最新更新日:2024/05/31 | |
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雨の”穀雨”・・・
朝からシトシトと雨の降るうっとうしい天気です。グランドの水たまりが目立ち、長い間楽しませてくれた桜の花びらが地面に落ち、歩道はピンクのじゅうたんが敷き詰められたようです。
今日は「二十四節気」の「穀雨(こくう)」です。「穀雨」とは、「雨が降って百穀を潤す」という意味からきている言葉で、この時期はやわらかい春雨が降る日が多くなります。しとしとと降る雨は、気が重くなりがちですが、穀物が生長するために必要な雨です。つまりは私たちが生きるためにも必要な恵みの雨でもあるのですね。そう思うと元気がでます。 ところ変わってイギリスにも、「4月の天気は雨と日光がともに降り注ぐ(April weather,rain and sunshine both together)」ということわざがあるそうです。この季節雨が多いのは洋の東西同じなのですね。 この雨が5月の新緑を美しくするのかもしれません。もう”夏”の訪れが間近?です。 桜の花は何色ですか?
今年は、気温の低さと天候不順のため、桜の開花が例年よりも遅く、今でも各地で満開の桜を見ることができます。「桜の花はピンク(桜)色」というのが常識と思われがちですが、桜には様々な種類があります。
桜は、バラ科サクラ属の植物のうち、ウメ、モモ、アンズなどを除いた総称であり、一般にはサクラ亜属に属するものを指します。日本で最も良く知られている花の一つです。春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせ、日本人では古代から親しまれています。そんなことは良く知っていることとと思います。でも、日本には固有種・交配種を含め600種以上の品種が自生しているそうです。 中京区の木屋町通蛸薬師角に「元立誠小学校」があります。市内の中心部の学校は、子どもの数が少ないため、統合が繰り返され、この小学校も廃校となり、現在は近隣の学校の放課後の部活動や地域の催しに使われています。幕末の志士として有名な坂本龍馬の出身の土佐(高知)の京都屋敷「土佐藩邸」のあったところでも知られています。 この北東の角に「御衣黄桜(ぎょいこうざくら)」と名札が張られた桜の木があります。この桜は、四月下旬ごろより咲き始め、花びらは開花につれてわずかではあるが、緑⇒黄⇒ピンクへと色を変えていきます。そして、やがて花ごとポトリと落ちるというそんな珍しい桜です。先日見学に行くと、満開の花を咲かせていました。隣に咲いているピンク色の桜と比べてみると、その色の違いがよくわかるのではと思います。 「桜の花は何色ですか?」という質問に、多くの人は「ソメイヨシノ」を連想して「ピンク色,桃色」と答えるのではないでしょうか。でも、国内でも600種類もある桜なのですから、その中には「緑色」「黄色」などの花びらがあるのです。桜は日本人が最も好きな花の一つと言われています。でもその中にも少しずつ個性があります。中学生の皆さんも同じですね。常識にとらわれず、現実をしっかりと見つめ、一人一人の個性を大切にしてほしいと思います。 京都市内では、他にも「御室仁和寺」「平野神社」「府立植物園」でこの桜が見られます。今週末の雨で散り始めるかも知れんませんが、機会があればぜひ一度見て欲しいと思います。 |
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