最新更新日:2024/05/22 | |
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7月15日 2年文化財に親しむ授業「風神雷神図屏風鑑賞」
みなさん、こんにちは。
先日2年生は、美術の授業の一環で「風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)」の鑑賞会を行いました。講師は、京都国立博物館とNPO法人京都文化協会の方。この授業は,京都にある文化財に興味を持ち,作品の良さや美しさについて学びを深めたり、文化財ソムリエさんとの対話や対話型鑑賞を通して,芸術に親しむ心を養ってほしいと思って企画しています。 持ってきていただいた「風神雷神図屏風」は、実は本物そっくりに作られた複製!『レプリカ』と呼ぶそうです。 「え〜これで複製!本物かと思った〜」 と思うほど、とっても精巧にできています。それもそのはず、この複製は最新のデジタル技術と、京都の職人さんの伝統の技で、時間をかけて作られたもの。 「実物の分身だと思って大切にしてくださいね。」 とおっしゃっていました。 授業では、 ●何が描いてあるか、考えたり ★絵の具について知ったり ★何をしているところか?考えたり ●描いてあるものの位置に注目したり ★画面の外に何がありそうか?考えたり しました。 ★絵の具については 「俵屋宗達さんが生きていた400年前には、当然今のチューブの絵の具なんてありません。ということは、自然のものから作った絵の具を使っています。『きれいな石』や『貝殻』を砕いて粉にし、それに接着剤として『にかわ』を混ぜて絵の具にしています。 そして、背景の金色のところは『金箔』を貼る。こうしてこの絵は描かれています。」 と教えてくださいました。 ★何をしているところ?には A「戦っているところ」 B「殺し合っている」 C「何かを見下して笑ってるところ」 D「雷を起こしている」 E「雷や風を人間に与えている」 ★画面の外に何がありそう?には A「黒い雲」 B「鳥」 C「地上の人間」 D「雷や風がおこった空」 など、豊かな発想で答えていました。 授業の最後におっしゃったのは、 「今日見た『風神雷神図屏風』のように、人が作って長い間大切にされてきたものを『文化財』といいます。この京都には、博物館や美術館、お寺など、文化財に出会えるところがたくさんあります。是非、いろんなところに見に行ってみてください。」 私たちのふるさと・とってもステキな京都の街、一度ゆっくり見て回りたいですね。 |
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