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最新更新日:2024/07/03 |
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コンクール・検定募集案内【自分で申し込んでみよう】![]() 【0607版】コンクール・検定募集案内【自分で申し込んでみよう】 皆さんの得意を生かして、コンクールや検定などにチャレンジしてみませんか?添付しているファイルには、様々なジャンルのコンクール(絵画や作文、英語スピーチ、手芸などなど)や検定のHPにリンクするURLを紹介しています。一度見てみてください。もしかすると、自分がトライできるものがあるかもしれません、これから第1回テストが終われば、夏休みまであと少しです。自分の力を試してみる良い機会ですので、やってみようと思ったときには、「自分で申し込んで」トライしてみてください。結果次第では、自分の得意分野としてアピールできますよ。 自分の可能性、ぜひ試してみてください! 【明日からテスト1週間前】勉強に向かうための三つの大切なこと
明日から第1回テスト一週間前です。1年生は初めての定期テスト、緊張するかもしれませんね。2年生や3年生も、それなりに慣れてはいるかもしれませんが、これからの勉強に向かう姿勢も含め、私からアドバイスをしたいと思います。
勉強に向き合うときに、何を大切にするか、「三つの時間を固定する」「足りないことは何か」「得意を増やす」この三つです。 一つ目「三つの時間を固定する」 起きる時間、寝る時間、勉強を始める時間を固定してください。これまで勤務していた学校で、これを自分でコントロールできる人は、安定して勉強の成果が結果に表れていました。そもそも、眠い目をこすって無理やり勉強しても、頭には入りません。テスト前だからと言って、夜更かしして勉強しても、効果はあまり期待できないでしょう。それよりも、寝る時間から起きる時間まで、必ず6時間以上は確保してください。そのほうが、頭がすっきりして、効果的に勉強がはかどります。そのためには、家に帰ってからの勉強を始める時間を決めましょう。これを守って、どれだけできた、できなかったとしても、決まった時間に終われるようにしましょう。 二つ目「足りないことは何か」 勉強を始める時間を決め、決まった時間に終わるようにすると、「もう少しやっといたほうがいいかも」と思う部分がたくさん出てくるようになると思います。その時大切なのが「足りないことは何か」を見極めることです。なんでもかんでもすべて取り組もうとするとパンクしますので、足りないことに優先順位を付けましょう。自分が、この教科の何が足りないか見極めづらいときは、取り組んでわからなかったところ、あるいはその目次のところに赤ペンで印をつけてみましょう。赤色が多いところが苦手なところだとすぐわかります。 一方で、赤が少し多いかな、というところも見えてくるでしょう。まずは自分を知ることが大切です。 三つ目「得意を増やす」 「足りないことは何か」が見えてきたとき、ここで私のやり方です。赤色が多いところにいくら自力で立ち向かっても、それは時間の無駄、と考えます。その時は、素直に先生に教えてもらいましょう。大切なのは、赤色の少し少なめのところに挑戦して、それが確実に理解できるようにすることです。ちなみに、赤色が付いていないところを繰り返し取り組む必要はありません。少し苦手なところにアドバイスをもらいながら挑戦することで、それが理解できれば「得意を増やす」ことにつながります。時間を効率よく使って、自分ができるところを増やしていく、そうすれば、これまでわからなかったところも「あっ、これ、関係あるところやから、わかるかも!?」みたいな感じで、頭の中でするすると一本の糸がつながるように理解ができる時がやってきます。 勉強って、「おもしろい!」と思ったときからが勝負です。そのためには、紹介した三つのことを準備して、勉強に取り組む「構え」を作ることが大切です。ちなみに、テストだけでなく、日ごろのレポートや話合い活動、様々な取り組みが、すべて自分の学びにつながります、粘り強く、自分で何度も修正しながら、学びを積み重ねてくださいね!健闘を祈ります。 ![]() 【明日の修学旅行に向けて】Mission:Common Senseを身に付けろ!![]() ![]() なお、3年生には、今日の結団式でミッションを確認しております。修学旅行のしおりに掲載しておりますので、ぜひご確認ください。また、HPへの写真のアップは、勤務時間内を原則としております。併せてご了承ください。なお、学校からの緊急の連絡は「すぐーる」またはHPにて行います。 明日から3日間、晴天が続く予定です。帽子や熱中症対策をするようご指導よろしくお願いいたします。 【春季総合体育大会】6月は水泳部です!![]() ![]() また、応援やサポートにあたってくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。彼らがパフォーマンスを発揮できたのも、保護者の皆様の助けがあってこそです。 これから夏に向けて、成長が期待できる試合をたくさん見せてもらいました。何より、この学校の気持ちがよいのは、試合会場で応援に来てくれる生徒がいたり、春体壮行会での文化部代表からのエールや美術部作品にあるように、文化系クラブの生徒たちが自分ごとのように応援してくれるところにあります。互いを認め、支えあい、共につかむ成果を、自分たちの糧にして成長してくれることがうれしいです。 春体はこれから水泳部が登場します。定期テストが明けてからになると思いますが、勉強も含めてベストを尽くしてもらえればと思います。みんなで応援しましょう! 憲法講話![]() ![]() ![]() 5月3日は憲法記念日です。この日に先立ち、憲法講話を全校放送でさせてもらいました。皆さん、いかがだったでしょうか?そのあと、人権標語を考えてくれましたね。教室を回らせてもらったとき、とても伝わる表現で書いてくれていた人がたくさんいました。伝えること、伝わること、相手に思いを届けるために、どのように表現すればよいか、それが対話の第一歩です。 【保護者の皆様へ】 上記の通り、全校生徒に向けてお話をさせてもらいました。いかに全文を挙げさせてもらいますので、ぜひご覧ください。ここには多くのスライドが掲載できませんが、示しておりますURLに今日お子たちに示した図がありますので、よろしければご覧ください。 憲法講話 −平等について考える− 令和6年5月2日 皆さんこんにちは。今日は憲法講話ということで「平等」について考えたいと思います。 さて、平等とはどのような意味か、みなさんご存じですか?平等とは、かたよりや差別が無く、みな等しいこと。また、そのさまを表します。日本国憲法ではすべて国民は法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分、または門地により政治的、経済的または社会的関係において差別されないとされています。では、これからいくつかの図を見比べながら、平等について具体的に考えてみましょう。 次の左右2つの図を見てみましょう。この2つの図には共通していることがあります。皆さんわかりますか?そう、野球観戦をしている3人の人がいます。そして、その人々は身長が高い人、中くらいの人、低い人です。そして、それぞれの人の前には、同じ高さの壁が建っています。 では、今度は2つの図の中で異なっていることは何ですか?見つかりましたか?一つ目の異なっていることは、彼らの足元に木箱があるかどうかです。左の図では、3人の足元に木箱が一つずつ置かれ、彼らはその上に乗っています。一方で、右の図では、3人のうち、身長が高い人の足元には木箱はなく、身長が中くらいの人の足元には木箱が1つ、身長が低い人の足元には2つおかれています。もう一つの異なっていることは、左の図では、身長の高い人と、中くらいの人は、壁よりも顔の位置が高く、野球を見ることができていますが、身長の低い人は壁よりも顔の位置が低く、野球を見ることができません。一方で、右の図では、三人の顔の位置がそれぞれ壁よりも高く、野球を観戦することができています。 実は、この2つの図、それぞれ平等を表しています。左の図での平等、そして右での図の平等、いったいどの点が平等なのか、みなさんわかりますか?30秒ほど取りますので、同じ班の人同士で話して、左の図における平等は何か、右の図における平等は何かを確認してみましょう。 ありがとうございました。それでは、確認してみましょう。 