校長室だより 6月号
- 公開日
- 2013/06/03
- 更新日
- 2013/06/03
校長室から
6月になりました。今年は,平年より随分早く梅雨入りしました。サクラもハナミズキも例年より開花が早かったような気がします。本校の敷地内にシャガの花がたくさん咲くのですが,これも例年より早く咲きました。
シャガの花を見ると,思い出すことがあります。子どもの頃住んでいた家の庭にシャガの花が咲いていました。これは私の祖父が大事にしていた花でした。「おじいちゃんのシャガは切ってはだめ。」と言われ,きれいに咲いていても,切り花にして花瓶にさすことは絶対できない花でした。ある日,遠足のお弁当を作ってくれた母が,シャガの葉を使ってバランを作り,お弁当の色どりに添えてくれたのです。今のようにプラスチックでできた人工のバランなど売っていないころです。「おじいちゃんには内緒」といってシャガの葉で作ったバランでとてもおいしそうなお弁当が出来上がりました。後日,祖父の耳にも入りましたが、決して「大事なシャガを使った」と怒ることはありませんでした。
シャガを見るたびに,祖父や母の子育てへの思いを,何年たってもしみじみ感じます。
私たちは,今の子ども達に,そんな思い出を紡ぐことをしているのだろうかとふと思う今日この頃です。