最新更新日:2024/06/11 | |
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3月8日 『学校』
みなさん、おはようございます。
来週の金曜日が卒業式、再来週の火曜日が修了式、と締めくくりが目の前に迫ってきました。その締めくくりに向けて少し時間をください。 「『学校』という題名の詩があります。この詩は、作られてからずいぶん経ちますが、京都のある夜間中学校に通う生徒たちに「学校はどんなところですか」という質問をして、出てきたものを詩にまとめたものです。読みますので、聴いてください。 『学校』 学校はおもしろいところです。 学校は何でも教えてくれるところです。 学校はちょっぴりつかれるところです。 学校は先生が親切です。 学校は一番いいところです。 学校は夢があるところです。 学校は宝物があるところです。 学校は勇気をつけられるところです。 学校は私たちのふるさとになるところです。 私はこの詩が大好きです。 みなさんなら「学校は」の後にどんな言葉を入れますか? この詩は、学校は楽しいばかりではないことも言っています。「学校はちょっぴり疲れるところです」という一文です。学校はたくさんの人がともに生活をする場です。当然、その中には自分と相性が合う人もいれば、うまくいかないなと思う人もいるでしょう。それが人の集まりです。うまの合う人ばかりではない集団が普通なのです。その人たちと、どう協力をし、話し合い、折り合いをつけるのかが大切です。だから「ちょっぴり疲れる」のです。「人とつながる」ということはエネルギーがいります。いろいろな個性を持った人が集まり集団を作るからです。クラスでも部活動でもです。でも、その自分と違うたくさんの個性を持った人とつながることは、自分の世界を広げ、自分ができなかったこともその人たちと協働すれば叶う。なんて楽しいことなのでしょう。つながることがどれだけ楽しいことかを学ぶこと、これが学校での大切な学びの一つです。」 これは、京都市のある学校の入学式で、その学校の校長先生が読まれた式辞の一部です。 コロナ禍で人と人とのつながりが薄くなったと言われる今。でも、そんな今だからこそ、自分と違う個性を持った人とつながり、ちょっぴり疲れながらもみんなと協働することで、一人ではできなかったことを成し遂げる楽しさを、改めて感じることができます。私たちはそんな『学校』の素晴らしさを実感できる「太秦中学校」を、みんなの力で一歩ずつ創り上げてきました。 来週は、全校生徒で過ごす最後の1週間です。 この1年間の集大成として、ステキな1週間にしていきましょう。 |
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