左の図における平等とは、野球を見ようとしている3人の人々が、それぞれ同じ一つの木箱の上に乗っていることです。一方で、右の図では、3人が乗っている木箱の数は異なりますが、3人とも顔の位置が同じ高さで壁を乗り越えています。 実は、左の図では、野球を観戦するために、3人の身長の高さに関わらず同じチャンスが与えられているのです。言い換えれば同じ数の木箱に乗ることで条件は同じである、という平等、これを機会の平等といいます。一方で、右の図では、野球を観戦するために、それぞれが乗る木箱の数が異なりますが、結果として3人とも同じ高さで壁の上の位置に顔があり、野球を見ることができているという平等、これを結果の平等といいます。 この場合、どちらの平等が大切かは、一目瞭然です。チャンスが平等に与えられていても、結果的にみんなが野球を見ることができなければ、平等とはいえないでしょう。それぞれの個性に合わせて、その困りを解決するための手立てがあるからこそ、みんなが安心して暮らすことができるというわけです。でも、本当なら、この壁が何とかなればいいですよね。 例えば、この図のように、壁がフェンスに変われば、困りを解消するための木箱がなくても、みんな野球を観戦することができます。このように、みんなにとっての壁をなくすことを何というか知っていますか?その通り、「バリアフリー」ですね!バリアとは、障壁、まさに壁のこと。そしてそれを取り払い、困りを開放することをフリー、自由にするといいます。バリアフリーについては、様々な公共の場で整備されつつありますが、まだまだ十分とは言えません。また、様々な施設がバリアフリー化されたとしても、私たちの心の中のバリアフリーがなければ、困りを抱えた人にとって、それは越えがたい壁として、日々悩み続けねばならないでしょう。自分にとっての個性が尊重され、それに伴う悩みから解放されたとき、本当の意味での平等が実現されると私は思います。 一方で、体育大会や部活動の試合や、吹奏楽や美術のコンクールのように、同じルールに則って自分たちの技や力、アイデアを競うときに、いくら平等が大切とはいえ、みんな結果は同じです、といわれれば、みなさんどのように感じますか?これまでの努力に対しての評価ですから、勝負がかかった場面では、やはり結果を求めて競争するからこそ、素晴らしい成果が生まれ、時に見ている人の心を揺さぶることもあります。大切なのは、いま求められる平等とは何か、様々な人の立場に立って、それを考え続ける私たちの心の持ち方です。 いまの自分にはできるけれど、どうしてもうまくいかない人がいるかもしれない。それを一緒に乗り越えるには、どうすればよいのか。一緒に取り組む中で、自分がもうひと踏ん張りすれば、うまくいくかもしれないなら、その一歩を力を借りてでも挑戦してみたい。結果はうまくいかなかったかもしれないけれど、一緒に取り組んだことで見えてきた世界がある。 時に立場を変えて相手のことを考え、お互いのことを知り、お互いのことを尊重しながら、お互いが納得する答えを見つけていくことこそ、今この時すべての人々が安心して暮らせる社会の実現につながります。いま求められる平等を考え、解決するのは私たち自身です。 そのためにも、粘り強く対話を重ねること、それで互いに納得できるきまりができたなら、まずはそれに取り組んでみることが大切です。ただし、そのきまりも絶対ではありません。実際に取り組んでみて、やっぱりうまくいかないな、と感じたときは、そのきまりを粘り強く見直すことが大切です。今の学校生活に困ったことがあるのなら安心して相談できるように、一方で、一所懸命に取り組めば得難い経験を得られるように、このきまりを創造するのは生徒の皆さん、皆さん自身です。だからこそ、話し合える技術をもっともっと磨いてください。相手の立場に立って考え行動できる力を身に付けてください。6月には生徒総会が行われますが、それに向けての議論、期待しています。自分と同じような困りを抱える人が少しでも安心して暮らせるように。 最後にまとめます。 「平等とは与えられるものではなく創るもの」 ご清聴ありがとうございました。担任の先生方、この後よろしくお願いいたします。
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