幼稚園日記

お茶体験が始まりました

公開日
2013/05/14
更新日
2013/05/14

園長室より

今日から,年長組さんのお茶体験が始まりました。預かり保育の時間に,地域の方にお世話になってお茶体験をさせていただくのです。今日はすみれ組の日でした。

8人ずつが一席に入りました。和室に入るとまずは床の間の前で正座することから始まりました。正座をした姿勢で,男の子は拳を握ってグーの形に置き,女の子は手を開いたまま置きます。そしてそのまま滑らせて畳の上に三角形の形に手を置いてお辞儀をしました。4人の先生お一人お一人に「よろしくお願いします」のご挨拶をして,いよいよ始まっていきます。

だんだん子どもたちにとって,初めてのことがたくさんになってきます。床の間のお軸やお花を拝見します。お軸には「芽ぶき」とかかれています。お花は鳴子ユリや撫子・一人静などのお花です。お軸もお花も季節のものです。

正座から立ち上がって歩く所作を教えてもらったのですが,これがなかなか難しかったようです。正座からつま先を立ててその上にお尻を下ろした状態から,左足を立てて立ち上る・・・。一連の動作なので慣れてしまうとできるのですが,初めてではなかなか分かりづらいようで「???」の子どもたちでしたが,それでも見よう見真似で頑張っていました。

「畳のヘリを踏まずに歩く」と教えてもらったのはよかったのですが,ヘリを踏まないようにと一足に大またで畳をまたいだり,跳び歩きのようになってしまったり,歩幅が合わずに一歩を踏み出すのを躊躇していたりという姿でした。畳のへりを踏まずに歩くということも今の時代,お家ではなかなかしにくくなっているのだろうなと思いました。

お隣の人に「お先です」と言いながらお菓子(金平糖)をいただくこと,お茶碗の模様を避けてお茶をいただくことなど本当にいろいろ子どもたちにとって新しいことが目白押しでした。

このお茶体験を通して,子どもたちはいろいろな所作や作法を学びますが,そのことだけに限らず,非日常的な時間を過ごす中で,心地よい緊張感を味わうこと,心を落ち着ける時間をもつこと,季節感(お軸・お花・お茶碗・お菓子などを通して)を味わうこと,感謝の気持ちをもつことなど様々なことを学ぶことができます。

幼児期に地域のいろいろな方のご協力により,いろいろな伝統文化に触れる体験を積み重ねられるこのもえぎ幼稚園の取組を今後も大事にしていきたいと思いますし,地域の方のご協力に心より感謝をしたいと思っています。有難うございます。

子どもたちが幼児期にいろいろな伝統文化に触れる体験をすることが,成長していく中でさらに伝統文化に興味や関心をもち,深めたいと思い自分で体験を重ねていってもらえれば嬉しいなと思います。そしてゆくゆくは伝統文化を担って受け継いでいってもらえればと思ったりもします。

今日からスタートしたお茶体験。1学期葉本当に基本的な所作や作法を教えていただきます。2学期になるとライオンズクラブの方々にお世話になり,少し本格的にお茶体験をすることになります。そして2月末頃には,保護者の皆様をお招きして親子お茶会が催されます。これから様々に体験を重ねる中で,所作や作法もスムーズになり,保護者の皆様をおもてなしすることができるようになっていきます。子どもたちのこれからを楽しみにしていきたいと思っています。