京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/20
本日:count up8
昨日:173
総数:892334
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
学校教育目標:『自ら考え行動し、協働できる生徒の育成』〜つながりを意識した学校〜  目指す生徒像:「周りの意見に耳を傾け、自分の考えを適切に伝えられる生徒」

10月4日 3年平和学習(修学旅行に向けて)

 みなさん、こんにちは。
 3年生は先週、修学旅行で訪問する予定だった松代大本営について学習しました。
 本土決戦の指揮中枢(天皇や皇后の御座所、軍司令部、中央官庁など)を守るためのシェルターとして計画され、進められた松代大本営の地下壕。その地下軍事施設を作るため、集められた日本人や朝鮮人労働者の人たちは、大変過酷な労働を強いられたと言われています。
 その松代大本営についての学習を通して、戦争の裏側にある人権問題。戦争によって、どんなにたくさんの人たちの人権が踏みにじられたのか、を考えました。

 この学習の最後に、次のようなことをみんなで考えました。
 「日本では『火垂るの墓』『はだしのゲン』『さとうきび畑の唄』など、原爆や空襲の恐ろしさや沖縄戦の悲惨さを伝える本や映画があります。このような本や映画からもわかるように、戦争によってつらい思いをした人は、本当にたくさんおられます。戦後76年経った現在、今の社会はすべての人たちが大切にされ、安心して生活できるような社会になっているのでしょうか。今回の学習で感じたこと、考えたことを書きましょう。」

★戦争は、一部の人だけでなく、たくさんの人を苦しめる武器にもなることがわかりました。
★日本人だけが苦しんでいたのではなく、日本人も韓国・朝鮮の人たちにもたくさんつらい思いをさせていたことを知ることができました。
★以前学習した原爆でもそうですが、この松代大本営でも、「誰がどんな目的で作っているのか」をしっかり考えて覚えておかないといけないと思います。
★昔に戻って何かできるわけではない。だから、起こったことをしっかり一人一人が受け止めて生きていくことが大切だと思います。
★今日本は平和な国で、安心して生活できるような社会になっているけれど、安心して暮らせない国もあると思う。今が平和でも、昔あったことを忘れてはいけない。
★もっと一人一人が、人間に、生き物に、自然に、あらゆるものに優しくしなければならない。
★戦争当時の日本はとてもひどいことをしていたんだと思いました。今の日本人は、昔のことを知る必要があると思います。
★社会のあり方に常に疑問の目を向け、間違っていると思ったことは間違っているとその場で正しい態度で伝えることが大切だと思います。
★何があっても愛を注いで守り抜くことで、安心して生活できると思いました。
★私は戦争を経験したり見たりしたわけではありません。そんな現代の私たちにできること、それは戦争のことを忘れず、毎日を生きることだと思います。今は簡単に「今日はだるい」「最悪」とか言ってしまうけど、戦争の時代の人たちは、毎日元気に起きられることが奇跡だったんだと思います。だから、もっと今を大切に、一日を大切に生きることが私たちにできることだと思います。
★戦争は広島の時とかのように、日本人だけが被害にあったように思っていたけれど、韓国や朝鮮の人に苦しい思いをさせていたことを知りました。戦争は命を奪うだけでなく、心も奪ってしまうと思いました。
★平和にするには、自分を大切にして、そして相手を尊重して、相手にも尊重されるようにして生きていくことがとても大切だと思います。

 とても深いところまで考えられた感想ばかりでした。

 戦争というものは、人の命を奪い人の体を傷つけるだけでなく、人の人としての心を奪ってしまうものです。今の平和を守っていくために、過去に起こったこと、起こしてしまったことを知ることが大切ですね。
画像1画像2
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
京都市立太秦中学校
〒616-8167
京都市右京区太秦多藪町14-144
TEL:075-872-0037
FAX:075-872-9003
E-mail: uzumasa-c@edu.city.kyoto.jp