとつが修学旅行です。本来ならば5月19日に出発し、もう帰ってきて事後の学習をしてまとめをしているところですよね。 今後は新型コロナウイルスの感染拡大防止を一番に考え、今日来ていただいております、JTBの担当者さんとその場その場で最善を尽くしながら無事に行って、沖縄の青い空と海からたくさんのエネルギーをもらって帰って参りたいと思っています。 大淀中学校としては初めての沖縄への修学旅行です。その最たる目的は平和学習を軸とした人権意識の構築が考えられます。歴史からたくさんのことを学び、京都に帰ってきたときには人間として大きく成長する、大きく変われる一歩にしていきたいと思います。 もうひとつのお話は進路についてです。 今から39年前、中学3年生だった自分は果たして何を考え,どこに向かって行こうとしていたのか?ふと考えてみました。 ただ、友達も進学するから何となく近くの公立高校に行こうか、はたまた野球をやっていたので、池田高校に進んで甲子園を目指そうと思う自分がいたと記憶しています。 当時の池田高校は全国夏春連覇し、史上最強とまで言われていた高校でした。私は進路先として迷っていましたが、結局近隣の進学校に進みました。もしあの時、池田高校に進んでいれば私の人生は大きく変わっていたことだろうと思います。 実際、野球の実力、つまりどれだけ通用するかという自信がなかったのだと思います。 あの時、自分がもっと先生や親に相談していれば、もっと本気で自分の人生と向き合って考えておれば・・と考える自分がいます。 でも今進んできた一歩一歩の道が私の人生です。この人生に全くの悔いはありません。 ただ、あの時の選択ひとつで大きく変わった人生になったのは確かだと思います。 どこかで自分にブレーキをかけていたのだと思います。 私は人生で最も大切な物は出逢いだと思います。素晴らしい人生の出逢いをするために,自分をよく知ること。自分の実力、そして夢、そして特性、性格、これらをまず知り、そして、選ぶべき道をしっかりと考えること。 今はたくさんの情報があふれています。 生徒の皆さんにはそれらをしっかりと吸収し、自分自身の可能性を求めて、自身にブレーキをかけることなく、悔いのない選択をしてもらいたいと思います。 そのために学校は今後も丁寧に情報を発信していきますので、今日のこの会が有意義な時間になりますことをお祈りしております。 では本日はどうぞ宜しくお願いいたします。 |
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