最新更新日:2024/09/27 | |
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きらきら教室だより
「漢字陣取りゲーム」です。漢字に対して苦手意識のある子,正確に書き写すことが苦手な子が楽しんで漢字を書くことができるようになったり,漢字に対して興味を持つことができるようになったりすることを目的として取り組んでいます。
マス目プリントとサイコロを主に使います。時間を決めて,出た目の数の漢字を書きます。思い出しにくい場合は,使用している教科書やドリルなどから写すようにします。その際,書き間違えがないことを条件とします。間違えた場合は,最後の漢字の数を数えるときに減点とすることを事前に伝えます。 サイコロの目が多く出たときに「うわ,いやや,書きたくない」と言いながら書いている子どもや,終了時間が近づくにつれ,負けまいと,自分の漢字と指導者の漢字の数を比べる子どもが見られます。これまでは漢字をいやいや取り組んでいた子どもも,負けた時に「もう1回しよ!」と何度も言ってくる姿があると嬉しく思います。 きらきら教室だより3
漢字の定着を図るために,米ねんどを使って漢字を作成しています。五感を使っての活動なので,記憶に残りやすく,漢字の想起がしやすいようです。
また,細部まで注意が向くので,書字のときには見落としていた部分を注意して見ることができるようになる場合もあります。活動中の子どもたちは,真剣な表情で無口で取り組みます。漢字が完成したときは,「できた!」と言って,ばんざいする子どもや,にこっと笑顔になる子どもがいます。粘土が細いので,「細かい作業苦手やねんな」と言いながらも,最後まで取り組む子どももあります。粘土で楽しみながら,漢字を学習することで,漢字に対する意欲や自信がでてきたらいいなと思っています。 きらきら教室だより
左の写真は手指トレーニングの1つで,ピンセットを使って,ビービー弾を移動する課題です。プリントを折りにくい子どもや,文字が枠からはみ出す子どもが,手指の力加減の調整ができるようになることを目的としています。ビービー弾はつるつるしているので慎重に移動することが難しいです。しかし,慣れてくると両手を使って取り組む子どもがいました。利き手だけではなく,利き手ではない方の手を使うことで,左右の腕のバランスがとることができるようにもしています。
右の写真はダブルクリップを完成させる活動です。これも手指トレーニングの1つです。筆圧が弱かったり,はさみがうまく使えなかったりする子どもが,筆圧が強くなることを目的としています。大人でも力を入れないとうまくはまりません。力を入れても小さい穴にはめるように調節するのは難しいです。「簡単やん!」と言っていた子どもも穴にはめるのが難しくてあきらめる子どももいました。しかし、穴にはめるコツをつかむと,すいすい完成させることができました。 きらきら教室だより
左の教材は,「マスコピー」というものです。左の表と右の表の数字を正確に写して2つの表を完成させる課題です。書くことに苦手意識がある児童や,書くことに時間がかかる児童も,とても集中して取り組むことができています。普段は,最後までノートが書けなかったり,写すことができにくかったりする児童も,達成感を感じて,「もっとやりたい」と言うこともあります。タイマーを使うことで,時間を意識して集中して取り組む姿も見られます。
右の教材は,「さいころ けいさん」です。体を動かして,さいころを投げて,足し算や引き算に取り組みます。答えに困った場合は,答えが書かれた一覧表をヒントにして,最後まで活動に向かえるようにしています。どの児童も笑顔でさいころを投げています。 きらきら教室だより1
本校では,4月から特別な支援や配慮が必要な児童に対して,個別に指導を行う「通級指導教室」が設置されました。本校では,「きらきら教室」としています。児童の個性や得意なことがきらきらと輝く場であってほしいなあという願いを込めました。きらきら教室では,普段は教室で学習し,週に数時間程度,言葉や集中力,コミュニケーション,集団での学習上や日常生活上の児童の困りを改善し,学校生活をより楽しく送ることができることをねらいとしている教室です。ここでは,学習の仕方を変えたり,静かなところで自分のペースで勉強したりすることで,落ち着いて自分の力を発揮できるように支援をしていきます。
左の写真は,学習の最初に脳を覚醒させるために,体を動かす活動を,複数ある選択肢から選んでいる様子です。最初は,なかなか選べなかった児童も,取り組みを重ねる中で自分で選ぶことができるようになってきました。 右の写真は,セラピーパテというシリコン粘土を使って指圧を強めたり,指先がスムーズに動かしたりすることができるように活動に取り組んでいる様子です。2分間で,埋め込まれているビービー弾7個を取り出すことができるか挑戦中です。 |
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