京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/09/20
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学校教育目標:『自ら考え行動し、協働できる生徒の育成』〜つながりを意識した学校〜  目指す生徒像:「周りの意見に耳を傾け、自分の考えを適切に伝えられる生徒」

1月17日に起こったこと

 みなさん、こんにちは。
 昨日がどんな日だったか、ニュースでもやっていたので、みなさん知っていると思います。
 そうです。阪神淡路大震災が起こった日です。
 何年前かわかりますか?
 26年前、午前5時46分のことです。
 あのとき、急な揺れに驚き目が覚めました。
 今でもよく覚えています。
 建物や高速道路の倒壊、火災などが相次ぎ、6434人もの人が亡くなられた大震災。
 この震災の犠牲者を追悼するつどいが、今年もたくさんの場所で行われました。 

 神戸市中央区の公園『東遊園地』では、犠牲者を追悼する灯籠が『1.17』と『がんばろう』という文字の形に並べられ、遺族などが静かに手を合わせて、犠牲者に黙とうをささげられました。兵庫県に緊急事態宣言が出される中、追悼のつどいに訪れた人は去年の3分の1となりましたが、およそ2500人もの人が参加されたそうです。規模は大幅に縮小、時間も短縮、消毒液設置や人の動線を分けるなど、万全の感染防止対策を取りながら、震災の記憶や教訓をつなぐ1日となりました。

 灯籠が形づくる『がんばろう』には、新型コロナの影響で多くの人が不安を抱えて過ごす今の状態と26年前を重ね、復興の原動力となった『がんばろう神戸』の合言葉を参考に、心ひとつに乗り越えようというメッセージが込められています。

 自分でメッセージを書いた紙灯篭を供えた7歳の女の子は、
 「地震で亡くなった人がいっぱいいるから、『じしんにまけないつよいこころをつくろう』と書きました。小学校で地震のことを聞き、いつ起きるか分からないからいろんなことを知っておきたい」
と話していたそうです。
 また、この子の母親は、
 「震災当時、私は小学3年生でした。あのときたまたま無事で、その後出産もできましたが、亡くなられた方のことを思うと胸が痛みます。そうした方々の分まで一生懸命に生きていきたいと思います。震災など自分たちではどうしようもない出来事が起きても、自分の身は自分で守れるよう、子どもたちに伝えていきたいと思います。」
と話しておられました。

 阪神・淡路大震災で8人の児童が亡くなった兵庫県芦屋市の小学校では、児童や遺族らが慰霊碑に黙とうをささげられました。
 26年前の震災で、芦屋市の精道小学校の児童8人と保護者6人が亡くなり、毎年、小学校で追悼式が開かれています。新型コロナの感染が拡大する中、今年も全校児童およそ650人が参加し、感染対策のため6年生は慰霊碑の前で、ほかの学年の児童は教室で黙とうしました。

 この小学校では、1年生だった米津漢之(くにゆき)くんとその妹で幼稚園児だった深理(みり)ちゃんが亡くなり、毎年、児童たちが深理ちゃんが育てていたアサガオの種を『みりちゃんのたね』として植え続けておられます。
 元教諭の竹本さんは、
 「精道小学校では、震災のことをとても丁寧に語り継いできました。でも、みんなが忘れたら消えてしまうかもしれません。これからも、震災のことを何度も考えてほしいと思います。」
と呼びかけられました。
 そして、代表の6年生の児童は、
 「震災について話すことはつらい気持ちになるので、好きではありませんでしたが、経験した人の話を聞いて学ぶうちに、それは言い訳だと痛感しました。伝えなければならない責任があります。」
と話してくれたそうです。

 たくさんの人が犠牲になった阪神淡路大震災。
 私たちにできること、考えてみませんか。
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